あの人は異例の出世だよね~
と言われる人がいます。
私の周りでもいます。
もちろん、私ではないです(えっ?知ってるって?)。
結果を出しても管理職試験に落ち、
同期にはたっぷり差をつけられ、
ヒラ同然の立場でくすぶっている私がそんなことを言われるハズがない。
まぁ不遇な立場のおかげで、いろいろ考えさせられました。
自分がどれだけパフォーマンスを高くしても全然認められないので、ここ3年ほど自分よりも出世をしている同世代±3歳くらいの人達をトコトン観察することにしました。
すると、
なるほど!
こりゃ凄い。
私は出来てなかった。
そりゃ差をつけられるわ~♪
あはは~
と思う『気づき』がありました。
稀なケースですが、年上にも年下にもそこそこ好かれ、異例の早さで出世する人がいます。
その人達の特徴を1つ言っていいですか?
あくまでも理系だからかもしれませんが。
分かりやすい特徴は・・
オイシイ仕事は他に人に譲る
です。
目立つ仕事、
比較的成果を出し易く重要度が高い、
でも難易度はそこまで高くない
という仕事を惜しげもなく人に譲れる人。
こういう人は強い。
『譲れる』という時点で、
絶対的な自信と圧倒的な能力差があるのです。
もしも受け継いだ人がしくじった時に、いつでもフォローもするよ!『実は自分でやった方が早いんだけど・・』という雰囲気も醸し出さずに、「ちょうど良い難易度じゃない?君がやってみて。是非!」と譲れる人はなかなかいない。
私も20年近くサラリーマンしているけど、
ぶちゃけ該当する人は数人しかいないかな。
でも、これは諸刃の剣でもある。
譲る人を間違えると『手柄を全部自分のものにされる』という最悪な事態が待っています。
なので、やっぱり能力のある人しか出来ない技。
最近、私もこの技を遂行しようとしています(能力ないくせに)。
要は、自分の所に舞い込んできた、
面白い案件やインパクトのある案件を後輩に譲っています。
とはいえ、小物の私は、
あぁ、譲っちゃった・・
自分でやりたかったけど・・
と思うことが多々。
まだまだ修行が足りません
でも、40代半ばにさしかかり、何でも自分でやってしまう体制ではなくて、周囲の人にどんどん渡しています。
そして手元に残った、面倒で難易度がそこそこ高くて、
インパクトや緊急性が微妙な案件を請け負っています。
微妙な案件ってどんな事例?
例えば、会社用のパソコン設定。
解析できるようにソフトをインストールしたり、ちゃんと走るように動作確認をしたり・・なぜか情報システム部門に頼まれて、何十台も処理を行っています。
毎回、マニュアルを作ったり報告書にしてログを取っていますが、ソフトもアップデートされたり仕様が変わるので、その度に一から調べて構築しなくてはいけません。
難易度は高い。と言いますか、もう情報システム部門もお手上げの設定をなぜ、他分野の私のお願いするのかね・・と思いながらポチポチやっています。
断るのも1つと分かっていますが、誰かのためになるのなら・・
ってやっているうちに、
本丸の面白い仕事は後輩が取り組んでいる
うん。
で、後輩の仕事を後で確認する。
あれ?
こんなに上手に出来るんだ。褒めちぎりつつ、
私、いらないかも・・
と変な汗をかく。
こうやってして、技術を継承しつつ定年に向かっていくのかな~と思う40代半ばの午後です。
そだね~のポチが嬉しいです。いつもありがとうございます(涙)。