続④『会社辞めます』と上司に言った件

会社辞めますシリーズの続編

「会社、辞めます」と上司に行った件

【これまでのお話】

ここ最近、技術職として結果が出ており、成果が社内だけでなく社外にも伝わり、新聞にチョロっと載ったりしていました。

社長賞かもよ・・とか周りから言われている最中、まさかの異動の辞令。

技術職から研究職に。しかも、その研究部隊はう~ん・・な所。

カンフル剤として異動してもらうと言われ、

一度は納得したものの、異動先の研究課題を見てビックリ。

15個ある課題のうち、自分の担当は1個だけ。

2年目社員ですら3個、他の人達は7個。

愕然として、その書類を持って、会社を辞めたいと部長の所に行くのでした・・

 

もういいわ・・

 

技術部門のフロアと別の場所に、部長や事務方のスペースがあります。そこに部長がいました。

「ちょっとよろしいですか?」と断りを入れます。

部長もいつもと違う様子の私に察したのか、会議室で待っているように言われました。

 

私は、ボンヤリ考えました。

春 花

もう辞めよう。

よく頑張ったよ。

今の職務履歴ならば他社でも汎用性がある。と思う。

転職もコロナ禍で厳しいかもしれないが、選ばなければあるだろう。

 

コンコン。

カチャ。

 

部長が入ってきました。

「ぽにさん、どうしたんだい?」

 

私は、自分の課題だけが1個だったこと、他のメンバーが課題レベル、そのマーケット・社内貢献度を書かずにとにかく課題を書き下していることを説明しました。

しかも、10年以上前、私が中央研究所に所属している時から続いている課題もありました。

いやね、これ、呆れて説明するのも憚るんですが、

技術や研究って、その専門じゃないと難易度が分からない時が大いにあります。

 

そうなると、『難しいです』『まだ時間がかかりそうです』が本当にそうなのか。

 

正直、

・・自己申告

 

私もガッツリその分野ではないので『マイナージェンジなんですよ』と言われれば、そうなんですかと引き下がるしかない。

でもね、『10年前から課題が変わってないやん』くらいは分かります。

どれだけこの課題を引っ張ってるのよ。

投資する人件費が勿体ないよ。

 

うちの部署は、Cランクなのもあるせいか部長が比較的コロコロ変わります。

現在、営業出身者が部長になっています。

それはそれで、新しい風が吹いて悪いことではありません。

 

しかし、そこを隠れ蓑にする人が出てくるのです。

ベテランだけに、上手に結果をロンダリングしたり再利用している・・うーん・・

 

その辺りもやんわりとお話ししました。

 

でも、そんなことを話しても馬鹿馬鹿しくも感じてきました。

何だろ。

他の研究員の成果の上げ足を取って、自分を大きく見せているみたいな。

小さな会社の中だけでウジウジ文句を言って、広い視野で大きな世界を見れていない自分にもガッカリ。

 

と同時に、

こんなことを言いたくないのに言わないと伝わらない会社にも、残念な気持ちになります。

 

部長は、私の真剣な様子に驚いていたようです。

いつも黙々と取り組んでいる人が、堰を切ったように心のうちを話していることに、『全部聞かないと』と思ってくれているのか・・

 

一通り話し終えたところで、

ボソリ。

 

「ぽにさん、辞められたら困るんだけど。」

 

と言われました。

うん。知っています。

やり残したことも多いです。

 

でも、もういいわ。

限界です。

皆さんで後は悩んで下さい。

私よりも社内階級が上の人ばかりですよね?できますよ。大丈夫。さよなら。

 

もう、喉まで出かけました。

 

はい。

さよなら。さよなら。さよなら。

太い眉毛の映画解説者が頭をよぎる。

淀川長治

 

ここからは、さすが営業をしていただけある部長。

技術系ではちょっと考えらえないような、美辞麗句。

褒めたたえる。

感謝の意も込めて。

  • 自分は技術を理解していないけれど、どうにかいて欲しい
  • ぽにさんは、女性社員に人気なので、誰とペアにさせても文句が出ない
  • 居てくれるだけでよい
  • 君のやりたい課題をつけ足せばよいよ
  • 自由な発想で・・そうだ!ここにもっとプラスして

 

とにかく、

 

やめないで~~~

 

の嵐。

 

さすがの心の折れている私でも、ここまで引き留められると、悪い気はしない。

 

ホント、さすが営業だわ

理系の部長だったら、絶対言葉足らずだもん。

 

どうにか残れないか、粘っているのが分かります。

 

ここで、恐らく外資系や前進的な企業だと、

お給料の交渉や役職や昇給について話し合われると思います。

 

しかし、

ザッジャパン。

 

そんなことは一切なく、とにかく引き留める。

 

私も彼に、給与や昇給の決定権がないことは知っています。

もっと上の組織が決定し、彼はその判断材料を提出する人。

 

一方で、私は後20年くらいのサラリーマン生活をここで過ごすのは、

自分にとって良いのかどうかと迷ってもいます。

 

給与はお世辞にも高いとは言えない業界。

今よりも条件の良い所に転職すれば、20年後の実入りはもっと高くなるはず・・・

 

いや、給与だけでなく、

自分の人生の大半を

この環境に捧げるの?

 

どうなん?

一度しかない人生。

 

ただ、数年前に引っ越したお陰で、

家からはめっちゃ近いし、

職場に嫌でたまらない人がいる訳でもない(ちょっと嫌なヤツはいる、いや、私も思われているかもしれないが)。

保育園にも会社から急げば45分くらいで行ける距離。

子供も3人いてまだまだ小さい。

 

全てを天秤にかけると・・

 

・・びっ微妙。

 

どうしよ。

 

さぁ、どうする?次回、ちょっとした出来事がぽにの心を揺さぶり、将来を決めるのです。

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ABOUTこの記事をかいた人

10数年前の入社当時は、バリバリ系(自称)を目指してヒジ張って働いていました。 メディアに紹介され、優秀な女性として会社の重要ポストに・・と本気で考えていました。 現実は全く違い、自分の中で上々の結果だと思っても平凡な評価。現実と理想の違いに悶々とする日々。 結婚、自らの転勤、DINKSを経て、待望の子供を出産。 2回の育休を取得し、現在4歳、6歳の育児中。 もうすぐ3人目の出産を控える。 約50平米、賃貸マンションを何とか快適にと模索の日々。 夫婦共に技術系総合職、 お互いの実家は遠方(完全核家族)、 バタバタの育児、 主人は早朝(繁忙期は5時)に出社、 夫婦共に遠出の出張も・・ どこまでいけるか奮闘中の共働家、ともばたけ!