その1日が、後々の人生を大きく変えることもある

かなり昔のお話になります。

友人の結婚式の二次会に呼ばれました。場所はどこだったかな・・ごめんなさい。忘れちゃったな。

でも、新郎の母からの手紙が今でも忘れられません。
結婚式
先日、大好きな後輩の結婚式に参列しました。美しかった・・

新婦と私は、遊ぶグループが一緒・・という訳ではなく、何となくお互い悪い印象はないけど、距離はある、

正に二次会のみに呼ばれる関係

 

ということで、彼女の彼については、あまり知らない。

でも、風の噂で、どうやら有名総合商社に勤めるエリートらしいとは聞きました。

 

で、そのエリート彼の母からの手紙が、会の後半に読まれました。

確か、BGMには、『おしゃれ関係のテーマ』が流れていたと思います。

 

拝啓

〇〇、結婚おめでとう。

から始まる文章、このお母さん、結婚の二次会でなかなかの内容をブッ込んできました。

どうやら、このエリート、関西でも超有名高校出身のようで、地元の中学から必死に勉強したとのこと。

その合格発表の時のお話。

 

親子ともにドキドキで発表を見に行き、

念願の、

合格!

 

はしゃぐエリート、ほっと肩をなで下ろす母。

さぁさぁ、今晩はご馳走にしましょうかとそのままサッサと帰ったようです。

 

駅まで来た時に、偶然、知り合いに会い、合格の旨を伝えたら、

「じゃあ、手続きしてきたんだ。あそこは当日しか受け付けてないからね。」

と言われ、真っ青に。

 

何にもせずに、帰ってきてしもた。

慌てて学校に戻り、手続きを済ませたそうです。

このお母さん、この時は、「良かった〜」とホッとしたようですが、

後々、怖くなってきました。

 

もしもあの時、知り合いに会わずに手続きをしていなかったら・・

息子は志望校に入れなかった。

我が子の人生は大きく変わっていたかも・・と。

 

この高校で、エリートは数多くの友人を作り、楽しい想い出をつくったようです。

母の目から見ても、

高校がターニングポイントだったと感じる。

それを自分のミスで詰むことになってしまったかもしれない。

今でも時より夢に見るそうです。

『この1日の少しのミスで、あなたの人生が変わってしまうと思ったら、ゾッとします。敬具

〇月〇日   母』

という括りで手紙は終わっていました。

 

苦笑いする新郎。

 

当時、私は独身で、いやいやこの彼は、どんな状況でもそれなりの結果を出すんじゃない?と思いました。

 

でも母となった今。

我が子だけに、『ここ』と思うことってあるんだろうなと妙に納得します

もちろん友人の前と家族の前では人は違いますし、全て分かっているとは言いません。

ただ、一部は分かるような気がします。

 

なぜなら、私達、親は、子供達の

脇役だから。

 

自分が人生の主役だった日常から、親となり、いつの間にか、脇役に回る。

主役の活躍に一喜一憂したり、見て見ぬふりしたり、脇役に徹する中で、時に、

主役の変化に気がつく。

 

そして、脇役にしかできないことが訪れる。

それを確実にこなせたらなぁ・・と思います。下手なりにも。

 

私自身もこのエリート母の手紙、子供が生まれてから時々思い出すようになりました。

 

入試シーズンも佳境に入ってきました。

知り合いのお子さんの合否の結果が、耳に入って来たり。

 

一方で、インフルが猛威をふるっています。

これを読んで下さる名脇役の皆さまも、お身体にはくれぐれもご自愛下さいませ。

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

10数年前の入社当時は、バリバリ系(自称)を目指してヒジ張って働いていました。 メディアに紹介され、優秀な女性として会社の重要ポストに・・と本気で考えていました。 現実は全く違い、自分の中で上々の結果だと思っても平凡な評価。現実と理想の違いに悶々とする日々。 結婚、自らの転勤、DINKSを経て、待望の子供を出産。 2回の育休を取得し、現在4歳、6歳の育児中。 もうすぐ3人目の出産を控える。 約50平米、賃貸マンションを何とか快適にと模索の日々。 夫婦共に技術系総合職、 お互いの実家は遠方(完全核家族)、 バタバタの育児、 主人は早朝(繁忙期は5時)に出社、 夫婦共に遠出の出張も・・ どこまでいけるか奮闘中の共働家、ともばたけ!