「えーーっと、算数はかなりできています。
上位中学を目指してもよいかもしれません。
でも、国語が平均よりも悪いです。」
うん。
また同じことを言われた・・
とある塾にて。息子の入塾テストの結果を返されています。
算数だと入塾テストも余裕でパスしますが、国語はギリもしくはアウトだけど算数のお情けで合格となる。
うーーん。
困っている私に、講師の方が言います。
「あの、長男君なのですが・・
忘れ物が多くないですか?」
ほぇ?
なぜそれを知っているの?
テストを受けただけの滞在時間3時間かそこらの塾。
何でわかるの?
えっ?占い師?
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中受をしたいと言い出した長男。
この11月よりいろんな塾の入塾テストや公開模試を受けに行っています。
算数はRISU算数をしていたこともあり、かーなーり出来ます(RISUサンキュ~)。
しかし、国語、特に長文読解が壊滅的。
とはいえ、学校の国語のテストは悪くはないんです。いわゆるカラーテストではほぼ100点。
個人懇談でも何も問題なしと言われています。
でも、中受の長文になると苦戦しまくっています。
まぁ中受は文章が長いからね~
慣れだね~~
って思っていましたが、どうやら、
彼の特性に問題があるようです
そう、上記の塾にて入塾テストだけでなく、IQテストをさせてもらったのです。
8つくらい『特性』項目があり、
長男は全て平均前後、
数学的思考はやや平均を上回る結果でした。
んが。
1つだけ平均よりも遥かに低い数値がありました。
それは何か?
『日常記憶』
です。
塾講師の方が続けます。
「日常記憶が低いお子さんは、短期的な記憶が苦手でして忘れ物が多くなる傾向になります。
また、学校の国語などの十分に時間が設けられた設問だと間に合いますが、
長い文章を短期間で読み解くのが苦手です。」
マジで?
ビックリする私に続けます。
「そうなんです。まさに、中学受験は長い文章を短期間で読み解くテストでして・・」
ですよね。
存じ上げております。
「はい。短期記憶の訓練と、国語のノウハウを固めないと結構しんどいです。」
なるほど。
ちょっと、長男が実際に使っていた当日の国語の問題用紙を見せて下さい。
講師と共に長男の国語の長文問題をみます。
うん。
ビックリ。
文章がA4に3枚に渡り続きますが、文章は全く線が引かれておらず、真っ白。
設問で若干の汚れが見られましたが、
文章の大切な部分や場面が変わったところ、
記すべきマーキングが0。
そうか・・
短期記憶が低い特性を持っていると、
設問を解く時に文章のどこを読み取ればよいか分からないに違いない。
1度読んでみて、設問を見て、
さぁ!って時に1度目の記憶は無くなり、
マーキングもしてないので何のこっちゃ分からなくなり、
もう1回読んでしまい、なんなら設問を忘れ・・
うん。察し。
国語は、説明文と物語文で違いますが前者だと、
- キーワード
- 文の切り替わり
- 接続詞
- 対比される文章
などに印(マーキング)をつけなくてはいけません。
って、これも私、
大学入試の予備校で習ったんやった。
塾に行ってない小学生にやれと言うのは酷
で、このマーキングってとっても大切。
社会人になってから、論文、契約書、特許文書・・ギャーーって逃げ出したくなる文章の羅列から私を救ってくれたのはマーキング術があったから。
ということで、まずはYouTubeで軽ーく理解させるとします。
【決定版】国語の線の引き方を現役講師が解説します!【中学受験】
この方のYouTubeは秀逸。
最近は良質な情報がYouTubeにアップされていますね。
有難い時代になりました。
あとは、分かりやすそうなテキストでフォロー。
このテキストもレビューが非常に高い。
あーー2月の入塾までに間に合うか?
でも、
国語は一生付きまとうので、小学生でできるようになると全然違う。
ちょっとしたコツで本当に読解がラクになります。
この訓練は中受だけでなく、高受、大学受験、
いやいや社会人にも多大な恩恵があると思います。
単語も増やさないと・・とりあえず、こちらも買うか・・
そうそう。
『日常記憶』
について。
こちらはどうしようかな~~
そんなことを考えながら、塾を後にします。
しばらく歩き、ハタと気がつく。
あっ、
バックを塾に忘れた!
慌てて塾に戻ります。
うん・・
日常記憶は長男だけでなく、私にも絶賛必要な能力な気がします。
とほほ。
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