なぜか大人気連載、第8回目です。
【共働きの葛藤シリーズ】
育休明けは、誰しもがガクブルするものです。
育休中の一コマ・・私、何みてるんだか
子供との生活はもちろん大変ですが、
やっぱり【お金をもらう】仕事とは、負荷がかかるもの。
3回目もちゃんと復帰が嫌でした
でも、今回は様子が違う。
帰宅すると夫がいる。
そして彼は、仕事を辞めたいと言っている。
育休中の夫は、
保育園のお迎えに行き、晩ごはんを作り、
家事をして、小学校の宿題フォローや生活全般を請け負ってくれる。
もちろん、抜けもあります。
でも、1回目、2回目の孤独なワンオペとは全然違う。
上の子達も、話が全く通じないバブバブ期はとっくに過ぎている。
控えめに言って・・
超快適でした
これ、凄いわ。
世の中の、家でなーんにもしなきオッサン達、奥様に感謝やで。
神がお家の中にいる…
そう感じてしまいました。
研究している時よりも、
社長賞取っている時よりも、
家族中心に生活してくれている育休中の夫は、
精神的にも焦りもイライラもなく、
眩しくも感じました。
もう夫が仕事辞めてもええかもなぁー
と思っている自分もいました。
とはいえ、やっぱり、
お金はシビア
働き盛りの男性の給与がゴッソリなくなると、
家計は厳しくなります。
私は時短で戻るつもりでしたが、彼が辞めるかもしれないこともあり、フルタイム復帰にしました。
給与明細を見ると、はぁ～～
時短で一家5人を養うことは厳しい。
年に何回か帰っている東京への帰省を減らし、
子供達のスイミングを辞めさせ、
今住んでいる所よりも家賃の安い所に引っ越して・・
うーーん。
それでもキツイな。
一方で、私自身の
精神的な部分もグラついていました
私は、サラリーマンの家庭に育ちました。
父が【自分1人の収入で暮らしていきたい】と言ったのもあり、
母はパートに出たことは・・なかったと思います（阪神大震災以降はボランティア活動を精力的にしていましたが）。
もちろん、特段お金持ちでもなく、
かと言って貧乏だなぁと思ったこともなく、
本当にド平均家庭です。
小さい頃、母には申し訳ないですが、『お母さんって仕事していなくて何が楽しいんだろ』と思っていた私。
出来れば自分は男性と同じように働きたいな～と漠然と思っていました。
そうするには手に職や、比較的大手企業の総合職に潜り込まないととも考えていました。
ただ、何て言うんでしょ。
偏見や古い考えだとは思いますが、
【金持ち＝夫がめっちゃ稼いでいる】というイメージあり、
女性の幸せは【仕事でバリバリする】ではなく、
【お金がある男性と結婚】が最も豊かになれる・・みたいな考えが抜けません。今も。
おかしいですよね。
もう15年以上も企業の総合職で揉まれ、転勤や職種転換もしているのに、まだ【男性の人生に乗っかる】のが幸せだと思っているなんて。
超大手に勤めている旦那さんがいて専業主婦を楽しむ友人だったり、
旦那さんの転勤で憧れの海外生活をしている友人の話や近況を聞くと、
はぁ～～
ええなぁ～
と羨ましく思ってしまいます。
自分も、夫の人生にどこかで乗っかるつもりだったかも・・
もう少し年を取ったら。
でも、現実は違います。
夫は、
私に乗っかるつもりのよう
養ってもらうどころか、
シャカリキで働かないといけないやつやん。
そして、心の狭い私はもう一つモヤモヤもし始めました。
お家にいてくれることは快適だけど、
快適にするまで、この数年どれだけ私が四苦八苦してきたか。
動線や仕組み作りにトライしたからこそ、
何かと【時短】が出来、家事が苦手な夫もすんなりと取り組めるのだ。
「俺、家のことするのそんなに苦じゃないわ！」
発見した！みたいなことを育休中に言われるたびに、
それ、整えたの私な・・
って、意地悪な気持ちになってしまう。
うん。
夫は、あれ？
うちの奥さん、ちょっと不機嫌？
と感じたようで、出来る限りのことをやり始めました。
そう、
徹底した資産管理
夫婦の貯蓄やバラバラになっている通帳を一元管理し始めました。
今まで私がザックリ管理していたお金関係を全て請け負ってくれることになりました。
これが、大きなキッカケとなっていきます。
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