忘れもしません。
昨年12月26日午後11時。
子供を寝かしつけ、夫婦でパソコンに向かう。
2人とも神妙な面持ち。
視力の低い主人は眉間に深いしわをよせておりました。
スクロール・・
スクロール・・
何を見ているのか?
『ふるさと納税』
某有名サイトを開いて、これにしようかあれにしようかと思案。
人生初のふるさと納税のため、ビビりの私はその他にもあれこれ調べました。
育児休暇だった人は要注意のようです。
・育休期間は自身に所得がないため納税者対象ではない
・働いている主人名義で手続きを行わないとややこしいことになる
・クレジットカード払いやもろもろも主人で
ふむふむ。
数学や数字を見ることはは比較的得意ですが、制度や行政について全く無知な私。
不安な点は全て、インターネット先生よりご教授頂きました(素晴らしいサイト多数、感謝しております)。
あとは手続きするのみ。
2016年の寄付は12月いっぱいまで。
焦る夫婦。
スクロール・・
スクロール・・
発注したい市町村がほぼ確定しました。
初めての今回は、
北海道〇〇町
1万円の『乳製品詰め合わせ』
群馬県〇〇村
3万円の『すきやきセット』
をまず申し込んでみよう。
某有名サイトに個人情報を打ち込む。
「私でもできた~」とCMで流れていた。
大丈夫。
いけるはず。
手続きを進める。
少しサイトが遅い。
混雑しているのかな?
『すきやきセット』を頼む際に、ページが少しフリーズ。
おや?
大丈夫か?
【クレジットカード情報を入れてください】
と表示が。
戻って情報を入れる。
さっき入れてなかったっけ…
『すきやきセット』の画面に帰り、寄付完了!
よしよし。
同じ手順で『乳製品詰め合わせ』を購入。
よしよし。
マイページのような場所に戻り、寄付状況をみてみる。
なんと、
【3万円×2= 6万円 完了】
との表示。
えっ、してませんし。
どういうこと?
焦る私。
主人「あぁ、バグったんだよ。年末だから申し込みも殺到してるからねーしょうがないよ。2件寄付しようか。」
いやいやいや。
サイトがバグったミスだが、3万円と6万円では全然違う。
乳製品も足したら7万円だし!
はっきり言って困る。
2件同じ市町村に寄付しても、お品は1つしかもらえないとインターネット先生が仰っていたし。
慌ててググりまくる。
【ふるさと納税 キャンセル】
インターネット先生いわく、
❶ふるさと納税は、寄付なので基本キャンセルはできない
❷何かあった際は、申し込んだ市町村に相談しろ
御意。
何かとドンと構えている主人は、ガーガー寝てしまいました。
私は1人焦る。
しまった・・
混んでいる時期に慌てるのではなかった・・
後悔が押し寄せます。
チキンな私は、ほとんど眠れず朝を迎えました。
出社し、休憩時間、先輩に相談。
「おおーー!〇〇さん(私)、6万円も寄付する太っ腹になったかー」
と大笑いする先輩。
私の半泣きを笑い飛ばしてくれたので、少し気が楽になりました。
そのまま6万円払った市町村の担当者に電話。
状況を全て説明しました。
担当者「それは大変でしたね。それでは、1件はキャンセルとして処理致します。」
おおおーーーー!!
数時間後、某サイトのマイページも【3万円×1完了】に変更されていました。
何かと失敗した初ふるさと納税のお品が届きました。
素晴らしいお肉、新鮮なお野菜!!
この市町村の担当者は、電話でも『神』対応でした。
「某有名サイトにも、私が連絡しておきますので、ご安心を」
と言ってくれました。
すきやき、最高に美味しかったです!!
2017年もここに寄付しようと思います。
そして、いつか、この市町村に遊びに行こうと考えています。
眠れないほど、失敗した…と焦った今回。
初めてのことをする時には、余裕を持って慎重にすべき。
・・迂闊でした。
でも、このシステムは面白い。
こんな街があるんだ〜
なんて読むんだろう〜
自分の国でもまだまだ知らないことが沢山。
特に、食べ物が充実!
どの市町村にも名産があるなんて凄い!!
日本だからこそできるワザかも。
世界でも、トップクラスのグルメ国ですもんね。
とにかく、
ふるさと納税、万歳!!