教育現場では『男女は平等』と言われて過ごすけど、社会に出たら途端にひっくり返される件

先日、久しぶりに昔からの数人と飲みました。

飲み会 食事

たまたまなのですが、

一緒に飲んだ私を覗く3人、今は、

高校教師!

1人は新卒から先生。

もう一人は留学したり大学に入り直したり、民間企業で働いた後に講師、採用試験に受かり先生に。

最後の1人は10年以上民間企業で働き、その後、採用試験を受けて先生になりました。

 

そのまんま先生になった人も素敵ですが、違う道から先生になった友人は高校や教育現場について他の教員とは違う角度でみているようで・・面白かったです。

もちろん先生は大変な職業で、みんな模試の監督や学校行事、部活の顧問の合間を縫って企画してくれました(ありがとう!)。

 

でね、民間や社会人経験のある人からすると、

教師って男女の差があまりない!

という点に驚くようです。

そうじゃないよーという部門もあるようですが、民間のそれとは全然違うとのこと。

なにせ教育現場では『男女は平等』と教えており、

進路も『性別に問わず興味のある好きな学問をしなさい』と謳っている。

素晴らしい!

 

しかし民間企業に入社すると直ぐに分かる。

特に、日本企業はナチュラルに男性社会。

職場の男女比が同じであっても、立場の比率は全然異なります。

上層部にいけるのは『オジサンのみ』。

総合職、一般職がまだまだ残る企業も沢山です。

社会に出たら途端に性別の差に面食らう。

 

そういや私も、他部署の人に「短期パートの方ですか?」と聞かれたことがあります。40代で研究員をしている女性は極々少ないので、女性がいるなんて!パートに違いないと思ったのでしょう。

海外に視察や研修に行った人が「海外、特に欧州は女性研究員や女性マネージャーが普通に多かった」とビックリして帰ってくることもあるあるです。

 

そうなってくると、

女子生徒の進路相談、どこまで現実を話すか

に悩むようです。

民間出身なだけに。

 

うん。

そうだろうな。

なりたい職業があっても、例えば研究分野だとまだまだ多くの企業がやっぱり男性主体。工学系になるとほんの数パーセントいるかいないか。

化学・生物系も女子に人気ですが、採用はやっぱり男性の方がされやすい。

違うよ~という企業もあるかもしれませんが、そんな漸進的な企業には女性が殺到する・・

 

では、現実を知る民間出身の先生や、私のような民間で20年近く働く親は、生徒や子ども達にどんなアドバイスをすればよいのか。

 

今の所の結論。

 

夢を精いっぱい支えつつ、

現実もちょっと忠告しておく

ことが重要かもね~

その進路を選ぶことは全力で応援するけれども、現実もちょっと知っておいてね。就職の時に厳しい時があるかもしれないから、何かプラスアルファなスキルを大学入学後に付けておいた方がよいかもよ。とか。

日本企業は男性重視な部分があるから、よりフラットな採用の海外に目をむけたりしても良いかもね。など。

 

うん。

選ぶな!とは言わずに、選んだ時の未来も想定しておいて。

という事前情報は大事かも。

 

自分達の時はあまり教えてもらえなかった情報だけに・・

 

それにしても、今の高校生は凄い。

一番びっくりしたのは、高校生の多くが『日本がオワコンだと知っている』こと。

YouTubeやSNS、いろんな所から知識を得て、日本が沈みゆくかもしれない自分はどんな武器を持つ?って考えている高校生が一定数、いや結構いると聞きました。

若者よ。素晴らしい。

 

私自身はそんな高校生たち、

これから社会人になる人達に何を残せる?

 

特にこれと言った経歴や役職もないですが、

古株女性のにぎやかしとして存在することが、

彼ら彼女たちの一助になれば・・と思いました。

 

友人たちと楽しく過ごしましたが、何だか考えさせられもしました。

ではまたです!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

10数年前の入社当時は、バリバリ系(自称)を目指してヒジ張って働いていました。 メディアに紹介され、優秀な女性として会社の重要ポストに・・と本気で考えていました。 現実は全く違い、自分の中で上々の結果だと思っても平凡な評価。現実と理想の違いに悶々とする日々。 結婚、自らの転勤、DINKSを経て、待望の子供を出産。 2回の育休を取得し、現在4歳、6歳の育児中。 もうすぐ3人目の出産を控える。 約50平米、賃貸マンションを何とか快適にと模索の日々。 夫婦共に技術系総合職、 お互いの実家は遠方(完全核家族)、 バタバタの育児、 主人は早朝(繁忙期は5時)に出社、 夫婦共に遠出の出張も・・ どこまでいけるか奮闘中の共働家、ともばたけ!