10年ほど前の話だったでしょうか
うろ覚えで申し訳ないのですが、
大阪の公立高校、主に進学校において『家庭科』の授業時間が少なく問題になったことがありました。
家庭科の教員である親しい友人より、他の高校にヘルプに行った。
何なら引っ切りなしにオファーがあるという話を聞きました。
『家庭科』よりも『英語』などの受験に必要な科目を優先させたい学校の方針は分からなくもないです。
私自身も、自分の受験科目以外は捨てようとした高3の記憶がございます・・(先生、ごめんね)
でも、そのツケみたいなものが、
高校卒業して20年近く経った頃、
現れるのかもしれません。
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前回、旦那にキレたお話をアップしました。
【ともばたけ】【わたしのこと】
なんと、いつもの倍近くのアクセスがございました。
皆さま、共感して下さいまして感謝申し上げます。
これは続きをアップせねば、不義理になってしまいます。
そして、温かいコメント…お返事が遅くなって申し訳ないのですが、しばしお待ちください。
旦那からのお土産です。センスの良いモノを頼む・・と何度も繰り返していたら、今回意外とシャレておりました。
私達は夫婦共に英会話が不得意。
正直、夫のカフェでのレッスンが羨ましい。
できれば、私もネイティブと英会話がしたい。
ただ、彼は専門外の会議にも出て、ディスカッションや交渉をするようで・・
今のところ国内完結の私よりも彼を優先。
くっーー。
毎週、英会話のために急いで帰ってくる旦那にご飯を食べさせて、送り出す。
子供達とバタバタ過ごし、お風呂に入って生活を整え、寝かし付けの最中に、起こしに来たのかというタイミングで帰ってきます(ムキーー!)。
さて。
その言葉は、子供達が寝た後に放たれました
海外出張から帰宅して数日。
何となく、時差ボケが直らないような旦那。
まぁ、不得意な英語を使っての研究セッション。
ストレスだよねぇ。確かに。
眠れてる?と聞いた私。
「うーん。今日は大丈夫かな。
昨日はさぁ、夜中に3時間くらい眠れなくて。
起きて、英語の勉強しててん。頑張ってるやろ?」
・・・
はぁ?
起きて、勉強してただと?
ブチン。
私の中の何かが切れました。
お気付きの方も多数おられると思います。
もしかしたら男性はこの一連の流れで妻が激高した点は分からないかもしれないですね。
妻なら、3時間自由な時間があれば家事や子供逹のことを少しでも進めます。
もちろん、気分転換にも捧げるかもしれませんが、やっぱり家族のために少しは動かないと後で自分もしんどくなる。
一方で、子供から、「3時間勉強してたんだ。エライ?」と聞かれると私はスゲー!と褒めちぎったでしょう。
ただ、私はあなたのお母さんではない
そして、あなたも受験を控えた高校生でもない。
親です。
共働きの父親です。
少なくともあなたに家庭内で求めていることは、英語の勉強ではない。
家のことを少しでもして頂きたい。
常備菜作っててなんて高度なことは言いません。
いつも洗濯物を畳んだり、食洗機に食器を入れて後片付けをしてくれているのも知ってます。
超亭主関白だったあなたが、それなりに変貌してくれたのも分かります。
でもね。
できれば、その3時間の数分だけでも、いつもしない家事、トイレ掃除とか、洗面所のお掃除とかに注意を向けて欲しかった。
妻は、家では極力お母さんな面を優先します。
したい英語学習は、会社のお昼休みに15分間だけ。
お家では今のところ我慢。
旦那はいつでも切り替えなし。
家でもサラリーマンが通用すると思っています。
そして、勉強すれば褒められる、何なら英語を勉強すれば妻が喜ぶとでも思っている。
違うわい!
家庭科じゃ!!どっちかって言うと。
まぁ、家庭科と決めつけるのは乱暴ですが・・とにかく、お家に目を向けて!!
何だか悲しくなり、そしてイライラ。
あかん!ムカつく!!
旦那を揺り起こして、半泣きになりながら、一連の流れを説明。
旦那、フリーズ。
始めこそ、なぜ怒られているか分からなかったようですが、私の必死の説明を理解。
・・・
ごめんなさい。
ぐうの音も出ないと。
・・ゴメン。
「じゃあ、俺はどうしたらよかったの?」
改善する気はあるようだ。
どうしたら良かったって?
だから、たまたま眠れなかったのなら、ちょっとだけでいいから、妻の負担が減るように行動する。
トイレ掃除や窓拭きでもええねん。ちょっとでええねん。
私は嬉しいよ。
旦那、ふむふむ。
「他には?」
えっ?
それだけやけど。
まぁ、しいて言うなら。
ケーキとか買ってきて。クラブハリエの。
旦那「えっ?お店も指定なの?」
いや、前にもケーキ買って来て欲しいっておねだりしたら、コンビニで買ってきたやん?
そういう想像力が足りないのもほんまにやめて。
クラブハリエとか、アンリシャルパンティエとか。
旦那「えっ?何?」
もう、そんな感じの!
妻が明らかに喜ぶ、ええ感じのケーキにして!!
最後は何だか泣きながら、ケーキをおねだりするという下りで眠りにつきました。
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幼少期からの刷り込みって、なかなかのもの。
旦那は3人兄弟の末っ子。
自営業を営む家庭で育ちました。
祖父母も同居で、一切の家事はお母さんとおばあちゃんがしてくれたと話します。
そして、勉強をしていると大変喜ばれたようです。
旦那のご家庭を責める気もないですし、極々普通の昭和の一般家庭。
その勉強し易い環境だからこそ、彼は就きたかった職業、研究職につけたのかもしれません。
そして、旦那と私が営む今の4人家族は、極々普通の現代の一般家庭。
でも、ここ30年くらいで、普通と呼ばれる一般家庭も、一昔前とは異なる環境になってきました。
お父さんに求められるお家での行動は、彼らが幼少期に過ごしてきた父親のそれとは全く異なります。
まだまだ未熟な私達の家庭。
どうしていけば良いか、模索の日々。
家庭科の授業が今一度必要なのは、
現代の核家族、
私達家族かもしれません。
2回に渡り、引っ張ってしまって申し訳ございません。クリックを頂きますと更新の励みにします。いつもありがとうございます。
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