『家賃って、高いー!』
夫の転勤で首都圏に住んでいる友人からのLINE。
彼女は悩んだ末、自身の仕事(育休中)を退職し、夫が暮らす関東に子供たちと共に引っ越していきました。
生活や環境面では問題はないが、1つ困ることがあると。
家賃が高すぎ
マネーな事情がシビアですと。
1LDKでも余裕で15万オーバーする。
会社から支給される家賃手当や東京手当?なるものがないと、生活できない~と切実な意見が。
「基本給だけなら、もう、無理。『各種手当』様々だよ。」
LINEには現代のリアルがありました。
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男性の育休を国をあげて推進しているのは、周知の事実です。
だがしかし、
増えません
我が家の社畜夫も、3人目にしてやっと、育休を取るという重い腰をあげました。
首を縦に振るまでは、壮絶な家庭内ドラマが繰り広げられました。
個人的には、男性育休、増えて欲しい。
これ、絶対!
実際の割合はどうなのでしょう。
数値をみてみます。
育児休暇の取得率、
女性は80%以上の推移をキープしているのに対して、
男性は1-6%前後で推移しています。
【育休取得率の推移】
2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
女性 | 90.6 | 85.6 | 83.7 | 87.8 | 83.6 | 83.0 | 86.6 | 81.5 | 81.8 | 83.2 | 82.2 |
男性 | 1.2 | 1.7 | 1.4 | 2.6 | 1.9 | 2.0 | 2.3 | 2.7 | 3.2 | 5.1 | 6.2 |
<厚生労働省「雇用均等基本調査(確報)」(平成30年度)>
ひっ低い。
ほぼ絶滅危惧種状態。
でもね、その理由も分からなくもない。
我が家は、夫が育休に入って1か月が経ちました。
彼の新しい成長や発見は肌で感じますし、
どんな自己啓発やセミナーよりも、
得るものは大きい気がします。
一方で問題もあり。
取得者は増えるか? と聞かれても、
増えないだろうな~~(白目)
と答えてしまいそう。
一番大きな理由は、
マネーね
お金ですわよ。ほほほ。
育休の給付金は2020年現在、初めの半年が67%、その後より50%です。
つまり、20万円もらっている人はその67%は頂けるという、ありがたい制度です。
しかし、この制度にも上限がございます。
若干この8月から改定されましたが、304,314円が月に頂ける上限。
元の給与が 44万7千円以上の方は、一律このお値段。
でね、計算される元の給与って、
- 交通費
- 各種手当
が入っています。
専門家ではないので、うちは違いますって人がいたら御免なさいね。
冒頭のラインが来た友人。
まだ子供が幼い。
実家も遠い新天地。
是非とも、夫に育休を取ってもらいたい。
やはり、現実は厳しい
彼女の夫の給与、基本給にプラスして、10万円以上の住宅手当が入っているらしい。
そこに、交通費が毎月数万円。
配偶者や子供手当などをプラスすると・・
額面では50万は超える。
しかし、
44万以上の人は、
一律30万4千円。
うん。
住居手当がたっぷりもらえる転勤ありきの働き方。
男性育休は厳しいチョイス。
お高い住居、自腹で払わなくてはいけない。
それでなくても子供用品、オムツやいろんな出費がどうしてもかさむ。
大人の手も欲しいですが、
お金も欲しい。
現実問題。
恥ずかしながら、我が家は薄給(涙)。上限の問題とか夫婦共にモゴモゴ…なのですが、、
それはさておき。
片方がパートや専業主婦で、夫が育休を数か月~1年取るというのは、やっぱりレアケースになる気がします。
さらに、夫婦共に40代オーバーなり、メインで働く夫は収入も高くなって、上の子達の進学や塾代もかさみそうな時期にポンと妊娠。夫が育休!っていうのも、厳しいだろうな。
やはり、夫がフルで働き、妻が取得する場合がマネー的には効率が良いのか…
女性の取得率の高さも、それを物語っています。
あぁ、
男性の育休。
我が家の子供達は3人とも男の子。将来、育休を取って欲しいと切に思っています。
しかし、
- ある程度の資産を築いてからの出産
- 夫婦ともに正社員で制度が整っている
- 家賃などあまり考えなくてよいエリア
じゃないと厳しいかもしれません。
マネーな事情を考えると、
簡単にまね~できない案件ですね。
・・・お後がよろしいようで。
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