小5の長男。この2月から中学受験塾に通い始めました。
2回ほど本ブログのつづきもので発信いたしました。
今回はその最終章です。
中学受験。
3か月前から塾に入ったばかりの小5長男は、正直ついていくのがやっとな部分が多々。
お家が狭く、こもる自室もなし。
弟は小さく、勉強していてもその目の前にプラレールやトミカを置かれる。
上の弟も兄に話し相手になって欲しいらしく、常に話したいな~という雰囲気が漂う状態。
3月までは付き切りで母が並走していましたが、父の仕事が忙しくなり、母のお家業務が過多に。
並走できたとしても、頑張って1日1時間くらい。いろいろ無理になってきました。
このままではダメだ・・
ということで、
塾の自習室を利用してもらうことに!
最初は何の気なしに利用していた自習室でした。
全く期待はせず。
とにかく宿題を済ませてきてくれーと追い出している感じでした。
だがしかし!
思わぬ効果が現れました。
というのも、自習室に足しげく通っていると塾のスタッフ、講師を含めた皆さんに『頑張っている子』『やる気のある子』とみなされ始めたのです。
本当のトコロは『家が狭い子』『両親が激務な子』『兄弟が小さい子』という何とも受験に不向きなバックグラウンドのため、家とは別のスペースで勉強してもらっているだけなのですが・・
さらに、自習室を利用する前の2~3月は宿題を提出しても、ノートには【見ました】くらいのサインでしたが、【10番の問題は図を描いて解いた方が分かりやすいよ】とか【計算が細かくなりがちなにで、スペースを使って書いたらいいよ】とか具体的なアドバイスを頂けるようになりました。
そうです。
学習室を使うことによって、
塾講師の方々への露出が増え、
頑張っている生徒だと思われ始めた
のです。
言っておきますが、
2-3月の勉強量は4月になってからのそれは、ほぼ変わってません。
2時間ほど学習室で勉強を進め、家に帰ってから1時間、やってきたことを親子で答え合わせ。
分からない単元はもう一度しようか。
今までも毎日2~3時間ほどお家で、母が並走して学んでいましたが、
遅い取り組みにイライラしてしまったり、
分からない問題があると長男から「お母さん、この問題分からないから今教えて」と言われると、
深い思考になる前に母が助け船を出してしまっていました。
良かれと思っていたことが空回りしていた気がします。
学習室だと自分で進め、分からない所は飛ばして帰ってきます。
もしくは、印をつけておく。
まだ先生に積極的に質問することは難しいみたいですが・・
ただ勉強は『味方を増やした方が良い』ということを本人も分かり始めたみたいです。
自習室というコミュニティに顔を出すことが楽しくなっているようです。
これは、中学受験だけでなく、
今後の糧にもなると思います。
何かを始める際に、
分かりやすく努力ややる気を周囲に見せることで、
応援されなくとも『認知』はしてもらえる。
上手くいくと成長する過程を喜んでもらえる。
もっと上手くいっちゃうと有益なアドバイスももらえる。
人の監視があるため、自分も続けようとする。
実は良いこと尽くし
我が家は中受に向いているとは全く思えない環境です。
- 『共働きで親が手厚く関われない』
- 『夫は激務で母もフルタイムでワンオペ』
- 『兄弟が多い』
- 『家が狭くてどこかに籠れない』
等の不利な部分は多々あります。
逆の環境で、それなりに整っていれば自習室という選択はありませんでした。整った家庭環境で、もしかすると高い集中力がキープできたかもしれません。
自宅学習は通塾時間もなく、タイムロスが少ない学習方法だと思います。
上手くいけば、最強の方法です。
現に、私も浪人時代や落としてはいけない大切な試験の前には、
どこかに行く時間を惜しんで家で勉強していました。
ただ、中学受験はまだ小学生の試験です。
昨日考えていた決意や思考は、次の日に簡単に忘れてしまうのが小学生。
環境や仕組みがモノを言う
そう。
自習室という環境や仕組みがカチッと長男のリズムにハマり始めました。今の所ですが。
『親ではない誰か大人に応援される喜び』や、
『よく来てるね~』というちょっとした声掛けも彼の自信や勉強を進める動機になっているようです。
腹をくくったつもりですが、どこかで、
中学受験なんて!いらんやろ!と正直思っていました。
んが!
小5長男にとって『自習室にまつわるあれこれ』が、
勉強以外にも得るものが多いかもな~とも思い始めています。
ではまた。
ポチに泣きます!