この人がいたら、頑張れる。
この人は私よりももっと踏ん張っているから、ここで弱音を吐いてはいられない。
そんなことってないですか?
今日は、そんなワーママのお話を。
「ぽにさん、今ちょっといいですか。」
打合せ終了後、髪を振り乱して自分の部署に帰ろうとした私を後輩が止めました。
彼女は二期下の後輩。
女性総合職の少ないザッジャパンな会社で、総合で踏ん張る、誰が見ても優秀な人。
人事なんてなーんにも知らない私でも、10年くらいすると、こういう人が時期役員候補になるだろうな・・と思っていました。
その上、なんとなんと、ご主人は現在東京で働いており、
彼女は2歳の子供を夜間延長も可能な無認可保育園に入れ、
ワンオペで子供を育てている
私よりも西へ東への出張が多い。
そして、すこぶる優秀で、コミュニケーション能力も高い。
人気もある。
また、夫婦共に実家は関東。
ここまでくると、関西に本拠地があるメーカーになぜ勤務しているのか・・とも思ってしまう。
いや、むしろいてくれて、ありがとうなのですが。
正直、彼女が頑張ってるから、私も頑張ろうと踏ん張れる。
「ぽにさん、いつもいろいろ支えてくれてありがとうございます。」
何言ってるの。私の方こそやわ。
ちょっとここでは・・
と言われ、隅に誘導されました。
「あのですね・・」
「実は、3月末で会社を退職します」
えっ・・
「やっぱり無理でした。
この間、主人が1週間ほど関西に帰ってきたんです。
家族でご飯を食べて、ほっこりして、幸せだな~って思った時に、あれっ?って思ったんです。」
うん。
「私、何でこんなに働いているんだろって。
全てに追われているって。」
そうか。そうだよね。
また彼女は、会社にも何度も以下を掛け合ったようです。
- 子供が10歳までの時短制度導入(うちは3歳までで終了)
- 女性が働きやすい環境
頭が下がるのが、自分は半年で復帰し、フルタイムで働いていたところ。
これから続く後輩達のために、旗を振ってくれていたのです。
私は、久々に会社で涙目になってしましました。
かなしー
こんないい後輩が去るのは、悲しいです。
「ぽにさん、心配しないでください。私、東京で学校に入ることにしたので。」
ほえ?
「せっかくだから、よだれが垂れるほどしたいことをします。子供の頃からコレクションしていたモノの勉強をしようと思って。」
そうなの!
さすがやね。
「はい。つい先日決めたのですが、入学手続きも済みました。楽しみになってきました。」
凄い!
彼女のことは、なーんにも心配していません。
絶対幸せになる。
むしろ、心配なのは、こんな優秀な人材をヤスヤスと逃がしてしまう、
会社が心配!
全国に日本的な企業、まだまだ多いと思います。
優秀な女性の流出も後を絶たないと感じます。
久々に言います。
バーカ!バーカ!
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