夏休みの自由研究が、「ショボい」とディスられた次男。
前回からのつづき。
何も悪くない我が子が、
嫌な気持ちになることを言われました。
その場で憤慨する母。
そんなことない!あんたの作品は素晴らしい!
言うヤツがショボいんや!
母、一通り怒る。
その横で、次男大好きの長男も加担する。
「そうや!あの作品は素敵やった!なんせ、アイデアがいい。
ハエはメロンソーダが好きに違いない!
といって、メロンソーダで試すなんて凄い。」
そう。
小1次男は、
ハエが何が好きか?
という題名のもと、
まず、下記の液体を同じサイズのカップにいれました。
- メロンソーダ
- オレンジジュール
- 水(コントロールとして)
- めんつゆ
- 酢
- お酒
- コーヒー
- 牛乳
次に、彼の中で仮説を立てました。
仮説①ハエが好きな液体はどれか?
次男は、時々しか飲ませてもらえない、メロンソーダが一番好きなのでは?
と仮説をたてました。
さらにもう一つ仮説をプラス。
仮説②ハエが嫌いな液体はどれか?
これは、コーヒーにしました。
理由は、苦いから。
で、1週間、ベランダにそれらを置きました。
運よく、カブトムシを育てている土の近くにコバエが増え始めた時でした。
夏なので、乾きも早い。
液体をつぎ足しながら(コバエの苦手な界面活性剤もちょっと入れました)、採れたハエを数えました。
結果はどうなったか?
めんつゆ>お酒>酢>水
の順でハエが採れました。
最も採れなかったのは、
コーヒーとメロンソーダー
次男が考えた「ハエはメロンソーダが好き」という仮説は、棄却(不採用)されました。
どうやら、人間はメロンソーダが好きだが、ハエは好きではないらしい。
よって、ハエと人間の味覚は違うかもしれない。
と思ったようです。
ちなみに、コーヒーは次男も苦手なので、ハエは、
『人間の子供と同じ部分があるかも』
みたいな推論をくりひろげました。
そんなこんなで、小1が思いついたことをいろいろ書きました。
持論がクセありで、
なかなか独創的な作品だったと思います。
しかし、画用紙に書いた作品は、
いかんせん、
子供ウケは微妙
うん。
分からなくもない。
子供は分かりやすい作品の方が好き。
次男は、
私や夫が『よい夏休みの自由研究だ!!』と褒めたたえたので、
同級生にもきっと褒められると思ったのでしょう。
現実は、そうではなかった。
そして、そういうことってある。
うん。
悪口が続くようなら、担任に相談するけど、今日だけのことならばクッソ~と思って、来年の自由研究に繋げようか。
と子供達と話し、次男も納得していました。
その後、友達に作品のことをディスられることもなく、普通に生活しておりました。
さて。
夏休みの自由研究は、普段ならば1週間くらいでお家へ持ち帰ります。
しかし、長男も次男も、作品が返ってきませんでした。
そのことについて、次男はとても気にしていました。
「何で帰ってこないんだろ。返してもらえなかったら嫌だな。作品展に出さなければよかったかも。」
そんなことないよ!
チャレンジすること、手をあげることに意味があるよ
私は今回、作品の出来よりも、
何気なく、
『作品展、出す?どうする?』
と聞いた時、子供達が、
「やってみる。出してみる!」
と言ってくれたことがとっても嬉しかったのです。
そんなある日、お手紙と同時に次男から1枚のプリントをもらいました。
「学校からもらってきた~」
とのこと。
そこには、
【○○市 夏休みの作品展・参加賞】
と書いてありました。
そう、とりあえず、次男は【参加賞】だったようです。
肩を落とす次男。
でも、その参加賞の紙には、よく読むと、
この紙を科学館に持ってくると
入場料を無料にします
という文章が書かれていました。
やった!
科学館が無料でいけるよ
次男に伝えると、
「えっ!そうなの?やったー!」
と喜び、
「やっぱり、作品展出してよかった。科学館の無料券をもらえるなんて、凄いお得じゃん!」
と言い出しました。
ホントだよ~
お母さんも嬉しいよ。
ありがとうね。
その後、長男の作品も返却され、同じように科学館の無料プリントが配られました。
長男も喜んでいましたし、作品展に挑戦することが、自信にもなったようでした。
うんうん。
よかった。賞は取れなくても、とっても良い経験になったね。
また、しばしの時が経ち・・
秋が深まっても、
次男の作品は返ってきませんでした。
そして、サプライズが待っていたのです。
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