不審者に何度も遭遇してしまったこの夏。
通報も数件に上ります。
目次（タップすると飛びます）
終わりはいつ・・
不覚にも『ともばたけ』始まって以来の長期シリーズになった『不審者シリーズ』。
シリーズ①不審者がお家の近くにいたらどうしますか
シリーズ②オートロックの中に不審者が入ってきた
シリーズ③不審者、再び。どうする私？
シリーズ⑤【不審者】通報することによる副産物
今回を含めると6回。
いい加減、ええやろ。
最終回です。
今回は目次付きでお届けします。
お時間のない方ばかりだと思います。
ご興味のある部分以外はどうぞ飛ばして下さい。
渾身の記事にしたつもりです（特に3）。お時間が許すならばどうぞ、ご覧くださいませ。
引越しって、簡単に出来ないと気がつく
以前、不動産屋さんに、相談した際に言われたこと。
「ぽにさんご一家は、
もしも今の夫婦の職場を維持し、
最寄駅○○駅とするならば、
〇〇小学校学区じゃないといろいろ間に合いませんね。」
そうなのだ。
私の職場から30分以内の学区は、総じて学童の延長は18時半まで。
18時に会社を出る私。
30分以内に学童に到着する学区でないと無理。
会社近辺への引っ越しも考えましたが、夫の通勤が30分伸びます。
ワンオペが毎日30分✖朝・夕。できれば避けたいところ。
でも・・引っ越したいな
不審者を発見してから、7月・8月と真剣に考えました。
私は、人生で以下の引っ越し経験がございます。
- 就職で実家を出た時に1回
- 独身時代に2回
- 結婚で1回
- 今のマンションへ移るために1回
合計5回。
それなりに、引っ越しに抵抗のない人間だと思っています。
でもね、あくまでも『子なし引っ越し』。
保育園、小学校までの近さ、学童…そして、
夫婦ともに職場は今のままとなると・・
考えることが独身の比じゃない
会社近辺に引っ越しすると・・保育園どうするの？激戦区に手ぶらで入れるとでも思っているの？
3歳・5歳枠が秋まで残っているなんて、地方都市でも滅多にない。
やっぱり我が家は、ギリギリ回しているフルタイムの共働きだと気が付きました。
両家遠方、出張多め。
今のマンションの立地だからこそ、今の働き方が成り立っています。
調べれば、調べるほど、住める範囲が限られており、綱渡り真っ盛りだと分かります。
それに、仮に最良の土地が見つかったとしても、打合せをして、施工準備して、各種工程を考えると、半年以上かかります。
今すぐ出ていきたくても、無理なお話だったりする。
この2ヵ月、毎日のように賃貸、持ち家、情報を見ていますが、駅に近いファミリーマンションは総じて、空きがでない。
あっ！と思っても、駐車場がないなど（我が家は保育園が遠方のため駐車場マスト）。
引っ越しって、簡単だと思っていました
賃貸だし、持ち家じゃないし、その気になれば、スグ決まるでしょと。
長期で探せば何とかなるかもしれませんが、
ファミリーでの短期決戦はかなり難易度が高いです。
転勤族の皆さま、頭が下がります。
そして、究極のお話を次にさせて下さい。
結局、どこに住んでも悩みは尽きない
『ぽにちゃん、元気ですか？私は何とか生きてます～～』
1週間前、久しぶりにママ友からLINEがきました。
彼女は、私と同じ賃貸マンションの住民でしたが、1年半前、駅から10分以内の新築分譲マンションに入居しました。
飛ぶような速さで売れたその物件。
実は、私も魅力にとりつかれた1人。
でも、様々な面から鑑みた結果、購入を諦めました（過去記事→約50平米マンション4人暮らしはまだ続きそう・・喉から手がでるほど欲しかった、新築マンション購入を諦めた4つの理由）。
私にしてみたら、彼女は理想の住居を手に入れ、楽しい生活をしているとばかり考えていました。
それを伝えると。
『そうでもないよ。立地は、ぽにちゃんが住んでいるマンションの方が断然良い』
とのこと。
彼女からの情報を簡潔に表すと以下。
- 地元の自治会とマンション自体の関係性が定まっていない
- 朝の『見守り隊』がない、シルバー達も来ない
- 地域の行事にマンションごと呼ばれない
- 小学校までの道が結構複雑で心配
なるほど。
新しいマンションなだけに、決まっていないことが多々あるとのこと。
昔なら、旗を振るようなお節介オバサンがいたかもしれませんが・・
ほとんどは、共働き世帯とゆっくり老後を過ごしたい世代。
みんな、メンドクサイことはしたくない。
その点、彼女曰く、我が家の立地はかなり良い
マンション前の道路だけ、交通量がやや気になりますが、地元の親御さんがうちのマンションの前で、
「ここまで来たら安心だから行くね。」
と小学校低学年の子供に手を振っているのをよく見ます。
毎朝、マンション前にシルバーと立ち当番のPTAの人が必ず立っています。
なんやかんやで、交通の便に関しては、非常に手厚い立地。
隣の芝生は青く見えると言いますが、うちのマンションも不審者問題を除けば、青々としている部分が満載だったりするのです。
