「ぽにさん、報告書ってどう書けば良いでしょうか?」
先日、後輩が報告書をもって相談にきました。
ゴホン。
ここで唯一の自慢をしてもよいでしょうか。
はいどうぞ(一人二役)。
私は年間にかなりの数の研究報告書を提出しています。
小さな結果が出ると提出、
実験手法を変えると提出。
報告書はタイムスタンプを取っています。
(タイムスタンプとはスタンプが付与された時間に電子データが確かに存在し、それ以降改ざんされていないことを証明する技術のこと)
で、私、実験がキレッキレな訳では決してございませんが、
報告書やログを取るのが比較的、苦にならない人間です
そりゃしんどい日もありますし、
昔はとっても苦手でした。
1行書くのにもヒーヒー。
数日かけた報告書は直属の上司にビッチリ赤を入れられ凹みまくっていました。
ですが、あることを叩き込むことで劇的に書けるようになりました。
あることとは?
ズバリ、
型を覚えること。
当時の直属の上司に、所属会社で好まれる報告書の書き方を教えてもらったのです。
報告書の場合、一般的なテンプレートと言うよりも会社それぞれに『独自のお作法』があったりします。
例えば、私が昔所属していた中央研究所では、
初めの数行に全てを凝縮させる書き方
が好まれていました。
その初めの数行は『です・ます』調、
以下は『である』調で、
- 目的
- 期間
- 手順
- 結果
- 考察
- 今後
を書く。独特な方法です。
もちろん、トップや部門が変わると報告書の方針もガラリと変わります。
ですが、
型を覚えることによって、簡単になりました
さて。
読書感想文よ。
超絶お薦めの『型を習得する本』があります。
こちら。
『脚本家が教える 読書感想文教室』
この本は書き方を徹底的に教えてくれます。
小学生だけでなく、中高生にもお薦め。
一応、リンクを貼っておきますが近所の本屋で私は見つけました(今の時期には本屋にあるかもしれません)。
何が良いって、とにかく具体的で分かりやすい!
小学生にも分かる説明でしかない。
例えば、誰もが知っているお話『ウサギと亀』で感想文を書くとする。
- 400字
- 800字
- 1200字
をどうやって書いていけばよいか。
具体的に文字数ごとに書いてくれています。
行き詰った時も大丈夫!
序盤、中盤、終盤の書き方が懇切丁寧にかいてあるんです。
理解しやすくて良きですよ。
さーらーに!(ジャパネット風)
他の小学生が書いた読書感想文例も紹介されています。
要は、型に忠実に書いている読書感想文例です。
それを読むと、
あぁ、こんな書き方で良いんだ
って思います。
むしろ、自分も小学生に戻って書いてみたいな~~!
と思うくらい、かけるかも!ってなる。
ちなみに!
我が家、何か1冊本を読んだわけではないです。
今回は読書感想文は何かを読破するのではなく、
国語のテキスト(塾、自習含む)の中で今までで最も印象に残った問題文を使いました。
せこくない?!
本を楽しむのが読書感想文の醍醐味じゃないの!
邪道だ!
と感じる方もおられると思います。
はい。その通り。
ただ『感想文の作成』だけに焦点を当てると、
テキストに載っている文章はとーってもよい。
国語の問題って、登場人物が成長した部分や、
今までと視点が変わった部分、何かの変化があったからこそ問題文として取り上げられます。
ちょうどいいんです!
で、我が家の子どもは本を読むことが苦手。
昔のたっぷり読み聞かせをしたあの時間は何だったんだ!というくらい自発的には読みません。
「本読みなよ~」
と促すのも嫌なので、短い文章を推敲して書いてもらうことにしました。
地味に、国語の勉強にもなるため、
一石二鳥!
『型』を覚えると書くのも楽しくなったようで、国語ニガテな子ども達も比較的スラスラ書いていました。
ちなみに本の中盤には・・
子どもが読書感想文を書いている時に、大人がしがちな3大NG対応の紹介もあり、ドキッとします。
逆に大人にして欲しい対応も書いています。
子どもにとっても親である自分にとっても勉強になる1冊でした。
それにしても、毎年億劫な読書感想文を早々に終わらせることができて、本当によかったです。
ではまた!
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