出世頭サラリーマンとヒラリーマンとの違い

先日、ワタクシ、目が悪く・・

会社の組合の世話役に選ばれそうになりましたが、

視力低下のため、免れたというお話をしました。

ワーキングマザー。大ピンチがチャンスに変わったできごと

うんうん。

 

自分事ですが、不幸中の幸いと言いますか、

よくぞ逃れることができた!

ある意味、自分よナイスーー!

と思っていました。

 

そして、半ばギャグも交えて、周囲の人に「組合の世話役に選ばれそうになったけど、かくかくしかじかで、誘ってきた方から逆に断られた。ははは~」という話を面白おかしくネタにしていたんです。ここのところ。

 

話を聞いたほとんどの人が、

「よかったね~組合に巻き込まれたら大変だからね~」

という反応でした。

 

んが、しかし!

 

とある人にこの話をした際に、

全然違う反応をされました

聞いてくれますか?

 

先日、久しぶりに出世頭の先輩にバッタリ社内で会いまして、

元気にされているか。お互い生存確認をしました。

 

とはいえ、その方は私とは違ってポジションもとっても上。

同年代ですが、明らかに給与の差と立場の差がございます。

 

その先輩に、目が悪くなってしまったことと、

そのおかげで組合の世話役から免れた話をしてみました。

はははー良かったね~と言われると思って話したのです。

 

ですが、全然違いました。

 

先輩、その話が終わった途端、

 

「ぽにちゃん、その組合本部の○○部長に今からでも電話した方がいいよ。私やりますって!」

えっ?!なんで?

 

思わず、タメ口で返してしまった私。

 

「絶対、電話した方がいいよ。はやくはやく!」

っちょっと待ってください。

 

なんで電話するんですか?

 

「何言ってんの!組合の世話役なんて、絶好の恩を売るチャンスじゃん。

しかも、社内のいろんな部署の人と繋がりができるよ。」

 

先輩は、結構な熱量で話します。

 

「これは、チャンスだよ。何とかしがみつかなきゃ。」

 

いやいやいやいや。

 

私は、別に会社の仕事で関係のない方々に、

恩や名を売りたいという意欲は毛頭ございません。

なんなら、目立ちたくないですし、すみっこぐらしがしたい。

 

「ぽにちゃん、ほら、電話しよ!」

 

いやいや。私は遠慮します。

「なんでなんでー?」

先輩としばらく押し問答になりました。

 

先輩は本気で、私のためを思って、出世も見越してアドバイスをしてくれているのです。

本当に後輩のためをおもんぱかって話しているのが分かります。

 

んが!当の後輩は社内政治なんてどーでもいい。

 

今の会社が、好きとか嫌いとかそんな概念や感情もない。

所属しているから、働いている

という至極、緩やかな理由です。。

 

とはいえ、誰かに迷惑をかけているわけでもないですし、

担当の仕事(私の場合は研究になりますが)は熱意をもって、マネタイズできるように仕向けています。

後ろ指を指されるようなことはしていません。

 

上層部に上りつめて・・できたら役員クラスへ。

なんてギラギラもなく、

穏やかに、フツーに過ごしたい。

 

先輩ごめんなさい。

私は、やっぱり会社でどうこうよりも、余計な仕事は増やしたくないですし、組合の仕事を『余計』というカテゴリーに入れてしまう不届き者なのです。

「そーか。そうか。ごめんね~自分の意見をなすりつけて。」

いえ。全然。

むしろ勉強になりました。

「また困ったことがあったら言ってね~」

という会話をして、先輩とはお別れしました。

 

うん。

こういう人が出世するんですね。

出世頭であるプロサラリーマンの考えと振る舞いに、

脱帽した春の午後です。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

10数年前の入社当時は、バリバリ系(自称)を目指してヒジ張って働いていました。 メディアに紹介され、優秀な女性として会社の重要ポストに・・と本気で考えていました。 現実は全く違い、自分の中で上々の結果だと思っても平凡な評価。現実と理想の違いに悶々とする日々。 結婚、自らの転勤、DINKSを経て、待望の子供を出産。 2回の育休を取得し、現在4歳、6歳の育児中。 もうすぐ3人目の出産を控える。 約50平米、賃貸マンションを何とか快適にと模索の日々。 夫婦共に技術系総合職、 お互いの実家は遠方(完全核家族)、 バタバタの育児、 主人は早朝(繁忙期は5時)に出社、 夫婦共に遠出の出張も・・ どこまでいけるか奮闘中の共働家、ともばたけ!