高校生の頃、私はテニス部でした。
試合中、何度トスを上げてもサービスが入らない。
友人「ぽに、切り替えよ。切り替えよ。」
私「オッケ、集中!」
と自分に言い聞かせても、どこかで引きずり、結局またサービスミス。
私「ごめん。またダブルフォルトを連発してもた・・」
友人「気にしんとき。切り替えていこ!」
気持ちの切り替えが上手な彼女。
それから、年月が経ち・・
現在、ワーキングマザーとしてバリバリ都内で働いている。
スペックも搭載エンジンも私より遥かに上で、それでいて息抜きも上手。会うたびに頑張りすぎない独特の『ゆるい』空気に癒される。
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前回のブログ記事にもアップしましたが、お盆休み前、仕事で涙を流すほど悔しい感情を抱きました。
夫の実家に帰省し、身も心もリフレッシュ!としたいところですが、ダメだな・・ザワザワしています。
仕事だけでなく、プライベートの友人とのLINEのやり取りもザワザワの一つ。
こういう時、なかなか切り替えられない。
考えるな~~と思っていても、モヤっとする。
そんな中、義父が日光に観光に行かないかと提案してくれました。
義母「父ちゃん、混むからよしな。ぽにちゃん達、それじゃなくても関西から何時間もかけて車で来たんだよ。日光なんて、お盆は混むに決まってるよ。子供達も小さいし、もっと近場にしなよ。」
義父「大丈夫だよ。朝早く出ると混まないよ。」
何年も前から、関西出身の私を日光に連れていきたいと言ってくれている義父。
東京から案外近いんだ。
といつも言っているが、行ったことのない者にとってみれば、イマイチ分からない。
当日の朝、東京は明らかに曇天。
日光は雨かもしれない。
義父「夕方から雨が降るみたいだから、今すぐ行こう!」
予定を切り替えることなく、起きたらさっそく出発。
で、早々に渋滞に巻き込まれた。
義父「大丈夫だ。解消されるよ。」
とポジティブな意見を連発。
運転席の夫、もくもくと車を進める。
観光エリアはランチが混むとにらみ、サービスエリアに。
結局、結構な渋滞に巻き込まれ、7時半に東京を出たが、日光に就いたのは12時頃。
初日光でございます。
お義父さん、良かったですよ。
本当に。
テレビでしか観たことのなかった『東照宮』。来れて嬉しかったです。
私の感動に調子を良くした義父。
義父「じゃあ、いろは坂をドライブして、華厳の滝も行こう!」
いろは坂のドライブ中、肝心の私は後部座席で爆睡。
ごめんなさい。
睡魔には勝てませんでした。
華厳の滝に到着。
子供達も爆睡。
そして何より、すごい霧。
20m先くらいで、もう真っ白。
お義父さん、どうします?
華厳の滝の係員が言う。
「本日は深い霧が立ち込めております。現場はこのモニターの通りです。ご容赦くださいませ。」
予定を切り替えることなく、「まぁいいだろう。」と義父はいく。
寝ている子供達を夫と抱えて、いざ滝へ。
やはり、見えずらい。
でも、霧の合間からみえるそれは凄い。
川に吸い込まれる水の流れも圧巻。
子供達も起きてきて、「すごい!こわい!」とはしゃぐ。
満足そうな義父。
帰りもバッチリ渋滞に巻き込まれ、バッチリぐずる子供達。
何とか佐野のサービスエリアまでたどり着く。
なんの気なしに食べた佐野ラーメン、かなり美味!
結局、東京の実家に着いたのは20時頃。
義母「関西から車で来るよりも、東京近郊をグルグルした方が乗ってる時間も長くて、バテたでしょ。」
そうかもしれません。
でも、ツッコミどころ満載の旅の方が想い出に残るのはなぜでしょう。
気持ちを切り替えよう、切り替えようと努めていた私。
全く予定を切り替えない義父との旅。
正直、車の移動はこたえたけど、何か楽しかった。
おそらく数年後、夫と「あの日光の旅は辛かったねー」と笑い合う、一生忘れられない旅となる。
無理に切り替えなくても良いのかな・・そんなことをぼんやり考えた、お盆でございます。
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