小6長男の中学受験に寄り添って、ここ1年半で関西の学校を10校以上見学しました。
いやもう、親子でフェス巡りかツアーバンドかってくらい動き回りました。
関西の中学受験は「数校受験(2~3校)」がリアルなライン
関東圏みたいに前受が盛んな文化ではない気がします。
一発勝負のお子さんも結構いらっしゃいます。
でもって、関西エリアって広い。
首都圏のように地下鉄や私鉄が細かく走っているわけではないので、実際に受けられる学校数は交通の便からみても少なめ。
例えば兵庫の子が「ちょっと和歌山まで受けに行きますわ〜」なんてケースは稀。
結果的に、現実的には「通学1時間圏内」に落ち着く子が大半です。
大手塾もそのあたりを計算して、対策を組んでくれている気がします。やっぱり抜け目ないですね。
我が家も家から遠い学校は・・結局は選ばないと思われます。
さて、見学した学校はどうだったか?
シンプルに、
全部よかった!全部推し!
結論から言います。
どの学校もめっちゃ良かった。
ほんとに、どこに行ってもファンになって帰ってくるんですよ。校門から出るときは、いつもご機嫌な犬のように親子でキャッキャしながら出てきました。
息子なんて、しばらく「見学の思い出をおかずにして勉強」してましたからね。
新手の推し活ですよ。
さらに、学校ごとにこんな特色がありました。
- ピンク髪の先輩が案内してくれる自由な難関校
- 校舎から重厚感が漂う伝統的な厳格校
- 土曜も平日も授業びっしりの進学校
- 国際色豊かで英語が飛び交うグローバル校
……どこも「推しポイント」が満載でした。
一方で、
理系親の目線から見ると
学校によっては、理系教育にものすごく力を入れていて、最新の実験室や顕微鏡にびっくり。
現在、研究職の私から見ても「これ中学生から触れるの!?」と驚きでした。
でも、ふと思ったんです。
自分の中高時代は?
ごめんなさい、全然でした。
部活のソフトボール、陸上、テニス、そして学校行事に青春を全振り。
勉強した記憶はほとんどない。ほんで浪人した!
あはは!ダメなサンプルじゃないか。
それにしても、施設って大切ではありますが、必須事項でしょうか?
もしも受験の結果が芳しくなく、施設が充実していない学校に進学したら、残念な未来になってしまうのでしょうか。
思っていたんと違うことに、嘆くのでしょうか?
うん。
社会に出たら「思てたんと違う」の連続
が待ち受けています。
思いっきり理系の準備をしてきても、必ずしも100%生かし切れるとは限りません。
残念なことに、理系で就職して研究員になったとしても、ずっと研究職にいられるわけではありません。
配属や転勤で、全然違う分野に飛ばされることもよくあります。
実際に私は、入社5年で他分野へ配属され、10年後に研究職へ戻ってきました。
「いや、思てたんと違うやん!」の連発でした。
でもその間を支えたのは、中高時代の部活や友人関係で培った力。
やっぱり青春の財産は、どの学校にいても積み上がる。
何が言いたいのかというと、
どの中学校でも楽しいことはある!
いろんな学校を見学して思ったのはこれです。
最新設備や国際的な雰囲気はもちろん素晴らしい。
でも、地元の中学だって青春はちゃんとある。
- 友達と駄菓子屋に寄る放課後
- 部活でクタクタになって帰る日々
- 行事でクラス全体が盛り上がる瞬間
それら全部が「最高の思い出」になる。
つまり、どこの学校へ進んでも、きっとドラマチックな青春が待っているんです。
まとめ:中学はどこに行っても大丈夫!
今回の学校見学ツアーで感じたことをまとめると、
- 関西の中学受験は「通学1時間圏内」が基本かな~と認識
- 10校以上見学したけど全部良すぎて推し校化
- 理系設備に感動しても、青春は設備に依存しない
- 結局は友達・部活・行事が中高生活の財産
……そう、どこの学校に進んでも最高の青春が待っている!
息子よ、どこでも思いっきり楽しんできなさい。
母はもう全部の学校に恋して、ただ学費を稼ぐために働くことを心に誓ったぜ~

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