「先方と会議の後、食事会をしたいから空けておいてくれないか。」
この間、部署のトップから、お願いされました。
私は滅多に接待はございませんが、今回は仕事上、本当にお世話になる相手。
「はい!承知いたしました。」
自らが主担当者になるため、外す訳にはいかないことも分かっていました。
もちろん、即答でお返事。
さて、主人に子供達をお願いしなくては・・
と思っていた矢先。
・・・はっ!
その日は主人の誕生日では!
この間、数年に1回の社員旅行がありました(と言っても、近場)。
食事会をしたホテル。
プライベートでは行けませんが・・会社よ ありがとう~
慌てて日付を見直す。
間違いない。
どこからどう見ても誕生日。
断るか。
いや、待て。
子供がいるということで、トップは常に気を配ってくれています。
配慮してもらっていることは私も自覚しまくっています。
コースは総合職、このコースにしては、無茶ぶりは少ない。
自己都合、ましてや配偶者の誕生日で外してもらうなど・・
主担当なのに・・
ぐるぐるぐるぐるぐる
子供の誕生日なら即外してもらいますが、主人は悩みどころ(ごめん!)。
悶々としながら帰宅。
主人に相談しました。
主人「行って来たらいいよ。そんなの優先しなきゃ。」
私「えっ、でも、去年はケーキもご馳走も用意したし。」
主人「それは育休中だからできたことでしょ。俺はもう何十回目だし、別になくてもいいよ。誕生日の行事にこだわらない家庭に生まれ育ったしさ。」
私「ありがとう。じゃあ行かせてもらうね。」
と話はまとまりました。
まだ赤い紅葉が鮮やかでした…
人間とは不思議なもので、何故モヤモヤするのでしょう。
何もなければ、彼の誕生日はこんなに気になりませんでした。
いわば繰り上げ当選です。
平日が誕生日だと改めて週末にね。と軽く流すのに。
仕事に家族の行事を潰されたような気がして、大切な記念日として価値観が上昇してきます。
主人「大丈夫。ポジティブモンスターだから。ポジモン、ゲットだぜ!」
と昨夜の逃げ恥のサブキャラのセリフをさっそく引用する彼。
ちょっと意味が分からないと流す私。
そっか。
切り替えて、接待に臨みます。
ごめんよ主人。
借りは返すからねーー
余談ですが、接待の日は母が来てくれることになりました。遠いのにありがとう。
何やかんやで周りの人や、会社にも良くしてもらっています。
働ける環境にただただ感謝の毎日です。