子供の頃に「なんて広いんだろ」と思っていた公園が、
大人になって来てみると、
狭く、ブランコも低く、
全くイメージが異なることってないですか。
今日は、そんなお話。
目次(タップすると飛びます)
「お母さん、運動会のビデオがみたい!」
息子達から、せがまれました。
その日は夫の帰りが遅く、私自身もお疲れぎみだったので、
寝る前にリビングでゴロゴロするのにはちょうどいいやと、
用意をしました。
子供達はワクワク。
いざ、上映会。
入場から、準備体操、
「○○君も写ってる~」
とキャッキャ言いながら鑑賞を楽しんでいました。
一方で、私は心配でした。
今年もべべだった徒競走。
昨年、ビデオで自分の姿を見た後、元気がなく、ふてくされていました。
今回もそうなるかもな・・
でも、事実は事実。
仕方がないよ(←厳しい)。
問題の徒競走
今回は、去年のように、断トツのベベでもなかったからか、特に拗ねることもなく過ごしていました。
よかった~
弟の3位には、とっても喜ぶ長男。
こういう光景を見られるのは、良いなぁ。
さて、うちの園で年長組だけが行う人気競技、
親子鬼とりゲーム
2つのチームに分かれ、
子供は背中に鬼のマスコットをつけ、
親におんぶされて相手チームのマスコットを取りに行く。
単純な競技ですが、毎年異常に盛り上がります。
入園してから、いつか夫と息子がするんだ・・と目を細めていました。
母親が出ても全く問題ないのですが、
夫が、「絶対出たい」と数年前から鼻息あらく構えていました。
ビデオにもバッチリ撮っていました。
親子、手をつないで入場。
長男、夫の背中にギュッとつかまっています。
我が子を背負って、夫、逃げ回る。
オジサン、必死(滝汗)
息切れが、こちらまで聞こえてきそう。
ハァハァ
長男、満面の笑顔で競技を楽しんでいます。
そうこうしていると、マスコットを相手チームに取られてしまい、
残念。
我が家は自分の陣地に帰ってきました。
それでも長男はお父さんの手をつなぎ、ニコニコ。
2回戦。
我が子を背負い、逃げる夫。
後ろから、若いお父さんが狙っています。
静かに近づかれ、そーっと取られそうになった瞬間、
クルッ!!
夫が身体ごと振り向き、
マスコットを死守しました。
長男は振り落とされないよう、しっかりしがみつく。
ピピーー!!
笛が鳴り、競技終了。
ビデオで観戦しているだけでも、ハラハラするので、本人達はどれだけ楽しんだか。
勝負は2回戦とも我がチームは負けてしまいました。
終わっても、興奮がおさまらないようで、ぴょんぴょん飛んでいる長男。
よっぽど楽しかったのかな~
ふと、隣でビデオ鑑賞をしている長男を見る。
青ざめている
えっ、何で?
次の競技にうつり、
次男のダンスを見ても浮かぬ顔。
自分達の組体操の番になった時、
テレビの前に仁王立ちを始めました。
長男「もうビデオみるのやめて。」
何でよ~みたいやん。
まったくその場からどいてくれない。
猛抗議の次男と私。
長男「いややねん。やめて。」
目に涙をうかべ、
ついに、ポロポロとこぼれ落ちました。
うっうっ・・
泣く長男。
さすがに、ビデオを消しました。
どうした?
一通り泣かせます。
えーん・・
おさまったころに、聞いてみました。
長男「鬼とりゲーム、負けてた・・」
うっうっ・・
今ごろ気が付いたん?
ツッコミたい感情をこらえ、そうかそうかと話を聞きます。
どうやら、長男は、
お父さんの広い背中にしがみつき、
そこでいろいろ戦い、
自分は一番になった。
お父さんと僕は無敵。
と思っていたようです。
ところが、ビデオには、思いっきり負けているチームの姿が写っていました。
きっと彼の記憶の中では、もっとキラキラしていて、
すごくエキサイティングで、
安心する風景だったんだろうな・・
子供の頃に広いと思っていた公園の現実を大人になって見るような・・
いやいや、私も大人になり、知恵が働き、
何かと理由を付けたがる。
そうじゃなくて、もっともっと、
息子の中でストーリーがあったのかもしれない
そのまま子供達を寝かしつけ、
ぼーーっと考えます。
子供の世界は、我々大人が思っているよりも、
素敵な世界なのかもしれない。
失わせたくないな・・
と思いつつ、
それもまた彼らの成長か・・
と感慨深くなるのです。
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