「お母さん、この小説面白かったわ。」
小6長男が、小説を片手にドヤ顔で教えてくれました。
そう、先日ついに――
我が家は子育て家庭の大決断「ゲームとYouTube禁止」ルールを発動したのです。
「え?受験対策?」と思われそうですが、そうではありません。
きっかけは、小6長男ではなく、小4次男と年長三男を観察していて、ふと思ったことでした。
食卓が「陰謀論サロン」化していたのです
最近、食卓での会話がやけに濃いんです。
濃いというか、もはや情報番組というか――
- 「地球がいつ滅亡するか噂されてるらしい」
- 「陰謀論的な…根拠のないデマ」
- 「ポケカが高値で売られてるやつ、どれくらい上がったか」
……いやいや、それ小学生が積極的に語る話題?
友達と遊んだ日の出来事より、見たYouTubeやショート動画の方が刺激的らしい。
気づけば、せっかくの家族団らんの時間が陰謀論トーク&ポケカ相場解説になっていました。
もちろん、見た動画の内容が正しいのか間違っているのか、親に確かめたい気持ちもあるのかもしれません。
やっぱり刺激が強すぎるし、コンテンツの質もよろしくない気がする。
正直、Eテレや、せめてネットフリックス・アマゾンプライムあたりにしてほしい…。
そんな想いを夫と共有し、思い切って「ゲーム・YouTube禁止」ルールを決定しました。
我が家の新ルール:ゲームとYouTubeは親が管理
- ショート動画&YouTube禁止
- ゲームは親の見守り中だけプレイ可
この新ルール、発動初日から子どもたちは大騒ぎ。
「暇だ〜暇だ〜!」
「やることない〜〜!」
…はい、その気持ちもわかります。
ということで、即、地元の本屋に行って何でもよいから本を買ってもよいことに。
うちの子は本を読まない。全然読まないけど、もう、強制的に読んでもらうことにしました。
マンがでもオッケー。
すると・・・
暇が子どもを変える?小説デビューの瞬間
そして数日後、あの言葉が飛び出します。
「お母さん、この小説面白かったわ。」
勉強の合間にゲームやショート動画を挟んでいましたが、禁止になったのでしゃーなしで本を読み始めたのです。
YouTubeという強烈な刺激がなくなると、
案外すんなり本の世界に入っていくんですね。
また、中学受験をしているおかげで、国語の点数はイマイチの長男でも小説は読みやすい。しかも設問もない!スラスラ自分の好きなように読み進めてよし!
うわーーハッピー!!
となったようです。
うん。
ワタクシ、今回思いました。
子育ては環境づくりがカギ!「禁止」も時には有効
もちろん、夫や私もスマホゲームやSNSはなるべく子供がいるときに控えることにしました。
今回のことで実感したのは、子どもの興味は環境次第で変わるということ。
暇をどう埋めるかは、その時にある選択肢で決まる。
そしてまだ、スマホSNSを解禁していない時だったので、余計効いたのかもしれません。
我が学区は、中学受験率も高く、スマホを持っている子供が回りに少ないため、仲間外れになったり、付き合いで持たなくてはいけない・・みたいなことがないのもラッキーだったかも。
小4次男や年長三男にも、この“暇マジック”がじわじわ効いています。
次男の場合は、本がこれまた苦手なので、「リフティングの練習に行ってくるわ~」とまた違った角度で暇を埋めていますが。
三男は・・レゴに夢中です。
うん。
とにかく!
我が家の「ゲーム・YouTube禁止」子育て実験は、もうしばらく続きそうです。
