特に『酷語』になりつつある『国語』に関して。
楽勝の方もいらっしゃると思いますが、困っている人も多いと思います。
しかも、一概に【国語が苦手】と言っても、苦手っぷりは多岐に渡ります。
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さてちょっと過去のお話をさせて下さい。
3年前。長男が小2だった頃。
漢字の定着が壊滅的でした。
気がついたのは3学期の2月頃だったと思います。
何の気なしに、学校から返却された漢字のテストを見たのです。
えっ・・半分ギリギリ取れてるくらいじゃん!
焦った私はその週末、長男と2人で漢字のドリルを買い、
彼に小2の漢字を書かせてみました。
すると・・
漢字が書けない。
いや、それよりなにより、書くのが遅い。
1文字の書き直し、たとえば縦の棒が短く、もう一度継ぎ足す等、時間を取られる。
バランスも悪く字が汚い。
想像していた以上に『字が書けない』。
これには気がつきませんでした。
当時、長男は学校で出る漢字ドリルの宿題を学童で取り組んでいました。
宿題は、基本、毎日ちゃんと仕上げているようで、
これに関しては安心していました。
宿題していたらよし
親としては、そう思っていたのです。
しかし、ちょっと小学校低学年にしても、
書くのが遅すぎる。
あまりにも書けない様子にビックリしたので、
宿題の時はどのような取り組み方をしているのか、学童の先生に問い合わせてみました。
「学童で他の子どもが遊んでいる中、宿題に取り組んでいますよ。
とってもよく頑張っています。
でも、漢字ドリル1枚仕上げるのに1時間くらいかかっていますね。
友達や上級生が遊んでる姿をチラチラ見ながら、またドリルに戻って。
という感じですよ。」
元々、行動が遅く、テキパキしているキャラではない長男。
まぁ、宿題をしているのならばいいか。
『子どもが宿題をしていたら、それでOK』と考え特に深く考えませんでした。
しかし、この『まぁいいか』が3年後、
国語成績不振へとつながるのです。
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子供が中学受験塾に通うまで知らなかったのですが、
中学受験塾は『算数』にすこぶる力を入れます。
我が家が通う大手塾も『算数のテキスト』は沢山の種類があります。
- 通常授業
- 計算問題集
- 図形問題集
- 今まで習った所をランダムに出す問題集
- その他プリント等
テキストだけをみても算数が重要なことが分かります。
しかし、『国語』に関しては思っていた以上に手薄です。
- 漢字問題集
- 語句問題集
- 授業で使う問題集
以上です。
これは塾の方針にもよるかもしれませんが、とにかく、長男が通う大手塾では国語がそこまで手厚くない。
宿題のチェックも算数がメインですし、
国語の先生すら、
「国語は後回しになって良いから、算数に力をいれて!」
と保護者説明会で言うくらいです(これにはさすがにビックリしました)。
確かに、そうかもしれません。
算数は積算型と言いますか、基礎ができなければ終わる。
積み上げていくものです。
要するに、点数が取れない人はトコトン取れないのです。
そう考えるとやっぱり、中学受験は算数がとても大切です。
しかし、
国語が平均点に届かない子供は、
国語のブラッシュアップこそが胆になります
算数に比重を置くべきという塾の言うことは概ね正しいですが、
現時点でコンスタントに算数の確認テストで8~9割取れているのならば、
国語に重きを置くべき!
算数の難しい問題をうーんうーん言いながら数問難問を解くよりも、
サッサとできる国語の基礎問題に取り組んだ方がよい。
ですが、これがなかなかできない。
国語が苦手な小学生は、そもそも国語のテキストを開けることも億劫。
国語ができない子供にはいくつかのパターンがあると思いますが、うちの場合は以下。
- そもそも本を読まない
- 文字を書くのが苦手
- 漢字が分からない
- 文字の書き直しや二度書きが多い
- 語彙を知らない
おーー。
結構ひどいね~
こうなってくると、
塾のテキストどころではない
正直、ついていけてないのです。
塾で渡されている5年生のテキストなんて、チンプンカンプンでしょう。
でも、日本語なのでなんとな~く読めますし、授業で解説を聞くと『へ~』・『ふむふむ』なんて納得し読めた気になっている。
でも、模試や簡単なテストですら、
記述問題はオール空白。
そもそも『書くのが苦手』なのに、ふんわりも読めていない目の前の文章について、何を問われても書ける訳ない。
このまま塾の宿題を他の子ども達と同じようにこなしているだけではダメだ。
水泳で言うと、バタ足や蹴伸びもできないのに、クロール25メートルを強制するようなもの。
合っていない。
本人のレベルに。
7月の始め、いよいよ『国語がマズイ』と本人も自覚。
朝の隙間時間に、ちょっとでも国語を進めることにしました。
ますは、
漢字をひたすら書く訓練。
こちらのテキストです。
他にもいくつか試しましたが、陰山ドリル が最も良かったと思います。
ベリーさんもおススメされている漢字ドリル。
小3次男にも購入予定。
ちなみに、小5では書き取る熟語は480語もあり、良い意味で『しつこい!』。
何度も何度も書いて書いてなので、修行に近い部分があります。
国語が苦手な子どもは、
『書くという経験値が低い』 もしくは、
『書けるまでに平均以上に時間や訓練が必要』
なのかもしれません。
このドリル、うちの子は、めちゃくちゃ嫌がりました。
「こんなドリル嫌だ!書いてばっかりでツライ!」
って。
でも、1日数分で良いのでやってみよ!と毎朝説得して、ひたすらやってもらいました(大変でした)。
朝の数分間、とにかくドリルをこなすことを3か月。
7月・8月・9月続けました。
どうなったか?
長くなりそうなので、次回にお話しします。
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