会議前の『オッサンの雑談』と、大坂なおみの『切り替える力』と

大坂なおみが全豪オープンテニスで優勝しましたね。

素晴らしい。

私、実はテニス部出身でして、

いやいや、

ダブルフォールト(サービスを2回連続でミスり、相手にポイントが入ること)を頻発する、下手くそプレーヤーですが。

彼女の活躍にはグッときています。

 

褒め称える箇所はいくつもありますが、やはりココは凄かった。

 

決勝戦。

第2セット、あと1ポイントで優勝・・という王手の状態から、相手選手に大逆転されました。

イライラする様子。

そりゃ、誰でも集中が切れると思う。

 

しかし、第3セット、完全に気持ちを切り替えます。

悔しい局面を淡々としたテニスで乗り切る彼女。

その精神力の強さが、本来の実力を引き出し・・

全豪オープン優勝という栄光をつかみました。

 

*************

大坂なおみ選手の優勝から2日後、私はある取引先の会議室に座っておりました。

空 都会

3社合同での技術説明会。

8人の少ない人数に向けて開かれる会、私はオマケとしての出席、メインは部長クラスの方々。

ホストとなる会社関係者が、PCの準備であったり、説明前の事前作業に勤しんでいる時、そう、あれが始まりました。

 

オッサン特有の雑談

「いやー今年に入ってお会いするのは初めてでしょうか。」

「そうでしたよね。いつもお世話になっています。本年もどうぞよろしくお願いします。」

 

今回はかるーく接待される側でして、何だかトークに自信アリのオジ様がお話の主導権を握られています。

 

オッサンのトークの基本。

当たり障りのないニュースネタ

政治や宗教ネタはご法度はいろんな考えの方がおられますので、当たり前のようで・・

この時期はインフルエンザについて、たわいなーいお話が続いておりました。

 

「それにしても、子供を連れた最近の子育て世代は放牧し過ぎですよね。」

「そうそう。もう、今のお母さん達は子供に注意しなさ過ぎです。」

「いやーこうやって、馬鹿が増えるんですよ。馬鹿な子供が増えて、馬鹿な世の中になる。親の責任です。」

おやおや。話の流れが変わってきました。

他にも最近の子育てについて、何だか変な持論を持ち出しています。

 

私は、心を無にして雑談を受け流していました。

55歳オーバーの部長クラスの雑談。

独特の子育て議論が続く。

いや、

一つ言って良いですか?

あなた達、絶対、子育てしてへんやん

確かにショッピングモールは、インフル蔓延に一躍かってると思いますよ。

子供の行動、オッサン世代にはハタ迷惑な部分も多々あるでしょうよ。

でもさぁ、あなた達全て奥さんに任せてたんやろ?会話からも奥さん専業って漏れておりまっせ。

そして、今は自分もさも子育て協力し終わった感かもし出してる。

何なら自分の時は違ったのに的な会話。

おぅ・・

オッサンは、子育て世代の部下への配慮なんてナシ。むしろ当てつけのごとく、持論を展開。

 

「定刻になりましたので、始めさせて頂きます。」

オッサンの雑談終了。

で、

1人モヤるガッツリ子育て世代の私。

会場が暗くなり、パワーポイントでの説明が始まります。

 

オッサントークのモヤモヤを引きずり、説明会とは全く異なる脳内議論をしそうになる私。

待て待て。

 

大坂なおみだったら?

彼女はどんな局面も切り替えていた。

ラケットを持ち、自分の陣地でサービスを待つ姿が浮かぶ。

平常心。

切り替え。

 

先程のトークはスッと横にやり、私はプレゼンに耳を傾けました。

時より、自分の弱さ故、頭の中で違うことを考えそうになりますが、彼女の集中っぷりを思い出し、脱線しないよう心掛けました。

 

説明会は充実した内容でした。

私がズブの素人だった分野についての技術進捗、一般論、今後の課題がよく分かりました。

引きずって、モヤっていたら、絶対頭に入ってこなかったでしょう。

 

大坂なおみの存在、スポーツが与えてくれる影響って、素晴らしいなぁ・・

と思った説明会となりました。

 

あと、オッサン達に言いたい、

あんた達、地味にお互い、

ダブルフォールトでっせ!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

10数年前の入社当時は、バリバリ系(自称)を目指してヒジ張って働いていました。 メディアに紹介され、優秀な女性として会社の重要ポストに・・と本気で考えていました。 現実は全く違い、自分の中で上々の結果だと思っても平凡な評価。現実と理想の違いに悶々とする日々。 結婚、自らの転勤、DINKSを経て、待望の子供を出産。 2回の育休を取得し、現在4歳、6歳の育児中。 もうすぐ3人目の出産を控える。 約50平米、賃貸マンションを何とか快適にと模索の日々。 夫婦共に技術系総合職、 お互いの実家は遠方(完全核家族)、 バタバタの育児、 主人は早朝(繁忙期は5時)に出社、 夫婦共に遠出の出張も・・ どこまでいけるか奮闘中の共働家、ともばたけ!