「モノってどうやったら捨てられるんですか?」
後輩に聞かれました。
仕事もテキパキこなし、性格も良く、大好きな後輩。
でも、モノを捨てるのが苦手のようで、お家にお邪魔した時、押し入れのほとんどが、捨てられない『想い出』で埋め尽くされていました。
子供も2人いて、我が家と同じくらいの広さ。
意識して捨てないと、生活がしんどくなる。
まぁ、うちも子供のオモチャとか大きな課題があります。あー増える。どうしよ。
彼女曰く、
「結局、いろんなシンプルライフ系の雑誌や本を読んでも、結構な方がすでに『モノのない綺麗なお家』に住んでいるんです。」
まぁ、そうだよね。
「それはそれで、参考になる部分もありますが、もっと手前が知りたいんです。」
なるほど。具体的には?
「どうやったら捨てられるかですよ。」
ほほーー
心理面が知りたいのだと。
私自身も、モノを溜め込むクセがあったのですが、やっぱり捨てようと思い、『捨てる思考』にシフトしました。
でも、それは感覚的な部分や経験則でして・・
文章化しろと言われたら、難しいです。
聞かれても、「うーん。もう使う頻度が少ないからね。捨てた。」とか、曖昧な答えしか出せません。
そんな中、この本!!
『捨てる心理』を掘り下げた、良本です。
鬼速片付け
4人の男の子を育てながら、収納アドバイザーとして活躍する吉川永里子さん著書。
内容は、至ってシンプル。
実践している作業自体は、何度も整理収納アドバイザーの方々が提唱しているメソッド。
ご本人も認定講師なので、それは当たり前だよね~とは思います。
以下、鬼速片付けの特徴。
- 片付けられないエリアのモノ全部出し
- 仕分け
- 要らないモノは保留ボックスへ
- 保留ボックスはお家の『見えるところ』に置く
要するに、捨てられないモノの吊し上げ。
普段から吊るしあげられると、何だか要らなくなって処分する。という結論。
整理収納アドバイザーの記事や本を何冊か読んだことのある人にとっては、すでに知ってます感はあると思います。
まぁ、お待ち下さいな。
細部にこの方オリジナルの「そーそーそれよ!」が満載です。
捨てられない感情をくみ取ってくれています。
『こうやって収納してまーす』系の雑誌紹介が多い中、いやいや、それができないくらいモノが凄いんですよ。
という人、そこそこいると思います(そして私も気を抜くとすぐそれ)。
深堀してくれている事項は以下。
- 『鬼速片付け』は、思い入れのない場所から始める
- 想い出の品は『幼馴染』として適正量残す
- いま手放せなくても良い(手放せる時がくる)
そして、モノに4種類のカテゴリー(イケメン執事やゾンビ)を付けて、自分を納得させている部分も印象的でした。
普通だったらすっ飛ばして、『ささ、モノが減ったのでこう収納しましょう』と違う分野に移りがちですが、キチンと掘り下げ、モヤっとしていた文章化できない葛藤に理由を与えてくれる。
取っておくことで、元気になるものは置いておきましょう!と寛容な部分も嬉しい。
さすが、講師!
一方の私。興味がある分野だからか、マジ鬼速で読めました。
本ブログを読まれている方は、ご多忙な方が多いと察します。
そう簡単に本を手に取れない場合、こちらのサイトに、筆者の記事が掲載されていました→☆。
是非!
さぁ、すぐ実践だ!!
次回は我が家の『鬼速片付け』を紹介します。
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