中堅になって気づく、働きやすさの裏側
卒業してから20年以上、同じ会社で働いています。
現在、研究員。組織の仰せのままに技術系部門を転々としています。
相変わらずジェンダーの壁は感じます。
ただ、昔よりは確実に“風通し”は良くなりました。
でも、ふと気づくんです。
「中堅になると、なぜか働きやすくなるな」と。
理由はシンプル。
自分の専門が、周囲に“認知”されているから。
この人はこの分野で成果を出してきた、という信用が積み上がると、
意見も通りやすくなり、頼られることも増えます。
最近ではAIやプログラミング関連でも若手から相談を受けることが増えて、
“あれ?私そんなポジション?”なんて思う日々。
ありがたい話です。

高市早苗氏、就任。「普通の家庭で育った女性リーダー」への期待
さて、自民党の党首に高市早苗氏が就任しました。
ニュースを見て、私は率直に「すごいなぁ」と感じました。
実の親、義理の親の介護を経験され、
学費も自分でまかなってきたという努力家。
“どこかのお嬢様”ではなく、
共働き家庭に生まれた等身大の存在。
そんな高市早苗氏が、
これからの日本をどう導くのか。
多くの女性たちが静かに注目しているのも頷けます。
上野千鶴子氏のコメントと、SNSのざわめき
一方で、X(旧Twitter)で注目を集めたのが、
社会学者・上野千鶴子氏のコメントでした。
> 「初の女性首相が誕生するかもしれないと聞いても、うれしくない。
> 来年はジェンダーギャップ指数の順位が上がるだろう。
> だからといって女性に優しい政治になるわけではない。」
SNSではこの発言をめぐり、
「なんだか・・どうなの?」という戸惑いも。
“ジェンダーギャップ指数”向上の第一人者のコメントだけに、
「結局この数値って意味あるの?」といった議論も沸騰しました。
働く私が感じた“ZOZOTOWN現象”
私はスマホ片手にそのスレッドを眺めながら、
思わず「おぉ、上野氏でもそんな気持ちに?」とゾゾッ。
そう、“ゾゾッ”として、勝手に“ZOZOTOWN現象”に突入しました。
なぜなら、自分にも似た気持ちがあったからです。
最近、社内で新しいAIやプログラミング系の企画が始まると、
「ちょっと、そこ私の得意領域なんだけど!」と
心の中で小さくキーッとなることがあります。
そう、“自分ではない誰かがシュートを決めたとき”のモヤモヤ。
まさに人間あるあるです。
カーーー!
味方のシュートを喜べる人でいたい
でも、結局チームや組織で動いている以上、誰が点を取っても“勝ちは勝ち”。
誰かの成功を心から喜べる人になりたい。
たとえそれが、自分が仕込み、土台を作ったプレーの延長だったとしても。
高市早苗氏も、上野千鶴子氏も、
立場や考え方は違っても“女性が社会で戦ってきた”という点では同じ。
だからこそ、どちらの言葉にも学ぶ部分がある。
女性リーダー論に正解はない。でも希望はある!
上野千鶴子氏のように、構造の問題を見据える視点も大切。
高市早苗氏のように、最前線で挑戦を続ける姿勢も大切。
時々、熱を帯びた論争にもなるでしょう。特にsnsで。
でも、その両方があってこそ、
次の世代の働く女性たちが、
「自分らしいリーダー像」を描けるのだと思います。
私も、先輩たちが紡いでくれた道を細々と補完していく人になりたい。
そして、その道を気持ちよく道行く人に譲ったり、シェアしたりする人にならなければ。
今日もまた、人生、日々勉強です。
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