前回のブログ記事に反響をいただきまして、皆さまからの応援クリックをいつも以上に頂きました。
本当にありがとうございます。
さて、それでは続きと言いますか、スピンオフ。
2月の敗者(中学受験落ちて、地元公立中学に行った人)のお話。
******************************
高3の時。
私は全く勉強をしていませんでした。
部活や行事が盛んな学校だったため、とある集大成が毎年高3の6月下旬に開催されていました。
そこまで必死に取り掛かり、
終了した7月初旬に受験がスタートとなります。
うん。
圧倒的に遅い
遅すぎるスタートです。
それでも当時、1つ上の学年は多くの方が難しいと言われる大学に受かっていたので大したものかもしれません。
受かるには仕掛けがある。
要するに、みんな必死で隙間時間を見つけ勉強していたのです。
超絶、ぼーーっとしていた私。
自己責任でございます。
で、私も慌てて予備校だったり、塾だったり調べたのですが、
元々、将来自体もふわ~っと考えていたところもあり、
何なら「好きな高校に入れたから、大学に進学しなくても良いかも」と思っていました。
しかし、担任の先生に、
「ぽに、お前がこのまま社会に出たら社会に迷惑だ。
この学校に来たということは中学校までは成績上位者だったはず。
大学へ進学するなど学生をしてから、
社会に出なさい。
いいか、進学せよ!!」
という助言をあろうことか、
三者面談で言われました。
真っ青になった母親に、帰りの電車で、
「大学、受けてみたら?」
と言われ、ダボダボのルーズソックスをはいた私はうーん。と窓の外を見ました。
後で、担任の先生が教えてくれたのですが、高校自体が進学校だったため、就職先のあっせんの方が実績がなく難しかったらしいです。まぁ、そりゃ進学薦めるか。
で、困った私は、当時大学生だった姉に頼みました。
「同級生で誰か家庭教師を紹介してくれないかな?
家庭教師を付けたいんだ!
頼むよ。」
と。
当時、私は家から1時間以上かかる学校に通っていました。
通学途中にいくつかの予備校があり、同じ学校内で通っている人は沢山いました。
今は分かりませんが、当時の予備校は入塾テストのクラス分けの時点で、受けられる大学コースがほぼ決まっていました。
このコースの入れ替えは、確か高3の始めには終了していた気がします。
そりゃそうだ。
予備校も学力のない子を上位大学にチャレンジさせるよりも、
それ相応の受かりそうな大学を薦めた方が本人の学力ともマッチします。
あんた、今までサボっていたもん。しゃーないよ。
でも、勉強をしてこなかったからこそ、今からの伸びを信じたく、
「あなたは高3夏でこの学力だから、○○大学~△△大学クラスね。」
と決められるのがどうも抵抗がありました。
あと、シンプルに、
マンツーマンで分からない所を教えてもらえる
という家庭教師の利点に魅力を感じました。
予備校に比べ、圧倒的に安いというのももちろんあります。
姉の知り合いが無理だったら、家庭教師の専門業者かな・・と思っていた時、
「あいつはどうかな。めっちゃ賢いよ。だいぶ変わってるけど・・」
と言って、すぐに友人を紹介してくれました。
その友人が、今回の主人公、
S先輩です
S先輩は、牛乳瓶の底のようなメガネをかけた、
ザッ・ガリ勉!
当時大学の2回生だったと思うのですが、すでに一人称が俺や僕でもなく、
「わし」
でした。
私もこの先輩のことは知っていました。
なぜなら、自分が中1だった頃、同じ学校の中3だったからです。
と言っても1学年のクラスは5クラス以上あった学区、他の学年のことは知らないはずです。
なんで知っているか?
リア充ばかりが集まる生徒会の生徒会長だったのです。
もちろんS先輩は今も昔も陰キャのガリ勉です(コラ!)。
S先輩以の生徒はリア充な人ばかり。
生徒会に入ることは当時、矢沢愛の『天使なんかじゃない』並みにキラッキラした存在でした(時代~!)。
そんな中、1人入っている、
牛乳瓶の底メガネをかけているS先輩。
いや、1人、顧問か先生かよ・・というキャラの違い。
当時、うちの姉も生徒会のメンバーでした。
姉は、中学生の頃はリア充で細くて学内でも人気がありましたが、今はその辺の冴えないオバちゃんです。はい。
さて、この先輩、生徒会の選挙で『リア充の権化』みたいな人と戦ったようです。
陰キャ VS リア充の権化
この戦いは私のいた中学の中でも歴史に残る接戦だったそうです。
先生達のオッズは、リア充の権化でした。
目立つ存在ですし、成績も良い。
しかし、このリア充。実はイジメの中心的メンバーだったようです。
生徒の中には彼が陰湿なイジメをしていることを知っている人もいたようで・・影の人気は最悪。
すったもんだがあり、
ギリギリのところで、
陰キャが逆転当選。
大どんでん返しが待っていたようです。
うん。
そんな陰キャの先生に家庭教師をしてもらうことになりました。
文章力が拙くて申し訳ないのですが、
この方、
すんごい独特で、初めて教えてもらった時、
「わしは、中学受験で私立に落ちた。
だから、金輪際、私立の学校にはお世話にならんと決めた!」
と教えてくれました。
さて、次回、先生は本当に『私立』に行かない人生を送れたのか?
今はどうしているのか?
その辺りをお話します。
続き~!のクリックが嬉しいです。