私が入社して4年目の時でした。
当時は中央研究所に勤務していまして、男性ばかりの職場（基本、ソフトに男尊女卑）に半ばウンザリしていました。
そんな中、新人に超絶かわいい子が入ってきたとのこと。
研究職ではなく、営業職としてですが、1年ほど研究所でみっちり研修を受けるらしい。
彼女、バックグラウンドは思いっきり理系。
学歴もビックリするくらい高く、そんな女性が来るの？
と思っていると、
まぁスタイルの良い、どこからどう見ても美人が現れたではないですか。
1年間、中央研究所のいろんな部門で丁稚奉公です。
企業の研究所は、僻地と言いますか、広大な土地にポツンと建っていたりします。
ほとんどの社員が社宅や寮に住む。
彼女は、私のちょうど下に住むことに。
ええ。
可愛がるに決まっています
何かと話しかけていました。
今思うと、迷惑な先輩だったかもしれません(汗)。
彼女は関東出身。
関西の私でも知っている、中受で勝ち組の中高に進学した後、
エスカレーターを蹴って大学受験。
もう、それを聞いただけで、
ガッツあるな～
って思っちゃう。
1年後に丁稚奉公が終了し、営業系の面白そうな部門に配属されました。
営業職としてバリバリやっており、
この後輩が企業を引っ張っていくんだろうと思っていました。
ですが、先月。
退職しますとのメールが
届いていました。
この後輩の最後の日、
子供のクラスが学級閉鎖で数日会社をお休みしていたんです。
あーあ。
実は、3ヶ月ほど前。
私が管理職になれず、へこみすさんでいた時、食堂で彼女とすれ違いました。
キラキラした彼女は、何度か私を確認して話しかけようとしてくれました。
ただ、その時は極力会社で人と話したくなくて、目を合わさずにスッと通り過ぎました。
すまぬ。
また、余裕が出来たら謝ろう。
今考えると、転職や悩んでいることがあったかもしれません。
それが、同じ会社で会う最後になってしまいました。
結局会えずじまいのまま、風のウワサで聞きました。
東京に帰ると。
転職先は決まっていると。
ウルトラスーパー有名企業に転職したと
それを聞いた時、
よう受かったな・・さっさすが
と思ってしまいました。
大いに活躍するでしょう。
あーそれにしても、
この人は凄い！と思っていた人がチラホラ転職をしています。
だからと言って、所属している企業の離職率が上がっている訳でもありません。
肌感としては、
優秀な人から動いている
という感じ。
そうなると、特に何もしない『いるだけの人』が残るだけ。
で、こともあろうが、
我が社、先日の夏のボーナス、
昨年よりも20％近くアップしておりました。
ここ数年、低迷していたボーナス。
有り難いことは間違いないのですが、上げ方がうーん。な部分あり。
社員、一律で上げたんです
『いるだけの人』も『結果を出した人』も皆、一緒の割合。
やらなくても、やってももらえるのであれば、どっちを取るのかは明白です。
まぁ、私もここ数年は結果を出していますが、それまではいるだけの人だったので、あまり強くも言えないんですが。
ただ、結果を出す前後って、社内調整や予算取り、ペコペコの連続に、科学的な結果。
歯を食いしばり、
何としてでも手繰り寄せる意地よりももっと強い意志、
怨念と執念？みたいなものがあったりします。
ホント、ハゲそうになるので、
してもしなくても、
給与や待遇が変わらないなら、
しない方がいいかもなぁ〜
って思っちゃう。
辞めた美人な後輩も、そんな所があったんだろうな。
私もどうするんだろ。
自分と相談しつつ、ホントにいろいろ考えるとします。
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