突然の英語プレゼン依頼!?
ある日、私のチャットに、まさかのメッセージが届きました。
『ぽにさんの開発中の技術を、国際会議で発表してもらえませんか。
国際といっても、わりと小規模なイベントです。
もちろん、パテントに関わる秘匿部分は省いてください。
関連会社の方にも知ってもらいたいので。
あっ、もちろん英語で。』
なーーーーにーーーー!!!
クールポコ並みに叫びました。
よりによって英語。よりによってプレゼン。
しかも「国際」て。どこが“小規模”なんでしょう。
AI翻訳に頼りきりの女に、まさかの試練
マズイ。非常にマズイ。
だって私、英語が本気で苦手なんです。
最近は、論文を読むときもコーパイロット先生やChatGPT先生に放り込んで、
秒速で日本語に変換。便利な時代になりましたよね。
でもね、こういう「頼むわ、英語で。できるっしょ?」案件、
ほんと増えてるんです。
なぜか?
それは、日本の人口が減っていて、メーカー各社が海外市場を狙ってるから。
AI翻訳が進化したとはいえ、実際はまだまだ人間の英語力が求められます。
で、私のように「できません!」と言っても「いやいや、君しかこの分野をプレゼンできる人はいないから・・」と返したお鉢はちゃーんと回ってくる。
その波に飲み込まれるのです。
2年続けてるのに…出川イングリッシュから抜け出せない
とはいえ、努力はしてるんですよ。
この2年間、ネイティブキャンプで毎日25分、英会話を継続中。
……でも現実は、出川イングリッシュです。
先生はとても優しくて、
「Great!」「You’re doing amazing!」と褒めてくれる。
文法グチャグチャでも、単語だけでも、
「参加しただけエライ!」って言ってくれる。
結果、全く上達しない。
でも、やらないよりマシ。
そう自分に言い聞かせて、昼休みの25分を英語に捧げています。
地獄の1か月、朝昼晩の音読トレーニング
与えられた準備期間は、わずか1か月。
まずは日本語で資料を作成し、上席にチェックしてもらいます。
機密情報が含まれていないか、場合によっては法務部も巻き込み。
ゴーサインが出たら、次は練習あるのみ!
といってもこの1か月、実験や他のことが忙しすぎて、仕事中に練習する隙はない。
台本丸暗記したくても、能力低くて無理なので、
昼休みに、とにかく音読。
「この単語、発音しにくい…」
「この言い回し、ネイティブ的に変じゃない?」
「まぁ、伝わればいいか。」
そんな葛藤を繰り返しながら、ひたすら練習。
そして運命の当日——小規模って言ったよね?
そして迎えた当日。
緊張でお腹が痛い。
「まぁ小規模って言ってたし、30人くらいかな」
なんて油断してたら——
会場、パンパン。人、多すぎ。
えっ、聞いてない。
スーツ姿の外国人がズラリ。
なんかライトも心なしかいつもと違うんだけど!?そして、海外の支部にリアルタイムで繋がっているんですとー!
心の中で、再びクールポコ降臨。
「なーーーにーーーー!!!」
やっちまったな!
続きます。
次回、更なるピンチが訪れます。つづき~のポチにグッときます。




