『中学受験合格後』に100%幸せ生活が待ってないかもしれないこと、『高校受験もアリなこと』を小5の段階でちゃーんと子供と話してみた

我が子が中学受験をスタートするきっかけになったのは、

とあるお兄ちゃんの存在でした。

 

中高一貫校に通っている感じのよいお兄ちゃんです。

同じ学校に行けたらな~と淡い期待を胸に、塾通いを始めました。

 

ほんでもって、その中高一貫校は、

結構な難易度です

うーん。

 

入るまでも大変ですが、

在学生数人にも学校生活を聞いたところ、

入ってからも結構大変!

人気校なこともあり、合格者のスペックは半端ない。

聞くところによると『灘』に受かったのにこの学校にきました、

『洛南』・『東大寺』ではなくこちらを選んだという子供もいるらしい(あっ我が家は関西在住ね)。

国公立の中高一貫校に通う生徒さん達のスペックが、半端なくて焦った件について

こんな感じの学校の1つです↑↑

で、ちょっとうーーんと思う部分もありまして。

 

その憧れのお兄ちゃん、小学校でも塾でも超優等生でした。

 

しかし、そのお母さん曰く、

学校に行き始めてから頑張って勉強しても、

平均点が取れない

え・・あの子が?

 

嘘でしょ?

 

大手塾で結構上のクラスに在籍していたと聞きました。

それなのに?

 

そう。

本人は頑張ってよっしゃー!80点台取ったー!

と思っても平均点は、

96点。

うむ。

シンプルに周囲の子どもが優秀過ぎる。

 

そこのお母さんには、うちの長男がお兄ちゃんに憧れていることを伝えていたので、

そっと「ホントのとこと」を教えてくれました。

 

「本人が楽しそうに行っているからいいけど、地元の中学校だったら結構成績よかったかもね~なんて話してるんだ。

お友達の中には、成績不振ゆえに不登校ぎみになって・・

さっさとその中学を辞めて、

地元の中学に変えた子もいるよ。

地元で楽しそうにしてるって。しかも成績はその中学でトップクラス。

保護者の勇気が凄いなぁって思うけどね。

 

現実問題、うちも平均点取れなくても中1はそこそこの通知表だったけど、

中2ではいよいよ5段階中オイオイという点数が付き始めて・・

 

そうなると、高校から他の学校をチャレンジしたくても、

内申点が低いから高校受験で受けられる学校がなくて袋小路になるんだよね。

レベルの高い中学受験に受かったのはいいけど、

現実は厳しかったりする。

学力オバケ同級生、存在するよ。」

 

だとさ。

難関校に受かった、

中学受験のその後、こっわっ!

 

当たり前ですが進学校は生徒の共通貨幣が『学力』となる。

 

これは地元の公立中学→高校受験の進学校でも起こることで、

お利口さんだと思っていた自分が井の中の蛙だと知り、

アイデンティティ・クライシスに陥る生徒は沢山います(進学校あるある)。

悪いことではない。

現実ってそんなもんです。

自分より凄い奴の存在を知るからこそ人は強くなる。

 

でも、ある程度成長した高校生と中学生では違います。

地元公立中学でトップ取って高校に入った子はまだ『地元では負け知らず』という勲章がありますが、

中学受験で何とか頑張って難関中学に入った子は、

前者よりもちょっと『自信』みたいなものがユルイ気がします。

どうでしょ。

 

まぁ、この辺りも入った学校によって異なると思います。

多くの中高一貫校では、超進学・進学・普通クラス等といくつか分けていて、レベルにより流動性がある。

いろんなコースを用意してくれているため助かる人も多いと思います。

一方で、そうでない学校は、しんどくなりやすい気がします。

逃げるコースがないから(ちなみに・・お兄ちゃんがいる学年は、現在10%近い不登校社や転学者になり結構問題になっているようです・・これも学年による気がしますが)。

 

でね、最近、小5長男と、

中学受験に受かってからの現実

を話すようになりました。

 

いや、そんなことより1つでも中学受験に出る何かを暗記しなさいよ!

ってスタンスが今までの私でしたが、

待てよ。

ちょっと冷静になろうとも思いまして。

 

要は彼が希望している学校に受かったとして、それはそれで良きですが、

100%の幸せが待っているとは限らないかもよ~と。

もちろん、お兄ちゃんの名前は伏せて、こんな現実はあるあるだってさと伝えました。

  • 難関校に入ったことはゴールではなくスタート
  • 精いっぱい勉強しても平均点が取れない(場合もある)
  • 中高の6年間、クラスの劣等生になる可能性もある(周囲が優秀だから)
  • 勉強出来る子が集まっているから当たり前に授業進度は速い

という内容です。

長男も「あぁ、分かる気がする。自分も塾のトップクラスにだったら、レベルが違うからしんどいもんなぁ。」ですって。

ほんでもって、

高校受験に関しても、

  • 地元の中学でトップ集団にくらいついて高校受験を狙うのはあり
  • 中学校ではいろんな考えに人に出会える
  • 中学受験で勉強した部分が授業にも出るから余裕を持ってついていけるだろう(本人の意思にもよるが)
  • 提出物や授業態度が内申点のポイントになるから、テストの点数だけを重視しているとドボンするぞ

ということも話しました。

ちなみに、我が学区の中学校は、そこまでバキバキな学力優秀中学校ではない。

 

さらに、今のうちから公立高校を中心に、

我が家から行ける高校や、どんな高校があるのかも話しました

地元の高校受験がどれくらい内申点が必要で、

当日のテストの点数がどれくらいの割合を示すかについても話しました。

 

この情報、

中学受験をしたい子どもにはご法度かもしれません。

 

でも、

中学受験が全てではないからこそ共有したい!

と思うのです。

そりゃ、高い塾代も払っていますよ。

親としても是が日にでも中学受験に受かってほしいですよ。

家庭学習の管理もヒーヒーです。

我が子の偏差値も気になります。

 

ただ『中学受験はスタート地点であること』を子どもも親も忘れずにいたい。

私自身が、ヒートアップし過ぎて、

子どもに必要以上に強く当たったり、

変な焦りをするのも違う気がします。

(そして、わたしゃ、やりがちなのよ)

 

今回、地元の高校入試情報を入手して、

とーっても冷静になりました。

誰がって、親の私が。

特色のある高校も沢山ありますし、高校のバリエーション結構あるじゃない!と気がつきました。

 

あぁ、加熱して前のめりになっていたのは、

俺だ俺だ俺だ俺だーーー!!!!

(突然のタカトシ、失礼しました・・)

 

これからも冷静さを失うことは多々あると思いますが、

『中学受験が全てではない』を胸に、

出来るだけ楽しく、

中学受験サポートをしていきたいです。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

10数年前の入社当時は、バリバリ系(自称)を目指してヒジ張って働いていました。 メディアに紹介され、優秀な女性として会社の重要ポストに・・と本気で考えていました。 現実は全く違い、自分の中で上々の結果だと思っても平凡な評価。現実と理想の違いに悶々とする日々。 結婚、自らの転勤、DINKSを経て、待望の子供を出産。 2回の育休を取得し、現在4歳、6歳の育児中。 もうすぐ3人目の出産を控える。 約50平米、賃貸マンションを何とか快適にと模索の日々。 夫婦共に技術系総合職、 お互いの実家は遠方(完全核家族)、 バタバタの育児、 主人は早朝(繁忙期は5時)に出社、 夫婦共に遠出の出張も・・ どこまでいけるか奮闘中の共働家、ともばたけ!