一方で、どこに住んでも、どこかを妥協し、どこかに満足しながら、暮らしていくものなのかも。
彼女とのやり取りをしながら、気が付きました。
いや、不審者には妥協したくないよ。
絶対。
ただね、不審者の出没はどんなマンションでも、戸建てでも、予測できない。
例え上手いこと引っ越しに成功しても、また新たな不審者に遭遇したらどうする？
その時に自分や家族を守り、地域の人達にどう知らせられるかが、ポイントになる。
この2ヵ月は嫌な経験でしたが、防犯に対する意識は高まりました。
あくまでも素人ですが、一定の結論が出ました。
空気として不審者に対抗すること
私は思うのです。
『誰か分からない』ほど恐ろしいものはない。と。
そして、『誰か分からなくする』ほど、安全なものはないと。
実は、あれから1度、男と遭遇しました。
その日、マンション前で会わなかった私は、『よかった～』と思いながら自分のお家に戻り、
夕飯の軽く準備をし、何の気なしに保育園に向かおうとエレベーターに乗りました。
すると、1階の小さなホールに・・
男がいました。
私はびっくりし過ぎて、思わず挨拶をしました。
男は、はにかみながら挨拶をし、また1階住民のふりをして、隠れていました。
ひぃぃっぃぃ・・
駐車場から見える1階の住居。
明らかに家に入っていない。
ヌッとエレベーターホールに戻った男。
はい、いつものパターン。
速攻、警察に連絡しました。
30分後、保育園から帰ってきた私を警官が待っていました。
「僕たちが駆け付けた時には、いませんでした」
やはりそうか・・
その時の警察が何の気なしに放った言葉にハッとしました。
「通報があってから、6時頃によく、この辺りを見回っているんですよ。」
ナヌ！
見回っている？？
「はい、駐車場側のこの窓から、1階部分をのぞいてみたりしています。」
そう、どんな頻度かは分かりませんが、警察も気になっている様子。
ここにも通報の副産物が。
でですね、小市民であり、
小さな子供がいる弱い立場の私のような者は、
以下の行動が最良と感じます。
- 警察に相談をする
- 管理会社に報告する
- 自治会に相談する
- 小・中学校に報告する
我が家の場合は、マンション前が近所の高校の通学路になっています。
続くようならば、高校にも連絡しようと思っていました。
少しでも、ミカタを増やす
その時、不審者から恨みを買わないように、なるべくバレないようにしたい。
空気として、冷静に通報や相談をする。
これに尽きると思います。
自分で電話をするのが、しんどい時もあります（実際、経験すると分かります）。
私は、管理会社には夫にも、匿名で電話してもらいました。
「妻が、最近見かけて怖がっているのですが・・」
当初は気が付きませんでしたが、これは、相談者のカサマシになったと思います。
その結果、駐車場側の共用ドアの閉まりを直してもらえたような気がします。
あと、大人も事前準備が大切。
もしもの時、自分で自分がどんな行動をすれば良いか、準備する。
- エレベーターは一緒に乗らない
- 大声を出して、人のいるところまで逃げる
- 個別のお家の前に立っていたら、絶対に声を出して逃げる
我が家は小学生になる前に、徹底して子供達に叩き込んむつもりです。
個人的には、字がかけたり、計算ができたり・・
などよりも、
防犯と交通ルールの徹底
に、小学校までのあと半年を費やしたいです。
エピローグ
夏休みが始まった、8月の最後の週から、例の不審者を全く見かけなくなりました。
雨の日も多かったので、今後は分かりません。
でも、夏休みが終わった時に気が付きました。
マンション前の道って、夏休み中と、普通の平日と全然通行人の量が違うんだと。
夏休みは、人が極端に少なくなります。
特に、小・中・高の通学路になっているため、新学期が始まってから一気に人が増えました。
男を見かけなくなりました。
いや、分からない。
明日見るかもしれない。
この件について、夫とも再三話し合いました。
明確な解決方法はないです。
ただ、『どこに住んでも、不審者に断固抵抗する行動を取ろう』と。
子供達にも教育しようと。ミカタは増やそうと。
こんなこと、『簡単にできるよね』と思っていました。
でも、実際は非常にエネルギーが要りますし、気分は萎えて、地域から逃げ出したくなりました。
現時点で、踏ん張ったかどうかは分かりません。
私ができる最良のことは、これからも試すつもりです。
最後になりますが、様々な媒体で不審者に対抗する情報を集めたこの夏。
どこで読んだのか忘れてしまいましたが、
『不審者に対抗するノウハウは、やがて貴方に適度な自信をもたらし、確実に生活がしやすくなります』
という文章を読みました。
まだ、そうなるかは経験できていませんが・・
本記事が、皆様の少しでも参考になりましたら幸いです。
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