前回のつづき。
さて、ある日。
過去問を全て終わらせた長男。
他の教科は自分で見直しをして、3教科で1時間かかるかな~くらい。
しかし、国語だけは、ずーーんと重くのしかかります。
国語だけは真っ白な問題用紙
相変わらず、線引きをしていない真っ白な問題用紙が目につきます。
本当に、いつになったら出来るようになるのだろうか。
- 線をひこう
- キーワードに印をつけよう
- 物語文には登場人物と場面転換に印を
分からない単語もスルー、
もしくは知ったかぶり。
「知らない単語はウェルカムだから印つけてよ!」と何度言ったことか。
読み間違え、回答の間違えにも、
母は寛容にしているつもり。
でも…
やっぱり物語文の理解が低い。
『光子』という女の子を「こうし」と読んで「神様の使いかな?」と思っていた、なんていうのもありました。
いや、違うから!
でも、読み間違えはどんまいです。
実力不足は仕方ない。
ここから伸びていけばいいのです。
そんな中・・
母子バトル勃発!
国語のテストのやり直し中に、
長男、途中から母の腹が立つことをわざとはさんできます。
例えば、
私「この問題は、書き抜き問題で『文中の3文字を書き抜け』と書いてあるよね。一見簡単そうに見える。ただね、答えは実はキーワードにもなっていないマニアックな単語だったよ。だから、難易度の高い問題だね。」
長男「いや、そうとは限らない。答えを見たら、なるほどと思ったし、時間もかからないんじゃない?」
私「うん。そういう人もいるかもしれない。ただ、長男よ、これは認めよう。さっき答えを先に伝えて、どこに書いてあるか探してみて~と言って5分以上読み込んでも分からなかったよね。時間がかかるという時点で難易度の高いC問題だよ。」
長男「いや、そうとは限らない。Cはもっと難しい。これはできた。次いこう。」
いやいやいや・・
こんな感じで1問ずつ、
解説に目くじら立てられ、上げ足を取られたら、
アンガーマネージメントを頑張ろうと思っている母でも、
・・ぐぬぬぬってなるよ。
同じような状況が5回くらい続いて、
何を言っても言葉じりやちょっとしたことで突っかかってくる。
本筋とは違う、議論を吹っかけられる。
…これはもう、やる気のないヤンキーに受験問題を解かせている状態。
正直、めちゃくちゃしんどい。
「キーーーー!もう、あんたとはやりたくない!」
と叫んでしまいました。
とっても疲弊しあmす。
父の登場と説得
あまりにもしんどくなってきて、第三者の目が欲しい。
他人・・は無理でも、母子ではない誰かに冷静な目で判断して欲しい。
母の私も狂気になっているのかもしれない。
ということで、夫に部屋に来てもらい、後ろで静かにやり取りを聞いてもらいました。
夫もあきれつつも、
「長男よ。できない部分に向き合うのは偉い」とフォロー。
ただし、「自分で母に教わると決めたのなら腹をくくれ」と長男を諭しました。
言葉じりで反抗したり、ごまかしたりするのはダメ、と。
んでもって、長男。
「腹をくくれって何?」
おーい!もう小6の秋だぞ。
と言いたいのをぐっと我慢して、
辞書を持ち出して「腹をくくるはね…」と説明。
あーーもう、
なかなか大変だ~~
私もこのやり取りだけでなく、繰り返される反抗に限界を感じてきました。
「ちょっとお互い、一息つこう」
と私はリビング、長男は個室へ。
うーん。限界だよ。母の精神維持も。
繰り返しますが、出来ないことは仕方がない。
そこを責めることはしていません。
ただ、国語に向き合っている時の一連の態度や当たり散らし方が…付き合ってられない。
我が子であっても、
いや我が子だからこそ、
親も気持ちのコントロールが難しい。
長男の決意と母の条件
しばらくして頭を冷やした長男が戻ってきて、
「お母さん、ごめん。僕はお母さんに国語を教えてもらいたい」と謝罪。
私も「言い過ぎた」と謝りつつ、条件を出しました。
- 間違ってもいい
- 悔しいけど間違いは認めよう
- 分からない単語は分からないと言おう
- サクサクお直しをしよう
正直、国語とは違う「何か」と戦っているのは時間の無駄。
戦う相手は国語だけで十分だと伝えました。
うん。
親子で前をむこう。
いろいろあります。
ありすぎます。
きっと、まだまだ数ラウンドのバトルが繰り広げられるでしょう。
それでも、1月の入試まで・・
とにかく、前を向いて進めます。

頑張れー!のポチに泣きます。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。