ワーキングマザー、想いが募った『仕事』、上手くいくのか!?

同じ部署に、勤続35年以上の上司がいます。

技術職一本、考え方も筋が通っていて、頼りになり、尊敬できる方。

 

前にこう話してくれました。

「いいか、仕事に必要なのは、努力や根性ではない。」

ふむふむ。

「何だと思う?」

まぁ、努力や根性はちょっと古いですね。論理的思考とか?何だろ?

 

「執念と怨念や」

ははーー

深いな。

ワーキングマザー 仕事

東京での講演会

先日、東京である分野の講演会がございました。どうやらその分野で世界的に有名な研究者が演者に決定したようです。

山中伸弥教授くらいの超有名人。

論文数も多く、専門以外でも有名。

会は先着100名まで。早々に応募し、席をゲットしました。

 

関西在住で、2歳・4歳の絶賛育児中の私は、上司に交渉するよりも旦那に出張許可をもらう方が大変な作業。

コンコンと説明し許可を受理、師走のバタバタの中、一路東京へ。

講演会スタート

意中の講演が始まりました。

圧巻。

プレゼン資料も分かりやすく、引き込まれる内容。

来て良かった。

実感すると同時に、自分がこの4月からスタートさせたプロジェクトの疑問点を先生に聞いてみたいという欲望がフツフツと湧いてきました。

終了後、懇親会が開かれますが、出席せずにトンボ帰りで関西に帰る予定。

どうしよ、聞きたい。

 

「ここで、20分間の休憩を挟みます。」

アナウンスが流れました。

 

どうする?質問に行く?

 

私、知識も浅いし、バカだと思われないかな?恥ずかしいしなぁ。

どうしよ。どうしよ。

悶々とする自分。

 

頭の中に、バッと子供達の笑顔がよぎりました。

朝、「保育園、嫌だ」と言っていたな。

嫌なのに、無理やり預けてきた。

息子達も頑張ってる。

母の私・・頑張らないのはよくない。

 

えーい!!

気が付けば、先生の所に名刺入れを持って駆け付けておりました。

「わたくし、〇〇から来ましたぽにと申します。本日の講演を伺い、先生にご助言を頂きたく、挨拶に参りました。」

ペラペラしゃべる私。

緊張し過ぎると、もう一人の自分が実況中継するようで、「えっ?敬語合ってる?おかしくない?」頭をよぎるのは、本題とは抜本的に逸れた思考。

 

おーい、集中しなさーい。

先生、話してるぞ。

 

「ははーん。そういうデータがあるようでしたら、非常に明確です。」

あれ、頭に入らない。手が震えている。

 

何が明確?これ日本語?

頑張れ、頑張れ私!!

 

「・・それでしたら、一度研究室にいらしてください。」

はい!?

「プロジェクトの方とどうぞ。ためになるか分かりませんが、またメールでも下さい。あっでも僕、結構忙しいので、秘書と調整してもらって・・」

思わぬ方向に話が進んでおります。

 

「行きます!メールします!」

参ります、メール致しますだろ!

も~バカ丸出し。

 

とにかく、私、後日アポが取れたみたいです。

信じられない。

子供達と旦那の顔が浮かび、涙が出そうになる。

ありがとうね。

 

案件を社内に持ち帰る

大ボスに報告。

「・・よくアポ取ってきたな。ガッツあるなぽにさん。」

いや、違うんです。無我夢中で飛び込んだんです。考えもしなかった方向に転んだんです。

まるで、お祭りの時に、揉まれて揉まれて、掴めるはずないと思っていた小さなお宝が手の中にたまたま入っていた・・みたいな。

 

「先方さんは多忙だと思うけど、連絡とってみな。」

ありがとうございます。

 

そして、私はすぐさまメールをしました。

ところが!

全く返信が返ってきません。

 

次回に続く!!

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ABOUTこの記事をかいた人

10数年前の入社当時は、バリバリ系(自称)を目指してヒジ張って働いていました。 メディアに紹介され、優秀な女性として会社の重要ポストに・・と本気で考えていました。 現実は全く違い、自分の中で上々の結果だと思っても平凡な評価。現実と理想の違いに悶々とする日々。 結婚、自らの転勤、DINKSを経て、待望の子供を出産。 2回の育休を取得し、現在4歳、6歳の育児中。 もうすぐ3人目の出産を控える。 約50平米、賃貸マンションを何とか快適にと模索の日々。 夫婦共に技術系総合職、 お互いの実家は遠方(完全核家族)、 バタバタの育児、 主人は早朝(繁忙期は5時)に出社、 夫婦共に遠出の出張も・・ どこまでいけるか奮闘中の共働家、ともばたけ!