中学で内申点を取るための方法です。前回の続き。
ハッキリ言って、内申点を上げるには以下を徹底することが重要です。
- 提出物は出す
- 忘れ物は少なくする
- 身の回りの整理整頓が出来るようにする
- 授業中は真剣に取り組む
これを徹底すると、少なくとも、
先生からの見られ方でマイナス要素が減ります。
元々、性格的に上記ができる・得意な子もいますが、
全滅の子もいます。
目次(タップすると飛びます)
はーい!我が長男です(滝汗)
特に上から3つに関して。
小学校の頃から一緒に粘り強く、生活を整えるしかない。
家事動線やファイル管理も一緒に工夫する。
時々、自分で支度し、忘れ物をさせ、
不便に感じてもらい、
恥をかかせる。
例えば昨日、長男は『うわぐつ』を忘れました。
かーなーり、困ったようです。
今後は、『うわぐつ』を持って帰ってきた時には、ここに置くように!と自分で決めていました。
また忘れると思いますが、その度に自分で『置き場所決め』や『忘れない工夫』をしてもらう予定です。
忘れ物が多いと、大人になっても苦労します(yes!私ね)
さて、ここからはその他の裏技。
中学校で内申点を取るためのポイントです。
【内申点を取るポイント】
- 行きたい高校や進路を大まかでも良いので、早いうちに決める
- 高校のリサーチを徹底する
- 小テストは全力で!
- 学区に目を光らせる
- やっぱり提出物は光の速さで!
- 睡眠時間を取らせる
- 保護者面談で援護射撃をする
- 最強のカンフル剤を投下
長くなりそうなので、今回は1と2で。
繰り返しますが、内申点アップのポイントは、
先生に好かれること。
そんな、中学生からゴマすりって・・と怪訝になるのもわかる。
しかし、結局社会に出るとどれだけ『人たらし』かどうかが、生きやすいポイントになります。
『人たらし』も立派なスキルです。
別に、身も心も人たらしになれとは言いません。
アウトプットだけ『人たらし風』になれば良し。
中学生でも体得は重要。
それも織り交ぜ、ご紹介します。
さて、裏技の1つ目。
行きたい高校や進路を大まかでも良いので、早いうちに決める
これ、大切。
実は、私は小学校3年生の時にすでに進学したい高校が決まっていました。
スポ小の子供だけのお泊り会で、ボランティアのお姉さんが通っていた高校の話を聞き、『なにそれ?めっゃ行きたいその学校!!』となりました。
小学生の時も、中学生の時も、神社やお寺にいくと『○○高校に進学できますように・・』とお祈りしていたくらい。
まだ先の話やろと神様もビックリしたでしょう。
7年間、片思いを続けたため、受験当日には本当に震えました。
で、そうなると中学校生活でも、
『勉強する理由』ができます
思春期は、嫉妬や周囲との比較に悩み、
矛盾ばかりの『社会のルール』に、
多くの子供が悶える時期です。
「何で勉強なんかしないといけないんだろう・・」
勉強が嫌でたまらなく、こう思う人も出てきます。
でも、希望する進路が決まっていると、勉強しなきゃならぬ。
また、その希望は、
出来る限り公言すること
思春期ですが、公言は大事。
恥ずかしい・・なんて言ってられません。
結局、中3では言うことになるので。
自分の行きたい所をくみ取ってくれる人は、現れません。
自分で言わない限り。
で、
公言出来たら、1UP
ひとつ大きくなったって意味ね。
目標があると、今の自分に足りないものが分かります。
先生には、「先生、私、○○高校に行きたいんですが、このままではダメ?どこを勉強すれば良いですか?」としょっちゅう聞きに行っていました。
もう、なんやねん!
