前回からの続き。
第1話:0歳息子、入院です
第2話:突然の入院、足りない人手
上の子達が心配なので、お家に帰りたいと訴える私に、
「6歳なのに我慢できないんですか?」
若い医師からの投げかけ。
私が はるな愛なら、
「いうよね~~」
とほほ笑んでいたと思いますが、顔はちゃんとひきつっていました。
****************
昨年の春、同期数人で食事に行きました。
独身貴族の同期(男性)に、
「ぽにって、もう子供5歳・3歳だよね?一番大変な時は過ぎたでしょ。辞め時を逃したからもう働くしかないよね~」
と言われました。
その時は飲みの席だったので、子供のことよりも違う話題に移したくて、話を適当に逸らしました。

でも、心のどこかで思っていました。
いやいや、
辞め時は、どうやら今からのようやで
少なくとも子供達が保育園の時は働き時!
な気がします。
渦中にいた頃は、そんなこと思う余裕すらありませんでしたが。
子供達が1-2歳の時は、時短を取りながらも適宜残業申請をし、泊まり出張ありで、ガンガン働いていました。
夫も2-3か月に1回、国内外に出張。
両家遠方、ワンオペ度高めで、どうやって暮らしていたのでしょう・・今となっては記憶がない。
私にとっては、超絶大変過ぎて、
早く大きくなってくれ~~
大きくなったらラクになるハズ~~
でも、心のどこかで、『働くのは、今しかない』とも思っており、
来る【小1の壁】にガクブルしていました。
いざ、長男が小学生になると、
「大変」のステージが違うことにビックリしています
当たり前だけど、保育園が神対応だったことにも気が付きます。
子供へのケアも手薄になる。
保育ではなく、モロ教育現場なので、致し方ないのですが。
- 早朝の預かり先はない
- 学童の延長時間は限られている
- 学童に入っているのは低学年が主(今後、どうすんだ?)
まだまだ書きたいことはありますが、大きく脱線しそうなので自粛します(汗)。
要するに、『小学生はなかなか大変』。
そして、当事者になってみないと分からない。
私自身も、子供が幼い時は、どこかで『大きくなったらラクになる』って思ってたもん。
小学生って、0歳や1歳と比べると断然大きくて、いろんなこと自分で出来る。
ある程度任せてもいいんじゃないの~って。
何なら親が長期間離れていても、何とかなるんちゃう?
くらい。
甘かった!!
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若い医師「病室も空いてますし、よかったらもう少し入院しませんか?」
彼はよかれと思って言ってくれています。
そう、小学生のホントのトコロは、分からない。
コロナで入学式もままならず、再開したと思ったら連日6時間授業、ソーシャルディスタンスのため私語禁止。
給食は、前を向いて黙々と食べる。
誰とも話さずに終わる一日や大量の宿題・・
増えない友達・・
ピカピカだったはずの1年生は、どこへやら。
通常だったらそのまま入院させてもらいますが、
今はコロナで小1兄のケアが必要なことを伝えました。
お互いマスクをしているから、相手の表情が良く分からない。
どうだろ・・伝わっただろうか。
若い医師「検査結果次第ですが、僕も上司と相談してきます。」
ありがとうございます。
医師が去って、3分も経たないうちに、
ドタドタ足音が聞こえてきます。
女性医師「お母さん、ちょっとカーテン開けていいですか?」
どうぞどうぞ。
女性医師「お兄ちゃんの話、聞きました。お母さん、帰ろう!数値も良くなってるし、今から経口のお薬に切り替えよう。」
ありがとうございます。
いや、帰った方がいいよ。帰ろう帰ろう。
女性医師は独り言を言いながら、ひょいと三男を抱き上げ、「点滴もぬいて、ちょっと様子をみましょう。母乳も飲めてますもんね。」と別室に連れて行きました。
数時間後、
私は自宅に帰ってきました。
学童や保育園から帰ってきた上の子達と笑顔で抱き合いました。
久々の賑やかなお兄ちゃん達に三男はギャン泣きでしたが・・何とか経口投薬も上手くいっています。
たくましく育ってくれ。
今回、入院になり、自分がまだまだ綱渡り状態だと自覚しました。
再来週より復帰ですが、夫とよく話し合い、我が家なりの落としどころを模索します。
さて、子育てモードに傾いている私に、
昨日電話がかかってきました。
次回はバチン!と、目の前で手を叩かれるようなお話をお伝えします。


退院できて、本当によかった・・
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