私は広いお家に憧れています。
お庭があって、ガーデニングなんてしちゃって、奥にはデーン!と大きなお家があって、家族や友人も頻繁に来てくれて・・
幼い頃、住宅情報のチラシを隅々まで見ては、「このお家がいいかな?おっ!これいいじゃん!」と思っていました。
そのため、今の約50平米の賃貸マンションは仮の住まいだと考えています。
ええ。
今年で10年目ですが!!
ええ。
*****
「お母さーん、友達とうちで遊んでもいい?」
帰ってくるなり長男が私に言いました。
ゴクリ。
キターーーーーー!!!
2020年のコロナ感染爆発のさなかに小学校に入学した長男。
現在、小3。
同時期の2020年2月に三男が生まれたため、休日のお昼は三男のお昼寝タイム。
我が家に友達を招くことは遠慮してもらっていました。
というよりもコロナがあったので、友達の家に行き来するのはご法度。
一緒に遊ぶ時は、近所の公園に〇時に集合ね。
という形にしてもらっていました(そして夫・私がついていく)。
しかし、年末ごろから徐々に『土曜、○○くんのお家で遊ぼって誘われているんだけど・・』ということが多くなってきました。
長男の学年は比較的仲がよく、お母さん達もラインで繋がっている人が多い。
LINEで相手のお母さんに『休日なのに行ってもよいか』を確認し、快諾を頂いたのちにお邪魔させてもらっていました。
一方で寄せてもらっているばかりでは申し訳ない。
何度か他の友達の所に行ったので、
そろそろ我が家にも・・
と思っていたのです。
ええ。
オッケー出しました。
ただ、他のお家は明らかにうちの2倍以上ある一軒家、もしくは広いマンション。のはず。いや知らんけど。
長男には友達に「めっちゃお家が狭いから覚悟して来て」と言ってな。と口酸っぱく告げていました。
土曜日。約束の時間の前。
いそいそと片付け、掃除機をかける長男。
次男は小学校で行われるサッカークラブに行き、
三男は夫と公園にお散歩。
長男、
「お母さんやお父さんが友達が来る前に家をキレイしている気持ちが分かったわ。」
と言いながら、掃除をしていました。
ピンポーン!とインターフォンが鳴る。
友達が我が家に入って一言。
えーー!
「結構、広いやん!」
長男、どんな説明をしていたのだろう。
いや、それくらい盛って事前に言ってもらった方がこちらもラクだわ。
2人の友人が来て、自分達で持ってきたスイッチや本棚にあるコロコロを読み出します。
で、しばらくすると・・
ピンポーン!!
オートロックの画面に小学生が映ります。
あれ?今日は2人だけって言ってなかった?
とりあえず、インターフォンに出る。
はーい!
「あの、ぽに長男のお家ですか?僕らも遊んでいいですか?」
とよく公園で見かける同級生。
ちょっとモゴモゴしながら話しています。
いいよ。入れてあげなよ。
長男が玄関まで迎えに行き、総勢5人で遊びます。
小3なので、バタバタ走り回るわけでもなく、トランプやコロコロを読んだり、持ってきたスイッチを見せ合ったり・・
それはそれは楽しそうに過ごしていました。
それにしても小学生男子の会話、
あほすぎる
リビングで遊んでいるので筒抜け。
ほんと、くだらないことしか喋っていない。まぁ40代のオバちゃんもそういや友達とは下らないことしか喋ってませんが・・
先に来ていた友達が後から来た子にこう言います。
「お前ら、なんでこのうちの部屋番号、知ってんねん~」
「ほんまや。僕、言ってなかったよね?」
と長男。
「そうやねん。だから、テキトーに何軒かピンポンして、『ぽに長男君のお家の番号知っていますか?』って聞いて回ってん。」
こわっ!!
そして、行動力すごっ!!
思わず私も聞いてしまいました。
「知らんって言われたら、どうすんのよ!」
「うーん。それはまた挑戦するしかない。今回はこの真上の階の人にピンポンしたみたいで、教えてくれたよ。」
長男と私、顔を見合わせます。
「それ、同じ3年の○○ちゃんのお家やで。だから知ってたんやで。」
「マジ!?ラッキー!俺らついてたな~」
ポッ、ポジティブ~~
小3って、凄いな。
どんどんリラックスする友人達。最終的にはほとんどの子が寝そべっていました。
1時間程お家で遊んだ後、
みんなにお茶を飲ませて、
天気が良いから公園で遊んでおいで!
と追い出しました。
全員、素直に、そしてノリノリで公園に行きましたとさ。
しばらくすると次男がサッカーから帰ってきて、夫と三男もお散歩から帰宅。
小3達がぞろぞろまた我が家に来て、弟たちも一緒に賑やかにブロックやゲームで遊んでいました。
参観日くらいしか様子が分からなかったのですが・・ワイワイ友達の中にいる息子を見れました。
お家と全然変わらず、マイペースでしゃべり過ぎる方ではなく、笑い上戸で時よりボケに突っ込みを入れ、ごくフツーに自分を出せていました。
楽しそうで何より。
で、次の週も、その次の週も、
同じように(若干メンバーは変わったけど)我が家に息子の友達が来ました。
うん。これで証明ができました。
50平米でもいけた!
小学生達も呼べました。
そして気が付いたことも。
小3くらいになると別に家でバタバタ走り回るわけでもなく、
走りたくなったら外に行ってくれる。
小1次男も一緒に混ざって遊べますし、
3歳三男もお兄ちゃんに混ざって意外にも落ち着いて遊ぶ!
お部屋にいる間は、子供達の片隅で、
私と夫がダイニングでお互いPCや勉強ができる。
遊びに来るメンバーも『ぽに長男のお家は晴れていたら1時間で追い出される』と分かり、そのつもりで来てくれる。
1時間経てば外で走り回るのが分かっているので、私もあ~~また友達来た~とはならない(今の所)。
よしよし。
いけたやん!50平米で。
ちょっと嬉しくなる私。
うん?
待てよ?
広いお家に住むことが、私の夢の一つではなかったのか?
お庭も広くて、ドーンてしていて、友達とかも呼んで・・
って、狭くても友達くるやん!小学生やけど。
まぁいいや。
確実に、広いお家に住む夢が、
また一歩遠ざかった気がします。
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