転勤の打診がありまして・・共働きの葛藤シリーズ①

2021年春

 

約10年ぶりの異動。研究職になった私は、ヒーヒーしていました。

 

正直、もう、

 

分からない

正解がなんなのか。

プログラミング 勉強

同じ理系職種だから何とかなるんじゃないの?と思う人はいるでしょう。

いいえ。

分野が違うとチンプンカンプン。

元々、要領が良い方でもない。

 

今まで工場のルーチンワークの改良や開発に関わってきたので、研究者というよりも現場をいかに自動化させるか、効率化させるかが主な業務でした。

求められるスキルや周囲や、他部署とのコミュニケーションのやり方も違います。

しかも、中堅として異動なので、新しく配属された新人や全然違う研究所から転居を伴う異動をしてきた人達に、教育をしなくてはならない。

自分のこともままならないのに、指導用のテキストを作り、プレゼンをする日々。

 

で、研究発表が2か月に1回のペースでやってくる。

プロジェクトのリーダーにもなっている。

 

常に、てんやわんや

 

やりがいはありますが、1日が足りない。

全然終わらない。

毎日残業したい。

でも定時に帰らないといけない。

 

プライベートでは、子供が3人になり、1歳児と年長、小学校2年生の子供達が待っています。

夫は、朝、6時台には必ず家を出てしまい、朝は基本ワンオペ。

夜もバタバタの中、帰ってきて、中途半端な仕事と、大急ぎで迎えに行く余裕のなさと、何だかいつも走っていたり、焦っている自分に疲れていました。

 

2009年に結婚して、今年で12年目か。

共働きをして、干支が1周回りました。

何十万回も目も回りました。

 

もう、ええんちゃうか。

ゴールはどこなんだ。

迷走する日々。

 

そんなある日。

迷える、いや、迷う暇もない生活の真っ最中。

夫が返ってくるなり言いました。

 

「オレ、来年、転勤になるわ。」

 

おっ、おん。

子供達にご飯を食べさせながら、手が止まります。

 

「場所は関東。今日、研究所のトップに来年異動しないか。どうだろう。って言われた。」

 

続きます。

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ABOUTこの記事をかいた人

10数年前の入社当時は、バリバリ系(自称)を目指してヒジ張って働いていました。 メディアに紹介され、優秀な女性として会社の重要ポストに・・と本気で考えていました。 現実は全く違い、自分の中で上々の結果だと思っても平凡な評価。現実と理想の違いに悶々とする日々。 結婚、自らの転勤、DINKSを経て、待望の子供を出産。 2回の育休を取得し、現在4歳、6歳の育児中。 もうすぐ3人目の出産を控える。 約50平米、賃貸マンションを何とか快適にと模索の日々。 夫婦共に技術系総合職、 お互いの実家は遠方(完全核家族)、 バタバタの育児、 主人は早朝(繁忙期は5時)に出社、 夫婦共に遠出の出張も・・ どこまでいけるか奮闘中の共働家、ともばたけ!