と思われたかもしれませんし、実際友達にも呆れられていたと思います。
でも、早くに進路を決めたおかげで、周囲も本人も何をすべきか、例えば友達からの誘いを断るのも、「○○高校へはそれなりに勉強が必要だから」とピシャリと断れた部分もあります。
中学校で『断る』ことは意外と難しく、私も一時悩みました。
でも、開き直って理由を言うと、思春期の友人も納得します。
恥ずかしい場合は、もちろん、親にだけ話すのもオッケーです。
自分以外の味方が現れると、
その学校に関する情報も集まります。
家庭教師をしていた時も、
生徒に必ず『行きたい高校は?』と聞いていました。
決まっていない時は、『行きたくない高校は?』との逆算でも大丈夫。
高校が決まると【勉強する理由】が明確になるので、いろいろシンプル。
例え、志望高校が、あまり学力が必要でない場合でも、
『特待生枠』を狙ったり、『上位で入り優越感を得る』を狙うのも一つです。
中学生はまだまだ人生を10数年しか生きていません。
勉強する『理由』が分からずに、
何となくヤル気になれない生徒が多数います。
ここを早い段階で、周囲がサポートしてあげられると最高です。
コロナで難しいかもしれませんが、学園祭に連れて行ったり、一緒にホームページを見て、疑似体験したり・・
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中学受験をしないならば、
中3でするかもしれないことを前倒しにして、
小学校のうちにしておくのもお勧めです。
お次。
高校のリサーチを徹底する
私は研究職をしていますが、新しく研究をする際には、対象になる分野をまず『俯瞰』します。
論文を検索し、
どこまでその分野が進んでいて、
どんな手順が主流で、
その研究で有名な人や大学、企業はどこかリサーチします。
その後、○○ならまだ誰もやっていないので、特許化や論文にできるかも・・と戦略を練ります。
無我夢中に実験やデータ取りをすると、
既に誰かがやっていたり、
意味のない結果になるかもしれないからです。
で、これを高校受験に置き換えると・・
家から通える高校が何校あって、その高校がどれくらいの難易度か
のリサーチはしておいた方がよいです。
高校という情報を俯瞰的に見るために。
本人がしたいならば本人が。中学生は忙しいので親が調べるのも1つ。
ネットで家から数十キロくらいの地図をプリントアウトし、書き込むのも良いと思います。
そこで初めて、『こんな高校があったんだ~』とか、
『意外と乗り換えもあって、遠いんだ・・』と気が付いたりします。
思春期ド真ん中で、なかなか親の言うことも聞かない子もいるかもしれませんが、『県大会サッカー3位』とか、『陸上が強いらしい』などとプラスの情報を集めておくと、興味が出てくるかもしれません。
さて、親としてすべきこと。
地元密着型塾の説明会に参加する
中学に入ったと同時に、塾を考えている家庭は多いと思います。
塾なしで、お家で教えるぜ!の家庭も結構いらっしゃいます。
どちらにせよ、
地元塾の説明会は数か所、行ってみて下さい。
勧誘が嫌な場合は、『他の塾と比べている』と話しても良いです。
そこで、
高校入試に必要な内申点の情報や、テストの傾向、入試の加点方法を入手します。
地域によって、加点方法やお作法が違ってきます。
いやいや、自分の地元だから・・兄・姉の時に知っているから・・という人もいると思います。
受験は情報戦です
最新で正確な情報を得るのと得ないのとでは、全然違います。
塾は一応、プロ集団です(場所により当たりはずれはある)。
プロは最新の情報を持っています。
私たち親は、プレーヤーではなく、野球部のマネージャー的存在に徹します。
プレーヤーに、お茶の買い出しや試合のグランド予約、
相手高校のリサーチをさせていると効率が悪いです。
そこは引き受けるべきです(逆に、大学入試ではある程度自分でやってもらう)。
一方、親が熱くなっても、本人がボーっとしてしまうのはアルアル。
その時は、最強のカンフル剤を用意しておきます。
それは最終回でお話しましょう。
本日はこの辺りで。
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