先日、友人と話していた時のこと。
彼女は新卒からずーーっと同じ企業で働いています。
私と同じようなザッジャパンな企業で働いており、お互いたまに連絡を取り合い近況を語り合っています。
結構有名な企業で働いているのですが、やっぱり中にいると男尊女卑だったり、当たり前に年功序列だったり、ガッカリな部分が多いようです。
うん。
激しく同意。
そうなんだよね~昭和風プンプンの企業って。
ただし、勤続20年とかそんな会社にいたら、
サラリーマンってこんなルールだもんね~ってこっちも慣れきってしまい、
反抗や代替案すら提示せず、
従順なつまんないサラリーマンになっているのかもしれません。私も含め。
でもね、その企業、目指すんですって。
何を?
週休三日制を
そーーなんだ!
- 人数は変えず
- 売上目標はそのまま
- 給与も福利厚生も据え置き
で頑張るらしい。
いいやん!めっちゃいいやん!
というのも、今まで従業員のこちら側からすると、
- 来期の売上20%増
- 増収増益を目指して
- 業務改善
なーんて言われても、はいはい。そだね~
って、イマイチ自分事にならなかった。少なくとも私は。
例え、来期の売り上げが現状の20%上がったとしても、従業員全体の給料がベースアップする訳でもなく(上がったとしてもほんのちょっと)、よかったよかったで終わる。
自分の生活が大きく変わるわけでも無い。
でも、週休三日制のために効率化させていきましょ!
ってなると、
なに?三日間休めるの?!
ってなる。
思いっきり自分事。自分のライフスタイルが変わる。
だがしかし!
真面目な話をすると、平日が5日あった労働時間が4日になると『スピードアップ』や『努力の延長』では間に合わない。
抜本的な現状と異なるシステムが必要。
良い意味でも今までの当たり前にメスをいれないとダメ。
それはそれで良い風が吹くでしょう。
また、少子高齢化の日本。
若者の採用が難しくなる時代に突入します。
仮に同じ業界にA社、B社、C社あった場合、
給与も内容一緒。
社会的知名度も一緒。
そうなると週休三日制を採用している企業に大きなアドバンテージがあるのでは。
こちらの特集にも同じようなことが書いていました。
地方の温泉旅館。今まで1年も経たずに退職していた若者が、週休3日にしてから定着しているとのこと。
休めるっていい!!
そういえば、昔。
2000年代中頃。
私がいたのは今、所属する企業の中央研究所。
休暇がめちゃくちゃ取りにくかった。
休暇を申請するには、ハンコが4つ必要でした。自分、直属の課長、次長、研究所長。
1つのハンコに対して、直接許可を取りに行くので心理的負担もある。
こんなに頭を下げないといけないのならば、休暇なんか取りたくない。
その甲斐あって?
ほぼ有休なしで1年を締めくくる従業員が続出。
風邪をひいても、倒れそうになっても出社するのが美徳な時期がありました。
今考えるとゾッとします。
それを考えると・・あれから四半世紀後に週休三日の流れが来ているなんて信じられません。
良い制度よ。とーっても良い制度なんだけど。
週休三日を採用する企業と、社員になりたくても非正規で採用されている人との格差はずっと広がると思う。
どうしようもないくらい。
貧富の格差だけでなく、
これからの日本は『休み方の格差』も広がると思うのです。
そだねーーのクリックが嬉しいです。