前回の続きを書かせて下さい。
前回→億単位の仕事が大ピンチ。どうすうのか。リカバーできるのか?【前編】
億単位のプロジェクト。
完成までに、何かといろいろあります。
というか、本当にいろいろありすぎて、こりゃ参った!と逃げ出したくなっています。
あーーもう、勘弁してください
まずはね、何があったかと言いますと・・
既に技術が確立し、数々のサンプルを試した上で、
億単位の装置を発注しました。
納期は来年の3月です。それまで、研究室レベルで想定されるチェックは繰り返さなくてはなりません。
事の発端は、研究でのちょっとした不具合。
いつもと少し角度の違うサンプルをテストしてみると、とんでもなく悪い結果が出てきました。
おいおい。それはおかしいだろ。
同じようなサンプルをいくつも作り、同様のテストをしてみたところ、
ほとんどがおかしな結果となる。
いや待て。
なんでや。
この技術が実装した暁には、
- 通常のサンプル
- いつもと少し角度の違うサンプル←今コレ
- 想定していなかったサンプル
がごちゃ混ぜになり、日々試すことになる。
常に同一の結果が出ないといけないのに、出ない。
なんでや!
ということで、取引会社も巻き込んで抜本的な改善をすることに。
仕様や設計を変更し、あれやこれやとやり直しました。
一方で、これだけ改善すると、納期って大丈夫なの?という疑問もよぎります。
何度も、
「納期って間に合いますよね?」
と確認しながら進めていました。常に取引会社からは、間に合わせます!と言われていました。
んが!
ある日、取引会社とのウェブ面談の最後にこう言われたのです。
「すみません。ぽにさん。納期ですが、来年の3月を予定していましたが、このままだといつになるか読めません。」
なんですと!
と思うと同時に、やっぱり?!そうなの?
となる自分も。
「はい。全然読めませんが、来年の11月になるかと・・」
なんたること!1年後じゃないか!
一連の理由を聴き取り、その場では大人な対応をしつつ、
会議が終わり次第、光の速さで社内の関係各所に連絡。
みんな、3月が納期だと思って動いている。
私も含めてだけど。
そうじゃないよ~延期になりそうなの~~
と通達しに行く。
し、しんどーーー
もうね、やっぱり驚きだったり、期待していたのに残念!って顔をされるんですわ。
でも、いろんな人の所に行く前に、例のZ世代の後輩に言われました。以後、Zさんとよびますね。
Zさん「ぽにさん、社内に通達する時は、絶対に謝ってはいけないですよ。」
えっ?なんで?
Zさん「私達は悪くない。毅然とした態度で淡々と事実だけ述べてください。プロジェクトのためにも。だって私達は悪くないです。今まで取引先と交わした議事録も全て納期については【間に合わせる】と言っています。言質を取っています。なので、我々が謝るのは筋違いです。」
分かった。
自分で言うのは何ですが物腰が低く、無駄に謝ってその場を穏便にさせるのが私の特技でもあります。
でも、それを封印してくれと。プロジェクトのために。
ということで、私は関係各所に事実だけお話し、今後もご協力をお願いします。と伝えて回りました。
うん。それにしても、
最近はコンプライアンスが行き届いていますね
そりゃ、怪訝な顔だったり、
ビックリされたりはしますが、
誰も「言ってはいけない傷つけるようなワードは言わない」。
当たり前と言えば、そうなのですが。
精神的に辛くなっている私をあえて崖に突き落とすような言葉をかける人はいない。
コンプラ文化、助かります。
で、一応、社内の了承は得ました。
一応ね。陰でどんなこと言われているかは知りません。
でも、もっとすごい通達が、取引先から来るのです。
続きます!
続き~のポチに悶えます・・ホントに。ありがとうございます。




