最上級の教育って『中学受験』・『高校受験』ではなく、結局、海外在住経験じゃないかい?!

「あれ?ぽにさん親子じゃないですか?」

とある中学校の入試説明会。大ホールで小6長男と座っていると、見たことがある親子に話しかけられました。

あら!

○○さんじゃない!

 

その親子は、

アメリカから帰って来たばかり

数年前に仕事の都合で赴任されました。

 

我が家もアメリカに遊びに行くぞ!と意気込んでいましたが、予算が足らず・・

考えた末、シンガポールに切り替えました。それはそれでよい想い出だったりします。

 

そう、遊びに行けてないのよ!

いつか行く!と思っていたけど、帰ってきてしまったのヨ!

月日が経つのは早いのヨ!

 

当時の記事です↓↓

2025年プチ移住に向けて今年の夏は海外旅行に行きたい。お金も貯めてきた。しかーし!あれが高すぎる!

 

アメリカに行かれたご家族、先日帰国しまして、お子さんは息子と同じクラスになりました。

小学校は現地校に通っていたこともあり、英語はペラペラ。

プラス、元々とーっても社交的でコミュ力満載だったため、秒でクラスに馴染んだとのこと。

 

それにしても、こんな所で会うなんて。

そう、今日は国際色の強い学校に見学に来たのです。

 

いわゆる『伝統校』というバチバチの東大・京大、難関大を目指す学校ではないですが、英語重視の授業が多く、海外に視野を定めている学校。

帰国子女枠ももちろんあります。

 

この友人のお母さん、海外に行く前は、

『うちは中学受験とか考えないよ~。でも、この学区考えている人多いから、焦るよね。』

なーんて言っていましたが、やっぱり帰ってきたら考えも変わるだろうな。

分かるよ。

3年間、現地校で鍛えまくった語学力。

そりゃ、活かすべきでしょ。

風の噂によると、息子さんは小6で英検1級、お母さんも英検準1級の語学力があるとか。てかそんな情報、よく仕入れたね。みんな帰って来たこの親子に水面下で注目してるんですよね。ははは~

 

でね、うちの子、会場での待ち時間に、夏期講習のためのテキストを必死に解いていたんです。

すると、その友達が、

「なんだか難しいそうなの解いてるやん。凄いな!」

と言ってきました。

そうか。

横からそっと見たところ、そこまで難しい問題ではないですし、同級生に褒められるような解き方でもない。

うん。

コミュ力の高さで、長男のテキストについて褒めてくれた部分もあると思いますが、本当に中学受験用のあれこれはやっていないっぽい。

 

帰国子女生は、全くテスト傾向が違う

英語面接や、論文。

一般の中学受験生とは準備が異なるよね~と思いながら、学校説明会を聞きました。

 

そんでもって、

説明会の内容、思わず立ち上がりそうになりました。

 

待って!

ちょっと待ってよ!

 

スライドに出てきたこの学校の海外大学の進学先にビックリ。

ビックネームだらけやんか・・

マジか。

凄いやん。国際系に力を入れている学校って。

 

こんな科学論文にもバンバン出てくる学校に進学してるんかいな。

6年間でここまで語学力って伸びるものなの?日本にいて。

確かに、コースとしては6年間の中で長期間海外留学するコースがあるものの、ここまでとは。おみそれしました。

 

説明会の後に、在校生による個別学校案内もしていただきました。

担当してくれた生徒さん、日本語そこまで上手くない。それもそのはずで、どうやら帰国子女の生徒さんとのこと。

ここいらで訊いておこう。

この学校の海外大学の進学すごいね。どのクラスの生徒さんが、海外大学に行くか聞いたところ・・

ほぼ帰国子女クラスですと!

おっおん。

そりゃそうか。

元々英語の実力のある子が入学してきて、その子が海外に行く(帰る?)という仕組みか。

んでもって、国内組はやっぱりほとんどが国内大学だと。

 

まぁ、そうだよね。

 

にしても、国内で育った子供が海外大学に進学するって、相当の語学の壁がある。

日本で生活していると、日本語しか使わないので、そう簡単に語学力が磨かれるわけではない。

国内の受験戦争も熾烈なので、英語に全振りも難しいでしょうし。

 

一方の帰国子女のお子さんに関しても、現地で大変な思いをしたり、文化の壁やコミュニケーションの難しさに辟易することもあったでしょう。頭が下がります。

 

でも、帰国したら世界が全然変わる。

中学・高校・大学へと進学する時に、

その経験が、

もの凄いアドバンテージになって跳ね返ってくる

いやもちろん、日本でも、地域や学校を選ばないとそもそも【帰国子女】枠がない場合もあるので、必ずしも全てハッピーではない。

でも、ちゃんと【帰国子女】を有効活用すると、そりゃ、もう。ねぇ。

 

海外の大学卒業で帰ってくると、今の日本では超重宝される。

就職ではめちゃくちゃ有利。海外大学専用のリクルート業者もある。

 

日本の学校でずーーっと過ごした場合、

進学校であっても、

海外大学に行くのは相当難しい。

入学のノウハウも学校自体が蓄積していないと、先生達が対応できるとは限らない。

 

なにより、子供達自身が、【日本の価値観】に慣れてしまい、

日本の大学の序列でモノを考える

当たり前なんだけど。

海外意識は薄れます。

どんなに海外経験にアドバンテージがあったとしてもピンとこないでしょうし、

そもそも親も海外に行かないし、行けない。

 

あれだけ海外移住するぞ!と意気込んでいた我が家も、今のところ保留です。

  • 長男の中学受験
  • 次男のクラブチームサッカー
  • 夫婦の仕事

を言い訳に、考えていた海外移住は一度棚に置いて、目の前のタスクをひたすらこなしています。

 

なんかね、

これでいいのか?

と思いました。

 

なんとなく考えないようにしていた、

海外移住

の文字が浮かび上がってきました。

 

結局、中学受験でも、高校受験でもなく、国内のあれやこれやという試験でもなく、

何個も飛ばして、

帰国子女が最も良質な教育を受けられるのでは?

とも思ってしまいました。

海外有名大学への進学をゴールに持って行くとですが。

 

なんかね、

国内でグルグルやっていても、

結局全然違う経験を積んできた人が『そうきたか~』というルートで、

彗星のごとくかっさらうと言いますか・・

 

人生は決して、学歴だけではないですし、

この議論自体がしょーもないかもしれません。

 

ただ、幼少期~中学くらいまでの海外経験が、

レアで重宝されるな~ということを、

再認識した真夏です。

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ABOUTこの記事をかいた人

10数年前の入社当時は、バリバリ系(自称)を目指してヒジ張って働いていました。 メディアに紹介され、優秀な女性として会社の重要ポストに・・と本気で考えていました。 現実は全く違い、自分の中で上々の結果だと思っても平凡な評価。現実と理想の違いに悶々とする日々。 結婚、自らの転勤、DINKSを経て、待望の子供を出産。 2回の育休を取得し、現在4歳、6歳の育児中。 もうすぐ3人目の出産を控える。 約50平米、賃貸マンションを何とか快適にと模索の日々。 夫婦共に技術系総合職、 お互いの実家は遠方(完全核家族)、 バタバタの育児、 主人は早朝(繁忙期は5時)に出社、 夫婦共に遠出の出張も・・ どこまでいけるか奮闘中の共働家、ともばたけ!