前に、昔からの友人に言われました。
「ぽにって、
宇宙飛行士の募集に応募しないの?」
ほえ?
驚く私。
真面目な顔で続ける友人。
「宇宙飛行士、今募集中だって。自分の研究テーマを宇宙でしてみたいとかないの?」
待って待って。
無理だよ~
「そんなこともないでしょ。
30-40代で研究を続けている女性って、
意外と少ないし宇宙空間は放射線の影響もある。
今から妊娠する若い女性は避けたいところ。
その点、3人出産したオバサンは色んな面でクリアしてるでしょ。
今いる業界では面白い研究をしてるんじゃない?
応募してみれば?」
ははは。宇宙飛行士募集で来る人って、超絶優秀な人でしょ。
ないない。
「なんで?」
大真面目に食い下がる友人。
「募集要項みてみなよ。応募してみたら?」
その場でスマホで要項をみてみます。
ふむふむ。
面白そう・・
いやいや、でも応募しないよ。
「何でさ?」
うーん。
一番の理由は・・
英語が問われるもん
大真面目な顔で返す私。
そう。
私は英語が苦手です。
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続きものの最終回。
お待たせしました。
海外とのミーティングに、英語アプリを使うっていうお話。
- 英語が苦手なサラリーマン。海外とのwebミーティングの主担当に。本当にヤバいよヤバいよ~!
- ②捨てる神あれば拾う神あり?海外とのwebミーティングで英語が壊滅的なことがバレちゃった!?
- ③有料『英語翻訳アプリ』ってどうなの?使いたい人は私以外にいないのか?!
- ④頼みにしていた『英語翻訳アプリ』が海外との会議直前にフリーズ!その時、もっとフリーズしたのは・・
会議の直前に、本当はteams(Microsoftのアプリ)で会議する予定がzoomですることになりました。
それがダメだったのか?
teamsではちゃーんと動いていた『英語翻訳アプリ』がzoomでは、
フリーズ。
もっとフリーズする私。
でも、当たり前ですが、
会議は進みます
だって、海外から参加される方は関係ないんだもん。
日本の参加者(あっ私です!)が勝手に翻訳しようとしているだけですから。
なーんにもなかったように、
海外4拠点くらいがインしてきました。
みんなバンバン英語で自己紹介をしています。
私はアプリを何とか動かそうと必死にPC前でガタガタします。
アプリ責任者の他部署女性は、青ざめながら、
「ぽにさん、一度、自部署に戻って、もっと詳しい人に聞いてきます。ダメだったら電話でアプリ会社にアドバイスもらいます。」
と言って、
PCと共に去っていきました。
マジか。
しゃーない。
そこから、分からないながらも、
会議に参加しました
当たり前ですが。
やっぱり、会話は分からない部分が多かったです。
でも、自分の専門なので、スライドだけで分かることも多々あり。
結局、専門分野さえキッチリおさえておけば、何とかなりました。
どうしても分からない所は、
会議室にいるメンバーに、
「今、○○について、開発が難しいと話していましたよね。
とはいえ、我々にとっては重要です。
やってもらいたいんで、お願いしてもらえませんか?」
と通訳してもらいました。
お前が英語で話せよという場面でしたが、先に「自分、英語出来ないのでサポートお願い!」と言っておいたおかげ?で、周囲も手伝ってくれました。
2時間程の会議でしたが、あっという間に過ぎ、
特に困ったこともなく終了
ふーー
良かった。
会議が終わって後ろの席に行くと、アプリ担当の彼女が座っていました。
どうやら途中からアプリが正しく起動したようです。
「ごめんなさい。ぽにさん。」
いいよいいよ。
またアプリを使わせて下さいな。
途中からで良いから、翻訳がどんな感じか見せて。
議事録のように、1文1文ログを取ってくれる機能があるみたいなので、見せてもらいました。
・・・うーーん
なるほど。
参加者の中で、多分英語ネイティブではない方で、めっちゃ聴き取りづらかった方がいます(まぁ私も人のこと言えないのですが)。
その方の話したことは、
翻訳機能を使っても、何を言っているのか分からなかった・・
要するに、
人が聴き取り易い文章は翻訳アプリでも聴き取り⇒翻訳が楽勝ですが、
ん?という発音の方はアプリも聴き取り困難。
翻訳は、バグが生じていました。
これって機械あるあるでして、
人間がサラッと出来ちゃうことは、
機械化しやすいのですが、
サラッと出来るので、その機能はいらなかったり・・
自動化や作業効率によくある話です。
なかなか難しい。
おっと。
話が逸れました。
とにかく、アプリは会議にはめちゃくちゃ役に立った訳ではなく、
導入するかどうかはもう少し検討するようです。
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宇宙飛行士の募集を推してきた友人。
私の英語が苦手だから
発言に対して、
「そうか~うーん。しょうがないか。」
と残念そう。
うん。
せっかく推してくれたのにすまぬ。
その分野の技術や立場的なチャンスがあっても、
英語が苦手という点で尻込みすることって、今までに沢山ありました
海外出張も、語学力の自信のなさにお断りした時が多々あります。
転職に対しても、英語に自信がないこともあり、
外資系はちょっと・・となる自分がいました。
思い返してみると、
多くのチャンスを逃してきました。
一方で、他の人が『英語』に時間を割いている時に、
- 科学的な専門分野
- プログラミング
- 数学、統計
を磨いた自分もいます。
それが今の私の礎となりました。
ところが勤続15年以上。
ベテランになり、
責任やプロジェクトを引っ張る立場になってくると、
英語が苦手なことで生じる、弊害が大きくなってきました。
時代も『英語苦手だけど何とかなる』で、
逃げ切れなくなってきました。
うん。その通り。
じゃあ、いつやるの?
今でしょ。
10年前に流行った流行語を思い返し、
無理のない範囲で、
2023年は重い腰を上げるとします。
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