9月18日(日)のNHKスペシャルを見た方、おられますか?
久々に、
衝撃過ぎて、見た後に夫と2時間話しました
内容はかいつまんで以下に箇条書きにします。
- 日本の世帯所得の中央値は、25年で約130万円減少
- 大きな要因は“企業依存システム”
- 3人子供がいて3000万円の家を買った若い夫婦が給与が上がらず家を売却
- 親世代が当たり前にやってきたことが出来なくなる現実
- 社員の生涯を企業が丸抱えする雇用の限界
- とにかく人件費を削るしかない企業、給与が低下、買い渋り、経済鈍化と負のスパイラル
- 逃げ切り出来そうな50代夫婦も自分の子は奨学金がまだまだ残り、思っていた未来を描けていない
うん。
もうね、ちょっと暗く内容なのですが、本当にその通り。
で、最後にどうしたら良いのか。
徐々に成果が出つつある、
もがいている企業の新しい戦略について紹介していました。
それは・・
社員教育と外部圧力の受け入れ
とでも言いましょうか。
社員教育は、今までやってきた研修方法(何年目でこれする。役職や役員を中心に)ではなく、社内の成長分野の人材や若手・中堅中心に!というシフトチェンジ。
で、外部圧力の受け入れは、
他分野からの転職受け入れ。
新卒から叩き上げの人と他分野転職組のミックスさせて、チャレンジ&成長期待分野の課題を遂行してもらう。
昔人気のあった大手家電企業が、
IT分野の人材を転職者として受け入れ、
古巣の中堅と新しい技術にチャレンジしていました。
そうだよね~
我が夫は、『他分野からの転職組』としてこの春から新しい分野で働いています。
彼も凄く刺激を受けていますし、新しく入った企業の人達も「他の分野で研究してた人が?わざわざ?」という好奇な目はあるみたいですが、当初思っていた以上に重宝をしてくれているようです。
とはいえ、企業や日本経済については、
私自身も歯車の一つなので、
すぐに変えられたり、結果が出る訳ではありません。
意識はしたいけど、大きな流れに身を任すしかない。
で、今回の番組で思ったのが、
子供の教育も『今までのそれ』とは変えないと
ということ。
Twitterでも社会学者のちきりん氏が、
NHKスペシャルについて、ツイートをしていました。
親も子供も、「自分の時代と 親or 子供の時代は同じ原理で動いてるはず」と考えてると、基本、ドボンにハマる。
あなたの生きた時代と子供が生きる時代は全く違う。
親が生きた時代と、あなたの生きる時代は全く違う。
というめっちゃ基本的なことを理解してるかしてないか、の差は本当に大きい。— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) September 19, 2022
それな。
という感じ。
私は、ぼんやり、子世代と私達世代は違うよね~と思っていたけど、
もはや、同じ国と思わない方が良い
という確信みたいな感情を持ちました。
で、夫とテレビを見た後に2時間ほど作戦会議。
子供には、どんな教育をさせるのか。
やっぱり、
- 良い大学に入るための教育に注力
- 自分達の時と同じようにドリルや暗記中心に教育させる
- 英語は学校だけで良し
はしんどい。さらに、
- 金融教育を全くしない
- 男性だけが家計を支える
- 女性だけが家のアレコレを請け負う
は、ダメだよねーと。とあげつつ、我が家も私がワンオペ過多のため、課題はたっぷりある。
まぁ、『ドリルなどの勉強に関して』の意見は間違っているかもしれません。
今までのスタイルでも全然通用する子も中にはいると思います。
でも、それは一握りであり、
いわゆる、
『マット運動をしていて、前転しか教えていないのに、ハンドスプリングまでいつの間にかできちゃう』
勘の良い子だったり、
適応神経?みたいな環境に合わせたりするスペック高い子だと思うのです。
普通の人はどうしたらよいか?
そう、それよ。
明確な答えではないかもしれませんが、
夫と話している時に、
自分自身が小学生・中学生ならばどうするか?
という【問い】について考えました。
2人一致することとしては、
英語は小学校からやっておく
かな~と。
自分達の世代以上に、英語は必須になる。
日本の人口統計がこれだけ減るのが分かっているため、自国である日本にモノやサービスを売るよりも、世界に売ったり、展開した方が断然良い。
外貨を稼ぐってやつです。
その時に、英語が出来ないと、どうしても尻込みしてしまったり、しんどい状況になりやすい(ハートが尋常じゃなく強く、飛び込める人は別)。
どれだけ翻訳機能が発達していようが、
AIが進歩しようが、
やっぱり『英語を話せる』という自信は最強だったりします。
(これも、ハートが強い人は別ね)
小学生じゃないと手遅れなのかというと、そうでもない。
もう、中高になっちゃったよ~という人、
もしくは大学生であっても、
英会話スクールに行ってでも、鍛えた方が良い。
安くすませるのなら、ラジオ英会話やTOEIC教材でももちろんOK。
私たち夫婦の小さな人間関係でしかないですが、
職種上、
旧帝大から地方国立、私立有名大の方々と多く接しています。
その中で、『小・中・高・大の授業だけで、英語が喋れるようになった』という人をほぼ見たことがありません。
もちろん、理系界隈の人という偏った狭い母集団です(そして、厳密にいうと何でも出来るマンガのような天才はいる。それは省かせて…)。
自分が留学したとか、
研究室に海外の人がいたとか、
留学経験はないけど学生時代にTOEICや英語の勉強にのめり込んだ、
という人は英語を話せます。
と、英語最強説のようなことを言いましたが、
もちろん、他も大切。
そう、
外部圧力の受け入れ
企業での転職者の受け入れに当たります。
家庭内で出来ることと言えば、
『いろんな輪に子供達を参加させる』のが良いかな~と。
強制的にソフトな外部圧力を与えると言いますか。
自治体で行っている行事に参加したり、
子供達だけのキャンプに申し込んだり、
日スポや、文化サークルに所属させる。
習い事でもよし。
お金の都合もあるかと思うので、出来る範囲になるとは思いますが、『普段通っている学校』以外の関係を外へ外へ作る。
狭い島国日本だけでなく、いろんな視点を持てるように、自分が育った時以上に【世界を意識する】学校以外の輪や居場所が必要なのでは・・と思います。
親の意識や言動は、子供にダイレクトに伝わります。
実際、「親が喜ぶから」「親が良い大学へ入れと言ったから」「親もこうだったから・・」という人は非常に多い。
私自身も人のこと言えたもんじゃありません。
ガチガチの日本人です。
でも、これからの子供達には、
世界を視野にいれろ!
と家庭内でも世界推しで、接していくだけでも、未来が変わると思うのです。
ホント、何が正解か分かりませんが、『世界を視野に!』という考えで少しずつでも、教育も経済も変わっていけばと願うのです。
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