男性育休というレアな経験ー④夫が育休取得となるまでー

前回からの続きです。

【夫、育休取得シリーズ】

幻の妊娠ー①夫が育休取得となるまでー

2度と言わなくなった言葉ー②夫が育休取得となるまでー

「育休取ろうか?」ー③夫が育休取得となるまでー

 

とある休日、夫に子供達を預けて、久々に旧友とお茶をしていました。

「最近さぁ、50代の早期退職が多いよね。」

メーカーに勤める友人のボヤキ。

彼女の勤める企業は、黒字決済だけど、中堅社員以上の退職を促しているとのこと。

東京タワー

 

多くの企業がそうだと思いますが、それくらいの年代は、ポストも限定されています。

経験や知識が豊富で人脈もある人ならまだしも、フツーの人は存在意義が微妙になってきます。

その割に、年功序列で給与だけは高額

 

30代の倍の処理能力や稼ぐスキルがあるならまだしも、そうでない人の方は、自分の専門・得意分野をジャッカルしがち。

「これは、俺にしかできないから。」

と部下や後輩育成を疎かにしたり(もちろんそうでない素敵な人も多々いますが)、

自分の付加価値を相対的に上げようとし、

『存在キープ期間』を伸ばしているのでは・・

という人が一定数いる気がします。

 

うーむ。

前回のブログでもお伝えしましたが、

サラリーマンは誰にでもできるからサラリーマンなんですよね。

悲しいことに。

 

企業側は、ズルズルと定年延長をされるよりも、

早いうちに高い退職金を払ってでも辞めてもらい、

熾烈な争いになりつつある、

若手の獲得に勤しんでいるのでしょう。

 

先日、経済新聞にも関連記事が載っていました。

 

いやいや、50代の人にとってみれば、

子供の教育費がかかり、

やっと生涯で時給が最も高くなる時期

老後の資金も貯めないといけない。

そんな時期に辞めてたまりますか!

という人も多いと思います。

 

そして、私もその予備軍なので、すごく分かる!!

激しく共感!!

 

でも、定年前の10年ならまだ再就職のチャンス転がっているのもリアルなお話。

知り合いの大手製薬会社に勤めていた方(50代)も、早期退職し、ベンチャー企業に再就職しました。

 

飛び込むか、ぶら下がってでも食らいつくか・・一定数の出世街道に乗れたラッキーパーソン以外は、本気で知恵を絞らないといけないかもしれません。

今出世できている!と思っている人も保証があるわけではないです。

人事なんて水物なので、出世街道も先がずっと明るいとは言い切れません。

 

今からの時代は、

『選択』や『意外な経験値』が大事になるような気がします

 

そんなものいらんやろ・・

と思われていたスキルが重宝されたり、

絶対的に必要と思われていたこと、

例えば、

『何が何でも転勤を断らない』

『プライベートよりも仕事!』

『生涯1社に尽くしまくる』が、

古くてダサいという考えになるかもしれません。

 

そして、そんなもんいらんの代表格、

『男性の育休取得経験』

が、思わぬ所で、レアスキルになるかもしれません・・

 

********************

夫からの突然の提案。

 

「育休、取ろうか。いや、取るようにしてみる。」

ビックリし、無言の私。

「人生、長いしさ。その中で子供が小さい時って限られてる。そりゃ、今が働き時だって分かってるよ。でも、俯瞰的にみたら、取るべきかもと思ってもいる。」

どうした?

もう、鯉のようにパクパクする嫁。

多額の借金があるの?怪しい宗教に入信したか?というくらい、模範回答が返ってきました。

 

一方で、気持ちが変わっては困る!という焦りもありました。

 

ありがとう。

と言いった後、

どれくらいの期間取るつもりなの?と聞いてみました。

 

「逆にどれくらいがいい?」

うん、そうだなぁ。

夫がこう言いました。

「1ヶ月とかどう?」

いやいや、1ヶ月だと最後の慣らし保育の時だけ変わってもらうことになる。

 

育休を取った方なら分かると思いますが、最後の慣らし保育の時が唯一1人の時間が作れる時。

それを夫に代わってもらうのは、ちょっと・・ごめん。嫌だ。

そして、1ヶ月はやっぱり短い。

せめて、3ヶ月とかかなぁ。

子供のお世話や家事の一通りが落ち着くのは。きっと。

 

「3ヶ月は長いなぁ。」

渋い顔をする夫。

 

でも、ここは曲げられないような気がする。

よく、『数週間育児休暇を取りました』という男性の記事を目にしますが、ふーん。取ったことは素晴らしいけど、数週間だよね・・と思う意地悪な自分がいたりします。

 

ただ、夫にしたら凄い進歩!

贅沢は言えないなぁ。

 

一応、『育休を取得する』というのが夫婦の共通事項となり、ゆるゆると具体案を決めることにしました。

 

一方で、私の職場の人数が減っていることと、

いつになく社内外の共同研究などが進んでいる状況を鑑みると、

できれば私は3-4ヵ月くらいで戻れたら・・

と考え始めました。

 

いやいや。

本音は、もっと休みたい

1年と言わず、2月生まれ予定なので、2021年の4月から入園とかいいなぁと心の底から思っています。

 

でも、私の仕事の旬は、あと3-4年じゃないかな。

その後は、共同研究を新規で組めたとしても、

後輩に譲る立場になると思います

 

実際、企業からしたら年齢的に、

『ギリギリ、投資して教育してやるよ』

という世代です。

 

これ以上になると、厳しい・・

40代中頃の先輩方が、手を挙げてもあててもらえない現実を何度かみたことがあります。

私のプレーヤーとしての賞味期限は、後3-4年かな。

悲しいけど。

 

私が早めに戻るという意向に、夫は一時は『身体が心配』と言っていましたが、仕事の具合を考えるとそれもありかなぁと理解を示しました。

そして、夫婦共に、信頼している今の保育園に早めに預けることは悪いことではないとも考え始めました。

 

またまた続きます。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

10数年前の入社当時は、バリバリ系(自称)を目指してヒジ張って働いていました。 メディアに紹介され、優秀な女性として会社の重要ポストに・・と本気で考えていました。 現実は全く違い、自分の中で上々の結果だと思っても平凡な評価。現実と理想の違いに悶々とする日々。 結婚、自らの転勤、DINKSを経て、待望の子供を出産。 2回の育休を取得し、現在4歳、6歳の育児中。 もうすぐ3人目の出産を控える。 約50平米、賃貸マンションを何とか快適にと模索の日々。 夫婦共に技術系総合職、 お互いの実家は遠方(完全核家族)、 バタバタの育児、 主人は早朝(繁忙期は5時)に出社、 夫婦共に遠出の出張も・・ どこまでいけるか奮闘中の共働家、ともばたけ!