まぁ、題名とおり『ザッ日本企業が停滞する理由を『マインド』の視点で、現場から分析してみた』ことについて本日はブログを書きます。
さて、
最近気が付いたことがあります。何ですか?(一人二役)
20年近く日本企業に勤め、その分野ではまずまずの大手だと、
業務改善や技術革新が脅威になる
黒字企業だと余計に。
嘘だろ!って思うでしょ。
私も嘘だと思いたい。
でもホント。
日本企業もここ最近自分達の体制がヤバい!と気が付いてアレコレ手を打つ始めています。
ことさら業務改善は必須の事項です。
具体的には手書きで行っていたことをデジタル化したり、
ハンコ処理を撲滅したり、
紙ベースだった重要書類をペーパレスにしたり・・
現場にいても、20年前よりも明らかに手書きは減りましたし、システム上で完結する仕組みはゴマンとあります。
脅威なんかではなく、必須!最重要だと言われる。
表向きは。
ただ係わる人々の『基本マインド』は変わりません。
特に、現在 上層部にいる人達のマインドは総じて危険ゾーンだと思います。
なぜなら、日本が停滞していた30年にガッツリその組織で働いていた人、
上司に評価されていた人だから。
彼ら彼女たちの戦略は、
気に入られるようにゴマをすること。
最適解はいつでも『上司が喜ぶこと』
それは間違いではないですし、戦略的に正しい。
ただ、裏を返すと、
上司の脅威にならない、
つまんない奴。
そのため、彼らが関わる提案は小さくまとまりますし、
明らかに通すべき案件、ここ踏ん張らないダメだぞ!という未来がかかっていても、
目の前の『自分より上に人のご機嫌』を優先します。
まぁ、引っ込ませるんですよ。
保身のために。
ね?つまんないでしょ。
その後、その決定事項を聞いた現場の人間は萎える。
なんだよ。
やらんのかよ。うちの会社どうなん?と。
『業務改善』や『改革』が必須という事実は、社内データでも出ています。
世の中の波も『業務改善』になびいているのに、逆を推進するのかーい!
ほんでもってこれは、技術開発にも共通していたりする。
技術大国ニッポンとか言われていたのは昔の話。
マインドで技術芽を摘んでいるのです。
もちろん、何か新しいことをしようとするとそれなりの『予算』と『リスク』は発生します。
ただ、こっちもアホではないので、『これが出来ると○○円の人件費が浮く』『○○円のプラスになる』などと試算をしてから上申しています。
すると、
「その業務改善(や技術開発)で仕事を失った人は何をすれば良いんだ。君はその未来まで考えているのか?」
ですって。
いや、
それはあなたの仕事ですよね
ひろゆき並みに物申したくなる。
なんなら、その業務改善で仕事を失う筆頭に立っているのは我われのチームだったりする。
まぁ私はひろゆきではなく、一介のサラリーマンなので、
「そこは検討します」と言ってその場は引き下がりますが。
てか、私も引き下がるんかい!
いや。タダでは引き下がらない。
報告書を書く。
今回はこのような予算を算出し、上申した・・等と。
そしてそれをワークフローで流す(ワークフローとは社内アプリのひとつ。申請や承認といった業務手続きの一連の流れを電子化・一元管理するシステム。)。
内容の最後には、どこに改善点があるのか。
改善点があれば直したいとしめる。
しかし、ワークフロー内に上席からはこう返事が来る。
『改善点は特にございません。』
そーーですか。
どうなんでしょう。
外資系では、業務改善をしたり人件費を削るシステムを作った人をどんどん評価するようですが、日本はそもそもその改革自体にストップをかける。
改革や変化が、
脅威なんですよ。きっと。
そんなことをしなくても今までの方法でも一応黒字なので。
変に動いてリスクを取るより、旧態依然の方が予測も出来て安心♪なのでしょう。まぁもうその予測は現状の世界が続いていたら・・の話なので、全然危ういんですけどね。
と言いますか、これって、
やばくないですか?
現場からは以上です。
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