『男性育休』は増えないに 1票

『家賃って、高いー!』

夫の転勤で首都圏に住んでいる友人からのLINE。

彼女は悩んだ末、自身の仕事(育休中)を退職し、夫が暮らす関東に子供たちと共に引っ越していきました。

 

生活や環境面では問題はないが、1つ困ることがあると。

家賃が高すぎ

マネーな事情がシビアですと。

1LDKでも余裕で15万オーバーする。

会社から支給される家賃手当や東京手当?なるものがないと、生活できない~と切実な意見が。

「基本給だけなら、もう、無理。『各種手当』様々だよ。」

LINEには現代のリアルがありました。

*********

男性の育休を国をあげて推進しているのは、周知の事実です。

だがしかし、

増えません

我が家の社畜夫も、3人目にしてやっと、育休を取るという重い腰をあげました。

首を縦に振るまでは、壮絶な家庭内ドラマが繰り広げられました。

幻の妊娠 -①夫が育休取得となるまでー

 

個人的には、男性育休、増えて欲しい。

これ、絶対!

 

実際の割合はどうなのでしょう。

数値をみてみます。

 

育児休暇の取得率、

女性は80%以上の推移をキープしているのに対して、

男性は1-6%前後で推移しています。

【育休取得率の推移】

20082009201020112012201320142015201620172018
女性90.685.683.787.883.683.086.681.581.883.282.2
男性1.21.71.42.61.92.02.32.73.25.16.2

<厚生労働省「雇用均等基本調査(確報)」(平成30年度)>

 

ひっ低い。

ほぼ絶滅危惧種状態。

 

でもね、その理由も分からなくもない。

 

我が家は、夫が育休に入って1か月が経ちました。

彼の新しい成長や発見は肌で感じますし、

どんな自己啓発やセミナーよりも、

得るものは大きい気がします。

 

一方で問題もあり。

取得者は増えるか? と聞かれても、

増えないだろうな~~(白目)

と答えてしまいそう。

 

一番大きな理由は、

マネーね

お金ですわよ。ほほほ。

 

育休の給付金は2020年現在、初めの半年が67%、その後より50%です。

つまり、20万円もらっている人はその67%は頂けるという、ありがたい制度です。

しかし、この制度にも上限がございます。

育休 上限

若干この8月から改定されましたが、304,314円が月に頂ける上限

元の給与が 44万7千円以上の方は、一律このお値段。

でね、計算される元の給与って、

  • 交通費
  • 各種手当

が入っています。

専門家ではないので、うちは違いますって人がいたら御免なさいね。

 

冒頭のラインが来た友人。

まだ子供が幼い。

実家も遠い新天地。

 

是非とも、夫に育休を取ってもらいたい。

 

やはり、現実は厳しい

彼女の夫の給与、基本給にプラスして、10万円以上の住宅手当が入っているらしい。

そこに、交通費が毎月数万円。

配偶者や子供手当などをプラスすると・・

 

額面では50万は超える。

しかし、

44万以上の人は、

一律30万4千円。

 

うん。

住居手当がたっぷりもらえる転勤ありきの働き方。

男性育休は厳しいチョイス

お高い住居、自腹で払わなくてはいけない。

 

それでなくても子供用品、オムツやいろんな出費がどうしてもかさむ。

大人の手も欲しいですが、

お金も欲しい。

現実問題。

 

恥ずかしながら、我が家は薄給(涙)。上限の問題とか夫婦共にモゴモゴ…なのですが、、

それはさておき。

片方がパートや専業主婦で、夫が育休を数か月~1年取るというのは、やっぱりレアケースになる気がします。

さらに、夫婦共に40代オーバーなり、メインで働く夫は収入も高くなって、上の子達の進学や塾代もかさみそうな時期にポンと妊娠。夫が育休!っていうのも、厳しいだろうな。

 

やはり、夫がフルで働き、妻が取得する場合がマネー的には効率が良いのか…

女性の取得率の高さも、それを物語っています。

 

あぁ、

男性の育休。

我が家の子供達は3人とも男の子。将来、育休を取って欲しいと切に思っています。

しかし、

  • ある程度の資産を築いてからの出産
  • 夫婦ともに正社員で制度が整っている
  • 家賃などあまり考えなくてよいエリア

じゃないと厳しいかもしれません。

 

マネーな事情を考えると、

簡単にまね~できない案件ですね。

 

・・・お後がよろしいようで。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

10数年前の入社当時は、バリバリ系(自称)を目指してヒジ張って働いていました。 メディアに紹介され、優秀な女性として会社の重要ポストに・・と本気で考えていました。 現実は全く違い、自分の中で上々の結果だと思っても平凡な評価。現実と理想の違いに悶々とする日々。 結婚、自らの転勤、DINKSを経て、待望の子供を出産。 2回の育休を取得し、現在4歳、6歳の育児中。 もうすぐ3人目の出産を控える。 約50平米、賃貸マンションを何とか快適にと模索の日々。 夫婦共に技術系総合職、 お互いの実家は遠方(完全核家族)、 バタバタの育児、 主人は早朝(繁忙期は5時)に出社、 夫婦共に遠出の出張も・・ どこまでいけるか奮闘中の共働家、ともばたけ!