次の日・・
私はプールに浮かんでいました。
はーー。どうしよ。
夏になったばかり。地元のプールで炎天下の中、家族でプカプカしにきました。
今日は久々に子ども達3人が揃った日。
といっても午前中だけ。
午後から次男はサッカーの練習があります。
長男は来週からアメリカに短期留学です。
そうだ!アメリカに短期留学!
我が家は賃貸に住んで、住居費を浮かしているからこそできたこと。
長男の私立中学進学もそう。
次男は、「中学受験はしたくない」と現時点で明言しており、公立だろうな~ということは分かっていますが、
そうだった。
これからお金がかかるのだ。
こんな時に、良い土地が見つかったから、さぁお引越し~なんて脳内お花畑かよ!と言われても仕方がない。
先にマンションか何かを手に入れておいて、それを売って次へ!という訳でもない。
新規なんですよ。
繰り返すけど、新規で購入よ。
なんせ、我が家のお金の使い方はとても褒められたものではありません。数年前に夫が転職したこともあり、想定していたよりも夫婦の懐がさむーくなっているのも事実。
お金を考えると賃貸マンションの方がよいかもしれない。
いやね。
確かに。
いつまでたっても自分のものではない。
それは間違いない。
家賃をドブに捨てるようなものだと言う人もいる。それも分からなくもない。
ただ、
賃貸マンションだと、煩雑な問題から距離を置くことができました
あくまでも我がマンションの場合ですが。
- 地域のゴミの当番は基本なし
- 管理費、共益費もほぼコミコミ
- 分譲のようにマンションの管理組合の会合にも入らなくて良い
- 戸の建付けやあれこれに問題があった時は、管理会社がなんでもやってくれる
- 住民同士の問題があった時も管理会社が間に入ってくれる
とにかく、入居者が自分で何とかしないといけない部分が少ない。
あれもこれも『住んでいるだけ』でオッケー。
学生時代や若いころにお家を借りていた人なら分かると思いますが、あの『楽なノリ』と言いますか、『住んでいる所に責任を持たなくて良い、いつもお客様状態』が続くんですよ。
10年以上賃貸に住み、
その前は会社支給の社宅に住んでいたものですから、
ややこしいアレコレからはフリー
だったんですよ。
ワタクシ。
確かに。
この面から考察すると、
賃貸って凄いかもしれない。
『賃貸 イズ ナンバーワン!』なのかもしれません。
・・ってそうなのか?
待てよ。
元気な現役世代の『今』だからいいのかも。
60代、70代になった時に賃貸を引き続き借りられるだろうか。80代、90代は?
保証人は誰になってもらうの?
今は金銭面では良いかもしれないけどって、この先家賃が上がるかもしれない。うーーん。
なんて考える。
未来のことは分からない。
分かることは、50平米付近ならまだ『広めの一人暮らし物件』として価格が控えめになりますが、70平米以上の賃貸マンションは急に値段が高くなる。おっと、どうした?!くらい。
でもって、賃貸マンションはいつでも入居・退去可能というのが利点ですが、そもそも自分が求めるエリアになかなかでない。
70平米以上の賃貸なんて皆無。少なくとも私が狙っているエリアでは。
万一出たとしても、誰がその賃料を出せるんだ!というくらいのお値段。
プールサイドに足を付け、深くフードをかぶり、直射日光を避ける。
それでもジリジリ日差しが照り付けます。
暑い。本当に暑い。
子供達をプールで見守りながら、
夫にこう言っていました。
「やっぱり、あの土地に住みたい」
無意識に言葉が出ていました。
夫が言います。
「もう少し、安かったら最高なんだけど」
それはそう。
ちょっと被せてしまうくらい、食い気味で返事をする。
でも、もうあのエリアはなかなか出ない。
次!と待っていると私達夫婦は還暦になってしまうかもしれない。
40代後半。
今までも10数年土地が空かないかウオッチし続けてきました。時にギラギラと。時にうすーい目で。
気が付いたら60代になってました~なんて、当たり前にありえる。
『今でしょ~!』
が流行った時期。
夫によく、「いつ家買うの?今でしょ~」と林先生の真似をしていたのは私でした。
ええ。
あれは確か2013年。
もう、2026年でっせ
うん。
もちろん、
お金の問題もある。
50平米マンションに住んでいる想定で、毎月のあれこれを計算していたのと、持ち家+今からローンで組んだ場合とは話が違う。
ローンも35年フルローンは無理。
40代後半に差し掛かるとはそういう年齢なのです。
あと、12年経てば、一番下の三男が大学生になる年齢。
子育ても、おそらく残り12年くらい。その後は巣立っていくだろう。
うん。
子供達が、巣立つ前のお家にしたいな・・
なんて、考える。
そうなのだ。
夫は東京に実家があります。
彼が社会人1年目に建て替えたようです。
東京出身の彼は、関西の研究所に1年目から配属されました。要するに、実家の新築には住んだことがない。
それまでは古いお家に住んでいたらしく、夫の両親もご近所に住むご兄弟も新しくなったお家に凄く喜んでいました。
ただ、夫だけが、
「前の家ほど愛着がない。前の家の想い出が多かったから・・」
と言っていました。
そう考えると、子供達が全員巣立つ前に愛着が持てるお家で生活するのも一つ。
何が正解かは分かりません。
でも、不思議なものです。
あの日、プールの帰り道にはもう決めていました。
ぽち、嬉しいです。




