誰も教えてくれなかった女性の働き方

7月の初旬。コロナが猛威を振るうちょっと前のこと。

母が、1冊の本をくれました。

 

「これ、ぽににどうかな~と思って」

 

なになに。

マカロン

まっ、マカロンでもどうぞどうぞ。

 

ビジネスゲーム 誰も教えてくれなかった女性の働き方

ビジネス・ゲーム 誰も教えてくれなかった女性の働き方 (光文社知恵の森文庫)

 

1977年にアメリカで出版され、2009年に日本では発売されました。

ビジネス本で言えば、古典です。

 

しかし、

驚くほどグッときました。

かなり良かったです。

 

女性も必読ですが、昭和な環境に馴染めない最近の20代前半の方にもおススメだと思います。男女関係なく!

 

その前に、大切なこと。

本書を読む注意点

1つ注意点として、

管理職になりましょう!昇進ましょう!という側面も一部書かれています。そんな所はスルーして下さい!

上に上がることが幸せとは限りませんし、今はそんな時代でもありません(何しろ1977年に出版なので)。

昔は、出世が解!の風潮がビジネスの世界にはあったかもしれませんが、最近は多様性が注目されています。

出世の部分に引っかかると、本書の良い部分が薄れてしまうので、是非ともスルーでお願いします。

 

なぜ、この本が良いのか?

私、新卒で入社した時、何だか会社に色々幻滅したんです

お喋りばかりしている方や、広告塔として社内外で有名な方だけど、アピールの方法ばかりを磨く先輩。上司の悪口ばかり言うチームメンバー。

あれ?全然違うじゃん。

研究職で採用され、仕事内容は好きでしたが、何となく人間関係はアレレが多かった気がします。

もちろん、素敵な方々も沢山いましたが、

うーーんな人もわんさかいました。

 

で、その人達を是正するすべもなく、どうこなしたら良いのかも分からず、自分も同期や友人に会社の愚痴ばかりを漏らす(あたしも嫌なやつ!)。

もう、悶々としていました。

 

そのころ、出会いたかったわ~この本。

 

そう、ビジネス社会で生きていく、

『知っておくべきルール』が書いているんですよ。

 

特に、

【ビジネスのルールが女性に向けて作られていない】

という所にグッときました。

要は、ビジネスとして求められる能力と社会が女性に期待しがちな側面があまりにも違うってこと。

  • 控えめである
  • 思慮深い
  • 情緒豊か

とか。これはビジネスで役に立たない資質。

だよね~~

分かるわ。

とはいえ、日本企業でなりふり構わず、真逆のことをすると浮く。いや、日本じゃなくても浮くんじゃなかろうか。

男女問わず嫌われちゃう傾向が強い気がします。

 

では、どうすれば良いのでしょう。

必要なんでしょ。控えめではなく、ドライであることが。

 

でも常にそうするのではなく、

ビジネスにはルールがあり、立場に添った行動をする

ことが大切のようです。

 

組織にはピラミッドがあって、それを飛ばしてはダメ。

そのルールに則って、適切な発言をすること。

あなたはあたなの職務と責務を全うすればよし。

 

オジサンを始めとするビジネスの大多数を占める男性は、ピラミッドの秩序を守るのが上手い。

それは、男性の育ってきたコミュニティと女性のコミュニティが違う所に起因しているんじゃないかとこの本には書いていました。

ビジネスの階層は、軍隊と同じ!とも本書では断言しています。

なるほど。

そういやぁ、女性が自分の上司でなく、数個飛ばした上層部に先に相談しちゃった!という場合はよく聞く話。

そして、周りは白ける。

アナウンサーのカトパンも、退職の時、自分のアナウンサー部の部長に報告しに行ったのではなく、社長に先に話しちゃったとか(なんの話や)。

この本には、秩序やルールが分かりやすく書いています。

 

あとね、

やりがい幻想にさようなら!

ともありました。

基本的にオフィスの仕事は家事と似ています。つまり、「やってもやっても終わりがない」ということなのです。したがって、優先順位にしたがって、毎日できるだけのことをするしか仕事をこなす方法はないのです(本書 引用)

ですって!

だよね~~

 

あー今日も終わらない~とか、

私の方があの人よりやってる!とか、

やりがいが仕事!とか思いがちですが(はーい!私)、

冷静に、ルールを守り、限られた時間を有効に使えとですと。

ほー勉強になるったい!

 

とにかく、ビジネスの古典ではありますが、誰も教えてくれなかった事項が満載。

悶々が抜けない方。

是非とも読んでみて下さい。
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ABOUTこの記事をかいた人

10数年前の入社当時は、バリバリ系(自称)を目指してヒジ張って働いていました。 メディアに紹介され、優秀な女性として会社の重要ポストに・・と本気で考えていました。 現実は全く違い、自分の中で上々の結果だと思っても平凡な評価。現実と理想の違いに悶々とする日々。 結婚、自らの転勤、DINKSを経て、待望の子供を出産。 2回の育休を取得し、現在4歳、6歳の育児中。 もうすぐ3人目の出産を控える。 約50平米、賃貸マンションを何とか快適にと模索の日々。 夫婦共に技術系総合職、 お互いの実家は遠方(完全核家族)、 バタバタの育児、 主人は早朝(繁忙期は5時)に出社、 夫婦共に遠出の出張も・・ どこまでいけるか奮闘中の共働家、ともばたけ!