「ぽにさん、プログラミング教えてくれませんか。」
この4月から同じ部署に異動してきた頭の切れる後輩に頼まれました。
もちろん。
貴方だったら、光の速さで私を抜くと思われるよ。
入社5年目。
自分で実験系も組め、時間管理や結果の出し方も分かっています。
学歴で人を判断するのはナンセンスですが、日本で一番ノーベル賞受賞者の多い大学出身の彼は、まぁ少しの説明で10どころか1000判る。
こりゃ、凄いぞ。
ところで、プログラミングと言っても、したいことは何?
使いたいソフトとかある?
「画像処理がしたいです。ImageJとか考えています。」
・・そっか、ImageJか。
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昨今、プライベートでも、「ぽにのブログみて、プログラミングに興味があるんだけど、どんなことすれば良い?」
と結構聞かれます。
また、先日Twitterで、プログラミングのことをぼやいた際に、数多くの方にリツイートやコメントを頂きました。
プログラミングを習得したことで、ビックリするくらい仕事の効率が上がっている。2倍、3倍とかじゃなくて、10倍とか100倍のイメージ。高額のロボットを購入した気分。
いつか、興味のある人に教えられたらいいなぁ。特にワーママの方。どうすれば良いのか…— ぽに@共働家(ともばたけ) (@tomobatake) April 24, 2021
最近、擦り切れるほど忙しいですが、心から思っています。
んで、
みなさんの共通質問。
プログラミングで何ができるの?
もしよければ、詳細を書いた過去記事をご覧ください。
個人的には習得した方が良いと思っていますし、20代で習得していると違う未来が待っていただろうな~と思ってしまいます。
今が人生で一番若いのだから、正直今からでも全然遅くはないです。
一方で、ムラ食いや試し食いの末やっと手にしたプログラミング。
なーんにも考えずにただひたすら勉強しましたが、
学習する前に、注意点もあると思っています
実はプログラミング以前の問題。
ナニナニ?
そう、
所属企業でプログラミングが使える『環境』か否か
これが凄く大事です。
当たり前やないの~~
と思われるかもしれませんが、
この当たり前のことが結構ハードルが高い場合や、
盲点になる時があります。
大体の企業は、自らの重要な情報(売上や個人情報、機密情報)が抜き取られたり、書き換えられないためにセキュリティがキッチリしています。
従業員が使うソフトは、ワードやExcel、PowerPoint以外は基本使ってはいけなかったり。
あとは、メール、ワークフロー、zoomのようなweb専用、出張精算アプリくらいか?
それ以外のアプリやソフトは要望があってもインストール拒否。とか。
この状態だと、仮にバリバリプログラミングができるようになっても、
業務で使っているデータを処理できません。
Java、R、Python・・これらの言語を習得しても、それを動かせる環境を設定できていないからです。
もちろん、自己啓発や趣味ためにするならば問題なし。
でも、現職に使うことを意識して勉強をする人が多いと思います。
そのため事前に、調べておくべきこと。
繰り返しますが、
プログラムができる環境が整っているかどうか
の確認は必須。
調べ方は簡単で、所属企業の情報システム部門に問い合わせるとよいです。
『業務改善のために、プログラミングを習得して効率を上げたいのですが、うちの会社で使える言語やソフトって何ですか?』
みたいな聞き方で十分だと思います。
意中の言語があれば、リクエストするのもよいかと。
もしかすると、ビックリするくらい高額の有料ソフトを既に導入している会社かもしれません。
逆に、何にも入れておらず、環境設定も拒否られたら・・・
ざんねーん。
と思いがちですが、
しかし、確実に、
ブルーオーシャンです
チャンスです。
今、始めればオンリーワンになれます。
- 意中の言語の習得
- 環境設定のお願い
これが必須になるため、ハードルは2つになりますがビックチャンスです。
ちなみに、私も環境設定を断られましたが、
- 会社のシステムに繋いでいない、オンプレのPC
- AmazonAWS(クラウドサービス)
ならば、まぁええよ。
と何とか可能になりました。
昨今はテレワークが進み、自分のお家のPCで所属企業のシステムにアクセスしている方も増えていると思います。
もしも、使いたいと思っていた言語を会社で使うのが厳しくても、お家PCにご自分でインストールすることは可能です。
会社で使っているデータのごく一部をデモデータとして試すのも良いかもしれません(もちろん常識やコンプラの範囲内で)。
テレワークのスキマ時間に自己啓発としてもオススメです。
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ImageJか…
冒頭の優秀な後輩とのやりとり。
このソフトは私も使ったことがあり、確かに使いやすい。
しかし、所属企業のシステムと互換性がない。
彼がどれだけその言語を変幻自在に操れても、業務に取り入れるのは厳しい。
例えて言うなら、マニアックな国の言語がペラペラだが、残念ながらうちの会社はその国との取引がない。みたいな。
うーん。
イチから環境設定をお願いするのも良いですが、
同じようなパフォーマンスをする良いソフトがあるよ。
「ImageJより少し難しいけど、PythonOpencvはどう?うちの会社では、環境設定整ってるよ。」
と提案してみました。
「あっ、じゃあそれで。やっぱり環境設定は大事ですもんね」
さすが。
1を言ったら1000理解する彼は、
興味のあつたソフトをさらっと諦めて、
環境設定なしで直ぐに取りかかれる言語に切り替えました。
今、業務時間に教えていますが、光の速さで覚えます(汗)。
プログラミングを学習する前に、
ご自分の企業で使えるか、確認をしておいた方が吉です。
全くプログラミングが出来ない状態であるならば、
そっちの方が、
誰も業務改善に取り組んでいない証拠なので、
やる価値があると感じます。
さらに、ドキッとすることを言いますが、
数年後に入ってくる新入社員達は標準装備になる可能性大です。
彼ら、彼女らが10倍、100倍の処理能力を変幻自在に扱っている時に、ポチポチ何度も同じ処理を繰り返すのも、どうだろ・・となりそうです。
今の30代、40代が定年を迎える前に、プログラミングスキルがある・ないで大きな差のつく時代が来ると予想します。
残念ながら、逃げ切れるとは思えません。
では、
いつやるの?
今でしょ。
長年、自らのメモとしてプログラミングを教えるための手順を残しています。ご要望あれば、別サイトで公開しようと思いますが、興味ある方おられますか?クリック頂けますと嬉しいです。