終身雇用世代と、転職世代の不一致に悩む

人材育成をしてください

中堅のサラリーマンになった私は、よく上司から言われます。

うん。ですよね。

 

行っているつもりですが、

もうね、今同じ会社にいても、年齢によって全然捉え方が違う。

 

狭間の40代である私は、

『終身雇用世代』の正義と、

『転職当たり前世代』の正義の不一致に愕然とします。

 

前者はまだまだ、若い人達はそう簡単に辞めないと思っています。

 

確かに、データでみると転職はマイナーな活動のようです(引用:転職動向調査2021年版)。

正社員の転職率は、2020年で4.9%。そこまで伸びているわけではない。

終身雇用が崩壊・・とは言えない。もちろん、定年を前倒しにしている企業はありますが、あくまでも一部の企業。

 

とはいえ、私の周りでも、若手が離職や転職しないための策が、オジサン達の中で練り始められています。

それはとても良いこと。

 

でもね、ざんねーん。

 

『終身雇用世代』だけ で対策を練っている

 

会議をし、あーでもこーでもないと言っています。

 

私は、会議にも呼ばれる立場でもないし、若い世代でもない。

 

一方で、この件に関しては、うん。よく分かります。

何度も紹介していますが、夫はこの1月に新卒から勤めた会社を辞めました。

【最終回】夫の転職活動と『きづき』・・共働きの葛藤シリーズ

4月から新しい職場で働きます。

 

自由になった彼の嬉しさも肌で感じますし、

次の職場への期待や不安、チャレンジへのドキドキは、

同じ会社に勤めていると味わえない体験だよな~と思ってみたり。

 

だからこそ、若者たちが転職する流れが実際に加速した時、止めるのはちょっと厳しいだろうと考えてしまいます。

 

とはいえ管理職や経営者に近しい人達が、何とか人材育成と言う名の『離職を防ぐ行動』をしようとするのもよく分かる。やらないより、きっとした方が良い。

 

でもね、

やっぱり、

不一致が起きている

 

というのも、オジサン達は若い人たちに、

  • やりがいのある仕事を
  • 会社に来たくなるような内容を
  • 精一杯働ける環境を

と思っています。

チラッと彼らの会議の議事録を見ました。

熱い若者への想いが書かれていました。

うん。

下の世代の育成を本気で考えています。

素晴らしい!

と思う一方で、不一致もあるようです。

 

私は今、若手10人近くにプログラミングの指導をしていまして、個別に、時に雑談をしながら進めています。

教えるのは決して上手ではないですが、プログラミングや統計処理が得意になると、会社が嫌になった時に転職しやすいかもよーとセコイ釣り方をしたり。

と同時に、どうなの?今の働いてる感触は?と聞いています。

 

すると、オジサン達が整えようとしていることは迷惑な場合が多い。

若手は以下の不満を持っているようです。

  • 自分の年齢で受け持つ仕事量ではない
  • 責任も重く感じる
  • 自分達にやらせて、オジサン達、何やってるねん?と不信感
  • そもそも手厚い教育訓練はオジサン達から受けたことない(育てるつもりあるの?)

そうです。

あれれ。

すれ違い?

冷や汗が出るほど。

 

オジサン達の思惑と、若者の感想が全然違う。

策を練れば寝るほど、離れていく気がしてならない。

 

オジサン達は、自分が新人~10年くらいの時、上司が絶対で、大した仕事をさせてもらえなかった。

自分の頭で考えることをよりも、上司にいかに従順かを試されていました。

そんな風に育てたくないという気持ちもあるようで、早いうちからやりがいのある仕事をできれば自由な発想で、若手にやってもらっているつもり。

 

でも、若手の方は、そこまで求めていなくて、

  • 定時に帰れること
  • 有給をしっかりとれること
  • 手厚く教育してもらえること

を求めている。

 

アレレ

あーーん!どっちもどっちで正義がある。

 

でね、どうしたら良いんだろ。と考えた時、

やっぱり昔以上に、コミュニケーションを取るべきかもなぁと。

ちょっとした時にオジサン達から、「困っていることはない?この職場での改善点をあげてくれない?」と何度も聞いてみたり。

人材育成に何が必要かの会議には、受ける側である若手の意見は抽出すべきかなぁと(できれば参加も)。

若手ももっと、困ったことは光の速さで上司に相談してもいいかも。

 

それでも、やっぱり若手は売り手市場。

流出するかもしれないので、その時はその時で気持ちよく送り出してあげるくらいの懐の深さを持っていたい。

仕事での繋がりだけど、個としての関係を意識し、『働く場所は違っても今後どこかでコラボしようね!』くらいの半分フリーランスのような意識をしないといけないかもなぁ~

うん。

 

サラリーマンは今でも、

会社での人事や派閥、誰に付けば良いか、誰に可愛がられたら得か・・みたいな部分はまだあると感じます。

でも、そこに意識し過ぎていると、ネオ世代達がだーーれもいなくなる。

気づけば下がみんな辞めていた。という未来も待っているかもしれません。

上ばかり見ている時代は終焉を迎えているか…

 

下の世代は白けた目で見てますし、終身雇用を前提にしていないので、ゴマすりの意味も分からないという後輩もいます。

 

ますます難易度が高くなってる気が…

定年まで泳ぎ切れるか分からなくなっているサラリーマン。

 

さぁ、人事発表の時期。

サラリーマンのみなさん、どんな来期になるでしょう。

うちも週明けに人事配置が発表されます。

おそらく自らの異動はないと思いますが・・週明けは、人事情報をサカナに、白ご飯をパクパク食べれそうな予感です。

 

人事発表でまたドラマがあるような・・クリックが更新の励みになっています。ありがとうございます。

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ABOUTこの記事をかいた人

10数年前の入社当時は、バリバリ系(自称)を目指してヒジ張って働いていました。 メディアに紹介され、優秀な女性として会社の重要ポストに・・と本気で考えていました。 現実は全く違い、自分の中で上々の結果だと思っても平凡な評価。現実と理想の違いに悶々とする日々。 結婚、自らの転勤、DINKSを経て、待望の子供を出産。 2回の育休を取得し、現在4歳、6歳の育児中。 もうすぐ3人目の出産を控える。 約50平米、賃貸マンションを何とか快適にと模索の日々。 夫婦共に技術系総合職、 お互いの実家は遠方(完全核家族)、 バタバタの育児、 主人は早朝(繁忙期は5時)に出社、 夫婦共に遠出の出張も・・ どこまでいけるか奮闘中の共働家、ともばたけ!