国語力の低い小学生をどうにか向上させるシリーズ、最終回です。
国語力の低い小学生にどうむきあうか?半年以上かけて対策しました【前編】
国語力の低い小学生にどうむきあうか?半年以上かけて対策しました【中編】
前回は、目次の上位3つについて説明しました。
目次
- マンガで自信をつける
- 夜の8時15分から寝るまで、本だけの時間を作る
- 簡単な文章問題を解かせる
- 語彙力を増やす
- 文章を書く機会を与える
- エピローグ
今回は黒字の所、
では、いってみましょ~!
語彙力を増やす
英語でも他の言語でも、習得する時に絶対的に言われること。
知っている単語を増やせ!
もう、それはそれは、耳にタコができるほど聞いたノウハウです。
小学生の語彙力は、ズバリ、
辞書を引くことが良いです。
そんなん知ってるわ~~
って、ひっくり返った方。
ちょい待ち!
子供に○○って何?と聞かれた時、
「辞書で調べたら~」
って言っていません?
その辞書、どこにあります?
自分が子供でもめんどくさい所にありませんか?ハードカバーもしてませんか?
はい、私の実家がそうでした
辞書で調べたら~って言われても、
辞書までの道のりが遠くて、リビングから離れた部屋の、奥まった本棚の子供が手が届きにくい所で、前のモノをよけて、ハードカバーも外して・・
って何アクションあるねん!と突っ込んでいると、
何を調べるのか忘れてもた~~
ということが日常でした。
そんな経験もあって、今、辞書は、
リビングの取りやすい所に置いています。
調べる時は、子供ではなく、
大人が調べています。
しかし、ルールを決めて。
15秒以内に!
子供に、「○○ってどういう意味?」と聞かれると、
よしきた!15秒計るわ!
タイマーを15秒スタート(アレクサでもよし!)。
無我夢中に、15秒以内に調べます。
15秒だと、アレコレ家事や準備に忙しくても、何とか捻出できるから!
で、どうだーー!!
と子供に出します。
「おお~ありがとう!」
と言われ、これを繰り返していると・・
「お母さん、僕も15秒以内に調べてみたい。」
と言い出したではないですか。
で、やらせてみる。
15秒で自分で調べる時もあれば、全然無理で数分かかる時もある。
でも、集中してやっているので、凄い楽しそうです。
辞書で引いた単語は、『色ペン』をつけます。
長男が引いた単語には、赤でつけ、私の場合は黒など、誰がどれだけ引いたかも分かるようにします。
ポイント制でも何でもないですが、
「お母さんより引けるようになりたい~」
とヤル気を出してくれています。
15秒という『時間縛り』を作ったおかげで、
「なんだ。簡単に調べられるじゃん!」
と辞書を引くことにハードルを感じなくなったようです。
私のいない時(鍵っ子時)でも、勝手に辞書を引いて調べています。
- 取り出しやすい場所
- 辞書は15秒で調べられる(場合あり)
- 知りたいことが分かる
という部分は、やっぱり大きいらしい。
ちなにみ、我が家の辞書はこちら。レビューもめっちゃ高いです。参考まで。
楽天:学研 小学国語辞典
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文章を書く機会を与える
現代人って、大人も子供もそうですが、
そう簡単に手で『文章を書く機会』ってない気がします。
勉強以外で。
仕事で手で書いている人は、2000年代中頃に入社してからあったかな・・
昔の報告書を引っ張り出してくると時々あったような。
PCが発達した昨今、フリック入力やショートカットの使いこなしで比較的簡単にPCで文章が書けます。
漢字の変換もスペースキーで候補を出し、誤字脱字も教えてくれるソフトすらある。
私も、本当に文章を書いていないわ・・
まぁ、箇条書きでタスクやモロモロは書き留めていますが、起承転結があるような文章を手で書くなんて・・全然ないです。えっ?このブログ?確かに綴ってはいますがPCでキーボード打ちです。
子供達に文章を書く機会を!
と思っても、強制的に日記の宿題になっていないと結構しんどい。
ラッキーなことに、我が子が通う学校は、毎週末日記の宿題があります。フォローは親の役割だからゲッソリはしますが。
とはいえ、慣れは凄い。
子供自身の文章を書くハードルはグンと下がるため、長い目で見ると悪い宿題ではない(週末の想い出や感情も書き留めており、宝物にもなる)。
一方、長男が保育園の時のママ友と話していると、隣の学区は全く日記の宿題を出していないとのこと、
下手したら1年に1回の夏休みの絵日記ぐらいしか、作文の機会がないですと。
「小3になったけど、作文に対するハードルが子供の中で上がっている~」
とそのママは言っていました。
ただこればっかりは、担任の先生や学校の方針なので、どうすることもできません。
我が家も長男の時は、1年生から日記の宿題がありましたが、次男の先生は日記の宿題は皆無です。
それこそ夏休みの絵日記が、初めまして作文!ぐらい。
うーん。次男のフォローをしないと。
ということで、絞り出した案。
母と簡単な交換日記
付箋でも、ノートでも良いので、ちょろっとだけ子供達に文書を書いてもらう機会を作っています。
例えば、ノートに、
- おやつのリクエスト
- 夕飯のリクエスト
- ちょっと楽しかったこと
- 買っておいて欲しいもの
を自由に書いてもらい、交換日記のような感じで文字の交換です。
私も子供の読める範囲で、感想を書きます。
まだひらがなばかりの次男ですが、『文字を使い、簡単な文書を作る』良い機会になっていると考えます。
どうしても単語と文章の間みたいな文章になってしまうので、もう少し工夫は必要かな?
とは思っています。機会があればまた改良をブログにします。
エピローグ
国語力は1日にしてならず。
大人になった自分も足りない部分があると自覚しています。
算数のように、割り算が苦手だけど、3桁の足し算は間違えない。とか、局所的に詰めることが容易な分野でもない。
まぁ、漢字が苦手!くらなら分かりますが、中高生くらいにならないと、これが苦手!という全貌は国語は分かりにくい。
小学生の間は、国語のシャワーというか、文章に慣れること、作文すること・・その機会にどれだけ恵まれたかに国語力が比例すると思います。
そうだそうだ。
最後にこれだけは言いたい!
長男は、あれだけ本嫌い、マンガも勘弁して!という感じでしたが、全然違ってきました。
夫とワンピースの話で盛り上がり、図書館で『ルドルフとイッパイアッテナ』を予約してきました。
彼の景色や世界は変わりつつあります。
国語力うんぬんよりも、子供の世界を広げられたことが、私はただただ嬉しいです。
そんなこんなで、
国語力についてのレポートは以上になります!
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