「ぽにさん。我が家は合格に及ばずでした。」
仲の良いママ友と駅前でバッタリ会いました。
6年生の娘さんがいるご家庭。
4年生から受験の準備をスタートして、関西エリアでは結構、いやかなり難しい学校を受けられました。
ただ、ご家庭の都合で1校のみの受験にしたようです。
経済的なことを考えてとのこと。
でも、お子さんとは何度も話し合っていたようです。
1校しか受けないこと。
ダメだったら地元の中学に進学すること。
この3年間、頭にずーーっとその学校に入学することを夢見て、勉強して来たそうです。
雨の日も、風の日も、バスに揺られ、地元の大きな駅にほど近い中学受験塾に通ったとのこと。
自習室にも足しげく通い、歯を食いしばった。
あの学校に行きたい。
通ってみせる。
でも、
結果は、
及ばずだったとのこと。
そうかーーーー
お母さんも毎日お弁当を用意して、帰りは車で迎えに行き、
模試の結果に一喜一憂しながら、
合格発表の日を迎えたそうです。
発表後の数時間、泣いたとのこと。
泣いて泣いて、泣きつかれて、親子ともにワンワン泣いた後に、
娘さんがボソッと。
「絶対、地元高校のトップ校に入ってやる。」
と言ったそうです。
その表情を見て、ママ友は、
この子は大丈夫。
強くなった!
と成長に胸を打たれたと言っていました。
そして、塾に親子で報告に行ったとのこと。
なぜかその時にいたのは、塾の中でも一番怖い先生。
半ばしぶしぶ、その先生に報告。
「そうか。及ばずだったか。よく頑張った。
でも、お前なら地元中学に行っても大丈夫。
地元のトップ校に進学してこい!」
と言われたそうです。
その時、泣かないと決めていた娘さんは泣き崩れたとのこと。
うんうん。
うんうん・・
でも、
大丈夫だ。
あなたの努力は、あなたに刻まれている。
受験は、いろいろある。
サクラが咲くことも、及ばずなことも。
でも、努力や頑張りは刻まれる。
それが財産となり血となり肉となる。
無駄なことなど、1つもないからねー!
あなたに幸あれ!
そだね―のクリックが嬉しいです。いつもありがとうございます。
