昔、研究室で一緒だった女性の先輩は、
飲み会の席などで、会話の中に入る時にいつも同じ切り口で入ってきました。
そう、
自慢
自分は今の話の流れより更なる面白いトピックスがある、
もっと凄い人を知っている、
自分の時にはこの比じゃなかった、
ありとあらゆる切り口で、
結局自慢に持って行く、
自慢の女帝でした。
でも、私はこの方が結構好きでした。
2人で話す時には、全然飾らず、むしろ弱い部分をさらけ出してくれました。
いつもこの調子だと、もっとウケが良いのに・・
何で自慢切り口かね?と不思議に思っていました。
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先日、懇親会という名の飲み会がございました。
仕事関係でお世話になっている異分野の5-6社が集まり、
交流する会です。
私は、妊婦なので遠慮したいところですが、
プロジェクトでお世話にもなっており、
たまたま自宅にも近いお店だったので参加することにしました。
ノンアルコールでの参加。
日ごろの『他企業の方』というバリアが、
『お酒が飲めるお店』という空間のおかげか、
少しずつ薄くなる。
会の1/3は女性。
点在して座るのではなく、
女子会のように座ることになりました。
会場は大盛り上がり。
私達も女性5名で大いに話しました。
年齢は、30代ー50代、外資からお堅い日系、話はポンポンでてきます。
久しぶりに夜の会合に出席したこともあり、始めは緊張していました。
会場もワイワイうるさく、ちょっと声を張らないと通らない。
でも、さすがお酒の場。
参加者の雰囲気がほつれるのが分かります。
女子会の参加者は皆、既婚者で、その世代の特有の意見や質問が飛び交います。
ふとした時、
たまたまなんですが、私が話すと、
「へ~~凄いですね~~。えっ、○○はどうしてるんですか?」
と、少し教える立場みたいな感じになったんです。
ちょっと気持ちがよい。
この会合、私はどちらかと言うと、接待される側。
とある会社の製品のユーザーで、たまたま心地よい相槌を打ってくれているだけ。かもしれない。
でもですね、
おバカな私はしばらく気が付かずに、
おっ、じゃあこの話をしたら、
もっと食いついてくれるかな。
と自慢を持ち出してしまったんです。
「へーーなるほど。面白い対処でしたね。」
なーんて、思った通りの反応がきて、またまた気持ちよくなっている。
しばらく他の人の会話を聞いて、
それもそれで楽しいんだけど、
もっと感心されるネタを頭の中で探している自分がいる。
そしてぶっこんでまた「すごーい」をとる。
へへへ~~ん♪
・・ん?
ちょっと待って。
私、自慢をしてないかい?
ハタと気が付く。
これ、
女帝の先輩と同じループにハマってない?
いつもは、飲みの席で、どれだけ失敗したか、
どれだけ情けないことがあったかで、
笑いを誘っていたのに。
人の話をじっくり聞き、
うーんと深く考え、
でも酔っぱらって眠気と闘っていたり(コラコラ)。
シラフで変に頭も冴えており、
賢くみられることが嬉しくなっちゃって、
どうも自慢になっているような・・
いや、なってるやん!
イカンイカン!
そこから、軌道修正しました。
一方で、女帝の先輩や、
いわゆる、『偉い人』が自慢話をしたくなることも分からなくもないな~
と思ってしまいました。
- すごーい
- そうなんですか
- ははぁ~~
とか相手が相槌してくれると、
こっちも気分良くなっちゃって、
何なら相手にとっても楽しいひと時じゃないかと誤解するだろうな。
いやでも、やっぱりダメだよ。
自慢の切り口は、気分がノッテルのは自分だけだもん
聞き役も大人だから、そりゃ、常識の範疇で返すわ。
私もエライ人とお話する時、
上記の『耳障りの良いワード』を頻発してるもん。
イカンイカン。
これから、上の世代になると、
何かと下の世代が気を使ってくれる機会が増えると思います。
いやいや、同世代と話す時も、注意が必要だなぁ。
いずれにしても、
『すごーい』が連発した時は要注意。
自分の自慢はほどほどにして、
相手と楽しくキャッチボールしながら、
『雑談のたしなみ』を磨いていきたいと思います。
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