共働きの現実 ー泊まり出張と子供の高熱はなぜ重なるのでしょうかー

前回のブログで東京に出張したことを報告しました。

出張が決まった1か月前より、私はこの日を楽しみにしておりました。

子供を置いて不謹慎な!
と思われる方。
大変、失礼しました。

でも、これは正直な話なのです。

毎日、朝は1人で2人の子供を送り出し、夜も夫が帰ってくるまで対応。
1歳の次男はイヤイヤ期にさしかかり、3歳の長男は自由人度が半端なく濃くなっています。

2人とも可愛い盛りですが、まだまだ大変盛り。

私も疲れて、1日くらいどこかに逃げ出したくなる時も。
でもそんなの無理。

逃げ出す?

そうです!
宿泊出張は、
『仕事という大義名分を使って、日常から逃げ出す少ない機会』
でもある。

専業主婦の友達に、
「出張とかもしてて、すごいね。」
と言われますが、必ず私が返す言葉。

「あなたの方がすごい!」

子供と一日一緒にいて、クタクタになっても一緒にいなくちゃいけなくて・・もう私からすると、神です。

オーマイゴットです。

・・話がだいぶそれましたね。

 

さて、出張当日の朝4時。

長男がゴソゴソ、私を起こしまた。

長男「牛乳が飲みたい」

私「分かった。」

珍しいなぁ。と思いながら、息子の頭に手をやると、

熱い。

かなりの高熱。

牛乳を飲ませた後、os1も勧めてみる。あんまり飲みたくないよう。

クターとしている息子。

まずい。

夫を起こし、今日、彼が休んでもらわないと困ることを話す。

当初の予定は、

朝7時:夫が保育園に子供達を送り届ける→そのまま車で出社

夕方6時:母が保育園に迎えにいく(バスorタクシー)

*夫は車で帰宅(保育園の時間にはまに合わず)。

 

状況が変わりました。

母は夕方から手伝いに来てくれますが、それまで夫がみないといけない。

グズル夫。

夫のグズリくらいでは、ビクともしない私。休んでもらえるよう交渉。

ただ、以前、高熱でひきつけを起こして救急に搬送されたこともあるので、とっても気になります。

大丈夫かな・・

後ろ髪をひかれながら、5時台には家を出て東京へ。

この日の東京は、朝から曇天でした。

予定通り現地に着き、業務を遂行。

訪問先に欲しかった情報や手法を教えてもらい、来てよかったと安堵する。

合間を縫って、行きたかった場所、『清澄白河』周辺でランチ。

ランチ時間は夫とずっとライン。

子供の辛そうな写真が送られてくる。
見てられなくて、ラインで電話。

楽しみにしていたカフェも何か感動が薄い。

今度は子供と一緒に食べに来よう・・大丈夫、元気になるよ。

自分に言いきかせる。

出張先に戻り、夕方まで仕事。

引き続き、情報収集。

現地に来ないと得られない部分もあり、仕事としてはやはり収穫大。

 

ホテルまで気持ちを紛らすために歩く。

景色が綺麗な景色があったので、それをバックにテレビ電話。

ちょっとしんどそうな息子。
でも、元気だと強がっている。

あぁ、帰りたいな。

ホテルと明日夜の新幹線、パックで予約しているけど、会社に言って帰らせてもらおうかな。

不忍池がセンチメンタルを助長する。

いやいや、自分で決めた道、頑張る、踏ん張る、やり遂げるんだ・・

 

夫「久々の1人ご飯だし、楽しんでおいで。」

電話で言われ、夜の浅草を散策。

ずっと前にテレビでみたホッピー通り。

1人で散策するならココと考えていたのに・・実際来ても、気持ちは沈んだまま。

ちょっと食べて、ホテルに帰る。

夫ライン「体調良かったんだけど、急に元気がなくなった。座薬入れました。」

えっ。

滅多に座薬入れないのに・・よっぽど悪いんだ。

帰っても何にもできないかもしれないけど、そばにいたい。

えーーーん。

なんで、働いているんだろ。

私、何やってるんだろ。

子供のそばにいたい。

 

夜、涙が出てきました。

 
出張、やめておけば良かったかな。
 
 

次の朝、息子の様子を電話で聞く。

  • まだ体温は下がり切っていないが、全身状態は良好
  • 機嫌良し
  • 母が仕事を休んで看護してくれる

とのこと。

母よ、本当にありがとう。

夕方まで仕事をし、関西に帰ってきました。

 
駅まで母と長男が迎えに来てくれ、私に抱きつきました。

耳元で、小さく言われました。
「お母さん、おかえり。大好き。」

 
働くっていろいろある。

土日、子供と思いっきりあそんで、ずっと一緒にいて、いっぱい笑いました。
熱も下がり、元気な様子。

何もなかったように、また週明けから働く自分がいるんだろうな。

喉元過ぎれば熱さを忘れる。
ケロッとしている私がいるんだ。

それってどうなんだろ。
深く突っ込まないまま、また日常に紛れるのかな。

でも、
言い忘れないようにしておこう。

息子達に向かって、
「何があっても、お母さんは貴方達が大好き。宝物です。」
と連呼。

「もう分かったよ~」

と言われるまで言い、抱きしめ続けました。

まだもう少し、ゆっくりでもいいから、『共働き』という道を走ろうと思います。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

10数年前の入社当時は、バリバリ系(自称)を目指してヒジ張って働いていました。 メディアに紹介され、優秀な女性として会社の重要ポストに・・と本気で考えていました。 現実は全く違い、自分の中で上々の結果だと思っても平凡な評価。現実と理想の違いに悶々とする日々。 結婚、自らの転勤、DINKSを経て、待望の子供を出産。 2回の育休を取得し、現在4歳、6歳の育児中。 もうすぐ3人目の出産を控える。 約50平米、賃貸マンションを何とか快適にと模索の日々。 夫婦共に技術系総合職、 お互いの実家は遠方(完全核家族)、 バタバタの育児、 主人は早朝(繁忙期は5時)に出社、 夫婦共に遠出の出張も・・ どこまでいけるか奮闘中の共働家、ともばたけ!